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【ホットピ!~HotTopic~】ビーチサッカー日本代表、いざFIFA ビーチサッカーワールドカップへ!!

2025年04月28日

【ホットピ!~HotTopic~】ビーチサッカー日本代表、いざFIFA ビーチサッカーワールドカップへ!!

13回目の開催となる
FIFA ビーチサッカーワールドカップ

5月1日(木)~11日(日)にビーチサッカー日本代表が出場するFIFA ビーチサッカーワールドカップ セーシェル2025が開催されます。

1995年から2004年までは「ビーチサッカー世界選手権」の名称で開催されていましたが、05年に国際サッカー連盟(FIFA)の主催大会となり、名称も「FIFA ビーチサッカーワールドカップ」に変更。当初は1年ごと、09年以降は2年ごとの開催に変わり、今大会で13回目を迎えます。なお、日本とブラジルのみ第1回から13大会連続で出場しています。

11人制サッカーの世界的名手がビーチサッカーに転向した例も多く、95年のビーチサッカー世界選手権には、元ブラジル代表で、日本代表監督も務めたジーコ氏が出場。ビーチサッカーワールドカップの05年大会にはロマーリオ氏(元ブラジル代表)やエリック・カントナ氏(元フランス代表)、フリオ・サリナス氏(元スペイン代表)なども出場しました。

ビーチサッカーワールドカップの過去12大会のうち、ブラジルが6回優勝を成し遂げています。以降は、ロシア3回、ポルトガル2回、フランス1回と続いています。


2005年にスタートしたFIFA ビーチサッカーワールドカップ。
世界各地を舞台に大きな盛り上がりを見せる(写真は2007年のリオデジャネイロ大会)

過去ベスト4に3回進出し
最高成績は準優勝

日本でこの競技の普及と強化に尽力したのは、ビーチサッカーの母国・ブラジル出身で、サッカー元日本代表のラモス瑠偉氏です。現役時代の97年、日本選抜の一員としてビーチサッカー世界選手権に出場すると、05年の第1回となるビーチサッカーワールドカップでは監督としてチームを率い、日本をベスト4進出とフェアプレー賞獲得に導きました。

ラモス氏はその後も09年~13年、18年~19年と計3度にわたってビーチサッカー日本代表監督を務めます。09年大会では、サッカー元日本代表の前園真聖氏やフットサル元日本代表の比嘉リカルド氏などを擁したメンバーで臨み、ベスト8に進出。19年大会では過去最高位に並ぶ4位で大会を終えています。


ラモス瑠偉監督に率いられ、ベスト4に2回、ベスト8に2回名を連ねた

ラモス氏の退任後、指揮官に就いたのは茂怜羅オズ選手(東京ヴェルディBS)。ラモス氏と同じくブラジル出身で、12年に日本国籍を取得したオズ選手は、13年以降はビーチサッカー日本代表の10番を背負って活躍。19年のビーチサッカーワールドカップでは日本のベスト4進出に貢献し、大会最優秀選手の栄誉にも輝きました。そして20年からは選手兼監督としてチームを率いることに。選手選考や戦術の確立といった責務を担いつつ、試合ではキャプテンマークを巻いて仲間たちと共に戦いました。

21年のビーチサッカーワールドカップでは、随所で勝負強さを発揮しながら勝ち上がり、初の決勝に進出します。惜しくも開催国のロシアに敗れて準優勝に終わりましたが、ビーチサッカー日本代表史上最高成績を残しました。


2021年大会では優勝まであと一歩に迫るなど躍進を遂げた

田畑監督が掲げる
コンセプトは「超攻撃的」

24年大会(23年開催予定から変更)でベスト8の成績を収めた後、オズ選手は監督の座を退き、24年5月に田畑輝樹監督が就任しました。田畑監督はビーチサッカー日本代表として133試合に出場し、37得点を記録。ビーチサッカーワールドカップにも、07年以降に8大会連続出場を果たしています。

