【Match Report】U-20日本代表 サウジアラビアに2-1で勝利、3連勝でグループステージを首位突破～AFC U20アジアカップウズベキスタン2023～

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【Match Report】U-20日本代表　サウジアラビアに2-1で勝利、3連勝でグループステージを首位突破～AFC U20アジアカップウズベキスタン2023～

2023年03月10日

【Match Report】U-20日本代表　サウジアラビアに2-1で勝利、3連勝でグループステージを首位突破～AFC U20アジアカップウズベキスタン2023～

AFC U20アジアカップウズベキスタン2023のグループD第3節が3月9日(木)に開催され、U-20日本代表はロコモティフスタジアムでU-20サウジアラビア代表と対戦しました。

ここまで2連勝の日本は勝つか引き分けでグループ1位通過、1点差負けなら2位通過、2点差負けになると敗退の可能性があるという状況でした。この一戦に向けて冨樫剛一監督は「1位で最終戦まで来ているので、まずはそのまま（1位で）終わることを考えたい」と語った上で、先発メンバーについても「まずこの試合でベストの結果を残すためのメンバーを選ぶ」と話しました。

日本はGKに木村凌也選手（日本大）、DFに田中隼人選手（柏レイソル）、菊地脩太選手（清水エスパルス）、屋敷優成選手（大分トリニータ）、松田隼風選手（水戸ホーリーホック）が入り、中盤中央に山根陸選手（横浜F・マリノス）と安部大晴選手（V・ファーレン長崎）、トップ下に松木玖生選手（FC東京）が入り、両サイドに横山歩夢選手（サガン鳥栖）と北野颯太選手（セレッソ大阪）、そしてセンターフォワードには第1戦で2得点、第2戦で1得点を挙げている熊田直紀選手（FC東京）が入りました。安部選手は今大会初先発となります。

過去2試合、「立ち上がりのところで思うような試合に持っていけていなかった」（冨樫監督）という反省点があった日本は、この試合では「前半の最初から自分たちのペースに持っていく」（松木選手）ことをまず目指して試合に入りました。

そして15分、今大会初めて前半のうちにゴールを奪います。中盤の山根選手の大きな展開を受けた北野選手が左サイドから前進。上がってきた安部選手へパスを通すと、これを安部選手が素早くペナルティーエリア内へラストパス。受けた松木選手は「打ってもDFに当たるなと思った」と冷静な判断から一度切り返すと、右足のシュートでゴールネットを揺らします。

その後はサウジアラビアの攻撃に脅かされるシーンもありましたが、GK木村選手の好守もあり、緊張感のある攻防が続きます。一進一退の攻防となる中で日本はDF諏訪間幸成選手（筑波大）を55分に投入してシステムを変更。「我慢する展開になることも分かった上での判断」（冨樫監督）で3人のセンターバックを並べる形に切り替えます。

75分にサウジアラビアにコーナーキックから同点ゴールを奪われてしまいますが、直後の78分に日本もコーナーキックから勝ち越し点。「トレーニングしていたとおりだった」と言う山根選手のキックからニアサイドへ入った松木選手が頭で合わせ、再びサウジアラビアのゴールネットを揺らします。

その後はこのままでは終われないサウジアラビアの猛攻を受ける時間帯もありましたが、菊地選手、田中選手、諏訪間選手らDF陣が粘り強く対応。2-1で勝ち切り、3連勝でグループステージ突破を決めました。

日本は12日(日)、勝てばFIFA U-20ワールドカップインドネシア2023の出場権が得られる準々決勝で、グループCを2位で通過したU-20ヨルダン代表と対戦します。

監督・選手コメント

冨樫剛一監督
第1戦、第2戦ともに前半に良くないゲームをしてしまっていたこともあり、今日の3戦目は強い力をもって前半に臨みました。そこで私たちが先制ゴールを決め、優位にゲームを進められたと思います。後半はシステムを変えて我慢することを選手たちに求め、他会場の経過も聞きながら試合をクローズする方向へ持っていきました。選手たちは高いモチベーションで本当によく戦ってくれています。

GK #1 木村凌也選手（日本大）
アジアの戦いの難しさというのはずっと感じながら戦っています。今日のプレーを含めて今大会の自分のパフォーマンスは悪くないと思っていますが、コーナーキックの対応などでミスが出てしまった部分もあるので修正していきたいです。またコーチングの部分はより徹底してきたいと思います。チームとして、失点してもネガティブにならないで戦うこともできていると思います。

DF #3 田中隼人選手（柏レイソル）
過去の２試合は前半に主導権を取り切れず、自分たちの思い通りに試合を運ぶことができていませんでした。今日は前半からいこうと意識していました。ピッチ状況もあったので、無駄なリスクは負わないようにと考えていました。特に前半、ビルドアップはうまくいっていたと思います。他会場の経過については意識せず、まず目の前の試合に勝ち切ることを意識してプレーしていました。

MF #6 山根陸選手（横浜F・マリノス）
前半の早い時間帯に点が取れたのは良かったです。ただ、その後はサウジアラビアがボールを持つ時間も増える中でカウンターの起点となってしまうようなミスが自分を含めて出てしまっていたので、そこはなくしていかないといけません。突破の条件などは頭に入っていましたし、失点したときも慌てる必要がないことはみんなで共有できていました。1点目は分析スタッフから事前に言われていた通りの相手の弱点を突くことができたと思います。

YouTube(AFC):#AFCU20 - Group D | Saudi Arabia (KSA) 1 - 2 Japan (JPN)