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日本サッカー殿堂

掲額者

イビチャ・オシムIvica OSIM
特別選考 2022年第18回日本サッカー殿堂入り
イビチャ・オシム
1941年5月6日 サラエボ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)生まれ

2003年にJリーグ1部のジェフ市原の監督に就任すると、低迷していたチームを1年目から優勝を争える強豪に育て上げ、05年にはJリーグヤマザキナビスコカップ制覇を遂げた。その指導力を高く評価され、06年7月に日本代表監督に就任。病に倒れて在任期間は1年半にとどまったが、同氏が伝えるサッカー哲学、指導理念、指導方法は大きな刺激を与えた。21世紀に入ってからの日本サッカーに多大なる影響を与えたサッカー指導者の一人といえる。
特にJFAが選手の育成、チーム強化の方針として打ち出している「Japan’s Way」は、同氏が06年の就任時に述べた「日本サッカーを日本化する」という考えに端を発したものである。「世界に追いつくという考え方でいる間は世界に追いつくことはない」という同氏は、それまでネガティブに捉えられがちだった日本人や日本の選手の特徴をポジティブに捉えた。欧州や南米のサッカー大国を追随していた日本サッカー界に対し、「君たちが気づいていないだけで日本のサッカーには素晴らしいものがたくさんある」と勇気づけた。オシム氏の考えと共振して生まれた「日本人の良さを尊重し生かしたサッカーを目指す」というテーマは、これから先の日本サッカーの道しるべとなるものである。
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