オズ選手が兼任監督だった頃はコーチを務め、オズ選手とともに試合に向けたプランを練ったり、試合中はベンチワークを担ったりと、二人三脚で歩んできました。監督就任時には「ビーチサッカー日本代表監督としての新たな冒険を楽しみにしていると同時に、これまで選手、代表コーチ、そして代表監督代行として培ってきた経験を全て注ぎ込み、世界一を目指すチームをつくり上げたい」と力強いコメントを残しています。

田畑監督が掲げるコンセプトは「超攻撃的」。日本人の長所である協調性を最大限に生かす戦い方であり、攻守両面で見せるアグレッシブなプレーが特徴です。トレーニングキャンプを重ねながら、ポルトガルやスペインへの遠征、また国際大会の出場を通じて、戦術の浸透やチームの強化に努めてきました。


田畑輝樹監督は「これまでの戦術とは180度変えた。
チームに『ツール』という名の戦術を落とし込みながらチームづくりを進めた」と話す

アジアカップ3位で
ワールドカップ出場を決める

田畑監督の就任以降に初めて招集した松本憲選手(レーヴェ横浜)や江黒力選手(ソーマプライア沖縄)が定着するなど、新戦力の発掘も進めました。そして約1年間の準備をへて、アジア王座奪還を目指し、3月20日(木)~30日(日)にタイで行われたAFC ビーチサッカーアジアカップタイ2025に臨みました。

グループステージではイラク、サウジアラビア、中国を相手に3連勝を飾り、首位でノックアウトステージへ進出。準々決勝でもレバノンを8-3で下して順当に勝ち上がります。ところが、勝てばワールドカップ出場が決まる準決勝でオマーンに2-3と敗れてしまいます。3位決定戦はグループステージで勝利したサウジアラビアとの再戦。ワールドカップ出場権獲得のためには勝利が求められる緊張感の中、3-1で勝利して世界大会の切符を手にしました。

大会を終え、田畑監督は「決勝に行けなかったことはただただ悔しいし、アジアの戦いの難しさを感じた」と振り返ったものの、「ワールドカップの出場権を獲得できたのは選手やスタッフのおかげ。切り替えて、この悔しさを持ってワールドカップに挑んでいく」と語りました。


AFCビーチサッカーアジアカップで3位に入り、ワールドカップ出場権を獲得。
「気持ち的にもぶれることなく、選手が一つになって戦うことができた」と田畑監督は回顧

セーシェルを舞台に
戦いが繰り広げられる

4月4日(金)にはビーチサッカーワールドカップの組み合わせ抽選会が行われ、日本はグループAで、初出場のグアテマラ、前回大会のグループステージで敗れたベラルーシ、そして開催国のセーシェルと対戦することになりました。そして同15日(火)には、本大会に臨むメンバー14人を発表。経験豊富な選手たちに交じり、ビーチサッカー歴1年足らず、20歳の安永海童選手(ラソアペーゴ北九州)を招集するサプライズもありました。

田畑監督は対戦する3チームについて「どのチームも強い相手なので油断はできない。相手を受け止めるのではなく、挑んでいく気持ちで戦いたい」と話します。そして大会の目標については「優勝しかない」と宣言し、「そのために一試合一試合をしっかり戦いたい」と意気込みを語りました。

セーシェルは東アフリカ沖のインド洋に浮かぶ115の島からなる諸島。首都のヴィクトリア(マヘ島)を舞台に大会が行われます。「自然が豊かで、海がきれいで、リゾート感はありますが、われわれは遊びに行くわけではない」と田畑監督。日本は5月1日(木)20時(日本時間)、大会のオープニングゲームとして初戦のグアテマラ戦に臨みます。


世界一を目標に戦いに挑むビーチサッカー日本代表。
田畑監督は「1%へのこだわりを持って戦っていくので、応援よろしくお願いします」と熱いメッセージ

FIFA ビーチサッカーワールドカップ セーシェル2025の詳細は下記参照
https://www.jfa.jp/national_team/beach_2025/beach_worldcup2025/

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