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第3回AFCメディカルアワード 授賞式開催
2023年03月13日
第3回AFCメディカルアワードが3月5日(日)、カタールのドーハで行われた第7回AFCメディカルカンファレンス2023の期間中に開催され、日本からはドクター5名が以下のアワードを受賞しました。
第3回AFCメディカルアワード
AFC Young Medical Officer Award
長尾雅史 医師(順天堂大学)
AFC Distinguished Service Award (Gold)
関純 医師(元JFA医学委員、元日本代表チームドクター)
田中寿一 医師(元JFA医学委員、元日本代表チームドクター)
福岡重雄 医師(元JFA医学委員)
AFC Distinguished Service Award (Bronze)
谷諭 医師(元JFA医学委員)
AFCメディカルアワードは、アジアのサッカーの発展に多大なる貢献をしたドクターに与えられる賞で、AFC Football Medicine Merit Award、AFC Young Medical Officer Award、AFC Distinguished Service Awards(Gold:25年、Silver:20年、Bronze:15年)の3つの賞があります。
過去の受賞者
第1回(2015年)於:インド
AFC Young Medical Officer Award
齋田良知 医師(順天堂大学)
AFC Distinguished Service Award (Gold)
青木治人 医師(前JFA医学委員長、元FIFA/AFC医学委員)
AFC Distinguished Service Award (Bronze)
土肥美智子 医師(JFA医学委員)
第2回(2019年)於:中国・成都市
AFC Football Medicine Merit Award
青木治人 医師(元JFA医学委員長、元FIFA/AFC医学委員)
AFC Distinguished Service Award (Gold)
福林徹 医師(前JFA医学委員長)
宮川俊平 医師(JFA医学委員)
森川嗣夫 医師(JFA医学委員)
※同賞受賞者は五十音順
受賞者コメント
長尾雅史 医師(順天堂大学)
この度、AFC Young Medical Officer Award を受賞いたしました。大変光栄に思うと同時に、これまで様々なサポートをしてくださった日本サッカー協会、サッカードクターの皆様、私の同僚や恩師、関係者の皆様には心から感謝申し上げます。私は2006年に大学サッカーチームからサッカードクター活動をスタートさせました。その後、育成世代男女、日本代表、ユニバーシアード日本代表、Jリーグチームのドクターを経て、現在はなでしこジャパンのチームドクターとして活動しています。また、JFA医学委員会サーベイランス部会の部会員として、サッカー医学の研究活動も行っています。アジアのみならず、世界において日本サッカーのプレゼンスは高まってきています。選手の「健康を守る」ことと、「競技力の向上」において、日本が世界をリードできるような日を夢見つつ、今後も自分の出来る事を続けてサッカーに貢献していきたいと思います。
福岡重雄 医師(元JFA医学委員)
この度はAFC Distinguished Service Award (Gold)に推挙していただき、身にあまる栄誉です。学生時代はヨット競技でほとんどの時間を海で過ごし、サッカーとは無縁でした。1982年ニュージーランドのオークランド大学に留学し、ER(救急外来)勤務及び一般整形外科医として1年半勤務しました。その時にスポーツ選手への向き合い方に日本との大いなる違いを感じました。留学を終えて医局人事で焼津市立総合病院勤務となり、そこで初めてサッカーとの接点が生まれました。最初は日本サッカーリーグ(JSL)時代のYAMAHAサッカー部(現ジュビロ磐田)の選手たちの手術を担当していました。1993年に10クラブでJリーグが開幕した時、清水エスパルスのチームドクターを依頼され、さらに1995年からはクラブと専属ドクター契約を結び一般医療からは退きました。日本で最初の事例だったようです。その後は監督・スタッフ・選手と常時一丸となってチームの勝利を目指し、厳しくも楽しい時を過ごしました。福林徹先生がJFA医学委員長に就任し、JFA医学委員会とJリーグ各チームのドクターとの意思疎通の必要性が認識され、2009年からJリーグの代表(Jリーグチームドクター部会長)としてJFA医学委員に就任しました。その後参加チームが飛躍的に増え、運営は容易ではありませんでしたが、各ドクターの方々のご協力やJFAのご支援でなんとか職務を全うし、2015年FC東京の大塚一寛先生に委員を引き継ぎました。今後も何らかの形でサッカーの発展に寄与することができればと考えています。
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