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【Match Report】アジア競技大会日本女子代表が大会連覇へ大勝スタート 第19回アジア競技大会(2022/杭州)
2023年09月23日
日本女子代表は9月22日(金)、温州市のWenzhou Olympic Sports Centre Stadiumで行われた第19回アジア競技大会(2022/杭州)グループステージ第1戦 バングラデシュ女子代表戦に臨み、8-0で大勝しました。
日本は4-2-3-1の布陣でGK浅野菜摘選手、DFラインは左から小山史乃観選手、古賀塔子選手、後藤若葉選手、田畑晴菜選手、ボランチに谷川萌々子選手、脇阪麗奈選手、中盤の左サイドに中嶋淑乃選手、トップ下に塩越柚歩選手、右サイドに千葉玲海菜選手、FWに島田芽依選手が入りました。キックオフ前にはベンチ入り選手・スタッフを含む全員で円陣を組み、チーム一丸となって大会の初戦を迎えました。
日本は立ち上がりからアグレッシブにボールを追い、厳しい守備で相手の自由を奪ってボールをすぐに回収します。7分に千葉選手が強烈なシュートを決めて先制すると、その1分後に千葉選手がペナルティーエリア内で倒されて日本がPKを獲得。それを谷川選手が決めて2-0としました。29分には塩越選手のパスから再び千葉選手がゴールネットを揺らして3-0。前半終了前には中嶋選手のシュートボールが相手選手の手に当たってPKを得ると、これを塩越選手が決めて4-0のリードを奪って後半に入りました。
日本は後半から3人を交代し、石田千尋選手がボランチに入り、脇阪選手がセンターバックに下がります。左サイドに入った榊原琴乃選手が多くのチャンスに絡み、その榊原選手から土方麻椰選手が49分にゴール。58分には千葉選手のクロスを榊原選手が押し込んで6-0としました。バングラデシュは自陣に引いてカウンターで攻撃を仕掛けようとしますが、日本はボランチの位置でそれを食い止め、再び日本がボールを動かしていきます。上野真実選手がFWに入った後もゴールラッシュは続き、谷川選手が上野選手とのワンツーからゴールを決め、最後は榊原選手のヘディングゴールで締めくくり、8-0で勝利した日本が大会2連覇へ向け好発進しました。
同会場で行われた、同組のベトナム女子代表とネパール女子代表の試合は、2-0でベトナムが勝利したため、日本は得失点差でグループDの首位に立ちました。
日本女子代表は中2日で行われるグループステージ第2戦 ネパール戦で2連勝を目指し調整を続けていきます。
監督・選手コメント
狩野倫久 監督(アジア競技大会2022日本女子代表)
初戦は非常に重要な一戦と捉えていた中、選手たちのいいパフォーマンスで勝点3を取ることができ、本当に嬉しく思っています。我々の目標はファイナリストになり、そしてアジアチャンピオンになることです。今日までの準備期間(練習)が2日しかなく、コンビネーションやお互いのタイミング、呼吸という部分では、まだ成長できる部分があったかなと思います。しかし我々が狙いとするサッカーを選手が実践してくれたことで、今日は多くの得点が取れて非常に嬉しく思っています。もちろん他チームの試合も見ていて対戦相手のことも重要ですが、まず我々がチームとして一歩ずつ成長し、まずは相手と戦える準備をしっかりしていきたいと思います。
DF #17 古賀塔子 選手(JFAアカデミー福島)
このチームが立ち上がってからすぐの初戦になったので(呼吸が)合わない部分もたくさんありましたが、勝利できたことは大きいかなと思います。自分たちが主導権を握ってボールを保持できることは、試合前から予想していましたが、その中でも集中力を切らさずに相手のカウンターなどをリスクマネジメントして、しっかり守ろうと意識していました。実際に女子ワールドカップという大きな舞台を目の前で見て、まだまだ足りないと思った部分もありましたが、その中で自分のできることを、今大会のどんな強豪相手にでも見せられたらなと思います。
MF #10 塩越柚歩 選手(三菱重工浦和レッズレディース)
結果が大事な大会なので、しっかり得点して無失点で終われたのはよかったですが、なかなか攻撃でいい形が作れなかったり、試合中に対策が取れなかったりしたことは課題かなと思います。開始10分間はハイプレスでしっかり前からいこうと話していて、そこから得点も生まれました。自分のPKからのゴールは(相手GKの弾いたボールが)運よく自分の前にもう1回こぼれて来てくれたので、得点という形で貢献できてよかったです。どんどん試合が続くので総力戦になりますし、自分も年上になってきたので若い選手のよさを引き出せるよう、自分自身もチームに貢献しながら成長して、優勝して日本に帰りたいと思います。
MF #21 榊原琴乃 選手(ノジマステラ神奈川相模原)
左サイドに張って起点を作ることなどの指示を受けて途中出場した中、代表戦で得点を取れたことがすごく嬉しいです。1点目は触るだけでゴールになるようなボールが玲海菜さんから来て、しっかり決めることができました。2点目も麻椰からとてもいいボールが来て、WEリーグでプレーを始めてから一度でもヘディングでシュートしたかなってくらいヘディングシュートは久しぶりでしたが、決められてよかったです。でも他にもチャンスがあったので、そこを決め切れる力を持ちたいです。自分としては世界と戦うチャンスなので、まずは次も試合に出られるように練習でアピールして、今日のように結果を残していきたいと思います。
FW #15 千葉玲海菜 選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)
チームが集まって時間がない中での初戦で、全体的にうまくいく時間帯が少なかったですが、自分を含め得点できたことは本当によかったです。(プレースピードを)相手に合わせないように意識していて、自分たちでポジティブな声かけをしていたので、いい雰囲気で試合ができたと思います。個人的には得点にもアシストにもPK奪取にも絡めましたが、まだまだクロスの質や味方との連係が足りないと思います。でもネガティブに思わず、これからどんどん経験を積み重ねていきたいです。自分たちは即席のチームですが、しっかり優勝を見据えていますし、グループステージからノックアウトステージに向かっていければと思います。
第19回アジア競技大会(2022/杭州)
大会期間:2023年9月19日(火)~2023年10月7日(土)
【女子】グループステージ
第1戦 9月22日(金) 20:30[日本時間] ◯ 8-0 vs バングラデシュ女子代表
第2戦 9月25日(月) 20:30[日本時間] vs ネパール女子代表
第3戦 9月28日(木) 17:00[日本時間] vs ベトナム女子代表
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