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【Match Report】U-16日本代表 第50回モンテギュー国際大会開幕 初戦はポルトガル相手にドロー
2023年04月03日
U-16日本代表は2日(日)、第50回モンテギュー国際大会の開幕戦で強豪U-16ポルトガル代表と対戦しました。ポルトガルとは6年前にも同大会準決勝で対戦して1-2で惜敗し、日本を決勝の舞台に進めさせてくれなかった相手でもあります。
試合は、地元の観客が1,300人近く集まり、会場の雰囲気がとても良い中で18:00にキックオフされました。前半から日本が果敢にプレスをかけてポルトガルからボールを奪い、シュートで終わる場面を何度かつくります。一方のポルトガルも右サイドを中心に攻撃を仕掛け、日本のゴール前にクロスボールが入ってきますが大川佑梧選手(鹿島アントラーズユース)と黒木雄也選手(サガン鳥栖U-18)の両センターバックを中心に跳ね返し、得点を許さずに0-0で前半を終えます。
後半も日本の戦術は変わらず、プレスを仕掛けて前線でボールを奪い、シュートで終わる回数を増やしていきます。しかし、ポルトガルも前半以上に日本のミスを見逃さずにボールを奪って日本陣内に入り、幾度となくシュートを放ちます。すると60分過ぎには、日本が右サイドからドリブルを仕掛けてゴール前にクロスボールを入れるも、あと一歩のところでシュートを打てずにいると、逆にポルトガルの素早いカウンター攻撃を受けます。ペナルティーエリア内でシュートを打たれてしまいますが、日本のゴールを守るゴールキーパーの荒木琉偉選手(ガンバ大阪ユース)がビックセーブを続けて行い、先制を許しません。
試合はそのまま0-0の引き分けで終了。スコアレスドローとなりましたが、両者の良いプレーが多く出た好ゲームとなり観客も満足した様子を見せていました。
次戦は4日(火)、U-16チェコ代表と対戦します。
選手コメント
GK #1 荒木琉偉 選手(ガンバ大阪ユース)
今回またU-16日本代表として、この歴史あるモンテギュー国際大会に参加できる事を嬉しく思います。試合の振り返りとしては、どんな大会でも同じで初戦はとても重要で緊張感からプレーが固くなるものなので、まずは変なミスから失点しない様に注意しながらプレーしました。初戦の結果はスコアレスのドローでした。自分としてはセービングの所では手応えを感じましたが、ビルドアップでは次戦に向けて改善したいと思います。チームとしては何度かあった決定機をものにしていれば勝てたと思うので、この大会の中でチームの連係をもっと高めて優勝を目指したいです。
DF #5 大川佑梧 選手(鹿島アントラーズユース)
チームとして積極的なプレスで相手に自由を与えないことや球際の攻防、攻守の切り替えを80分間続けられたことなどが無失点に繋がったと思います。個人では80分間通して集中し、無失点に抑えられたことはよかったですが、ビルドアップの質など課題もたくさん見つかったのでこの期間中から改善していきたいと思います。残りの試合も勝ちにこだわり、優勝するために全力で戦いたいと思います。
MF #8 長田叶羽 選手(ガンバ大阪ユース)
チームとして前線からのプレッシング、突破された時の戻りのスピード、ゴール前の粘り強い守備を80分間通して続けられたことが無失点に繋がったと思います。一方で攻撃は、背後を狙いながら相手のわきをつく攻撃ができ、決定機に繋がることが多かったです。その決定機を決めきる力を残りの4試合で改善したいです。個人としては、奪ったあとのパスの質、ゴールにこだわって日本のために残り4試合を戦いたいと思います。
MF #20 山口豪太 選手(昌平高)
まずはこの伝統ある大きな大会に参加させてもらえてよかったです。たくさんの観客がいる中でのプレーは緊張もありましたが、自分が持った時に盛り上がったりなどでだんだん楽しくなっていきました。ポルトガルとのゲームでチームとしてはキャプテンの長田選手を中心に守備から勢いを持って入れましたし、攻撃も得点を決めるチャンスを作ることができました。後半に入って相手ペースになって失速してしまったので、残りの4試合でフルタイムで相手を圧倒して勝てるようなチームにしていきたいです。
個人としては、得意な縦突破やカットインからのプレーなどでチャンスを作ったりできたのでよかったです。守備も右サイドバックの江口選手などと連係して奪う回数を増やせたのでよかったです。でもまだまだボールに関わる回数が少ないし取られることもあったのでもっと突破力を上げられるように残りの試合でチャレンジしていきたいです。前回の選ばれた遠征などではなにもできなかったのでしっかり収穫して帰りたいです。残りの4試合みんなで盛り上げて戦って楽しんで優勝して日本に帰れるようにしたいです!
第50回モンテギュー国際大会
大会期間:2023年3月28日(火)~2023年4月12日(水)
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