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「SAITAMA GIRLS MATCH 2021」中学校年代の取り組みについて ~さいたま市の取り組み~

2021年06月02日

「SAITAMA GIRLS MATCH 2021」中学校年代の取り組みについて ~さいたま市の取り組み~

5月3日~5日、さいたま市内で「SAITAMA GIRLS MATCH 2021」が開催されました。
中学校年代の女子サッカーの課題解決にむけて、クラブチームだけではなく部活動で頑張っている選手たちの環境を良くするため、さいたま市が取り組んでいる事業をご紹介します。

運営者コメント

さいたま市サッカー協会 事業委員会
本大会(SAITAMA GIRLS MATCH)は、浦和駒場スタジアムを中心にさいたま市内の会場で女子サッカーに取り組む中学生年代を対象とし、試合及び多くの仲間や関係者との交流を通じて、サッカーの素晴らしさや多くの可能性を体験することで、技術の向上と女子サッカーの普及拡大を図ることを目的とする大会です。今年で9回目を迎えました。昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止となりました。今年度は、関東地区の21チーム(WEリーグ下部4チーム含む)をお招きしての開催を予定していましたが、東京都における「緊急事態宣言」の発令や、埼玉県、千葉県などの「まん延防止等重点措置」の実施を受けて、急遽16チームに縮小しての開催となりました。さらに無観客での開催、WEリーグ(三菱重工浦和レッズレディース、大宮アルディージャVENTUS)選手との交流イベントが中止となり、楽しみにしていた選手、参加チーム関係者、選手保護者の皆様には残念な思いをさせてしまった事を申し訳なく思っています。
大会は縮小されましたが、トップリーグとチャレンジリーグにカテゴリーを分けて開催できたことによりレベルにあった試合を実施することができ、それぞれのレベルでの真剣勝負による、競技力向上や、沢山のサッカー仲間との交流の場の創出になったとことで、次世代を担う選手の人間育成や指導者同士、大会関係者間で交流を行う事ができ、女子サッカーの活性化と発展の一助となる大会に出来たのではと思っています。大会終了後、選手からも「楽しかった、来年も参加したい!」等の声をいただき、開催して良かったと思っています。
しかし、女子サッカー選手の育成年代の活動環境には大きな課題があると考えています。特に中学生年代では「サッカーが好きだけど、プレーする機会や場所がない」等の声を多く聞きますし、女性指導者も不足しており、ソフト・ハード両面で多くの課題があります。当協会は、これらの課題を解決すべく、さいたま市、さいたまスポーツコミッションそしてWEリーグ2チームと連携して、女子サッカー育成年代の環境改善と普及拡大に取り組んでまいります。本大会はその取り組みの一つとして今後、更に大きな大会へ発展させていきたいと考えています。

さいたま市
新型コロナウイルスの影響が再拡大している最中、開催直前で大会規模の縮小等を余儀なくされ、一部チーム関係者の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。出場いただきましたチーム関係者や選手の皆様のご協力、また大会をご支援いただきました各方面の皆様のご協力のもと、無事に大会を開催できましたことにまずは感謝を申し上げます。
本大会は、埼玉県内をはじめとした、比較的活動日数の多いクラブチームに所属されている中学生年代の女子サッカー大会であると同時に、活動場所や試合の機会が不足しがちな中学校部活動や合同部活動等が試合に参加し、さまざまな選手と交流できる大会でもあります。普段試合に慣れていない選手たちも、声を掛け合い、考えながら試合に臨み、回を重ねるごとに動きが良くなり、とても生き生きとプレーされていました。
また、感染対策に気を遣いながらも、どの選手たちも皆コート内外で楽しそうに過ごしており、コロナ禍においても大会機会を提供できたことにあらためて安堵するとともに、本大会がサッカーの楽しさを感じ、これからもサッカーを続けていく一つのきっかけになることを願っております。
今後の大会運営に向けた課題もまだ多くありますので、改善をしながら次年度以降もよりよい大会を目指していきたいと思います。

参加者コメント

萱場あい子 さん(さいたま市立常盤中学校3年)
参加させていただきありがとうございました。様々なチームと試合をするという貴重な機会をいただいたことで、新たな目標や課題を見つけることができました。

山本芽依 さん(さいたま市立常盤中学校2年)
女子中学サッカー選手数は少ないため、公立中学校が参加できる大きな大会や公式戦が多くありません。このような大会がもっと増えて、試合に参加するチャンスが増えるといいと思いました。

仲美空 さん(さいたま市立常盤中学校3年)
たくさんの中学校で女子サッカーが普及して、色々な学校の人とサッカーを通じて交流する機会が増えればいいなと思います。

佐々木夏希 さん (スマイルプロジェクト選抜/さいたま市立大宮八幡中学校1年)
このイベントを通して、友達の輪が広がりとても楽しかったです。たくさん試合に出られて全力でプレーすることができ、サッカーの面白さを知ることができました。ありがとうございました。

 

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