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2020/2021シーズン 日本女子フットサルリーグ開幕前研修会
2020年05月26日
5月9日(土)と10日(日)の2日間、女子フットサルリーグ担当審判員(14人)の開幕前研修会を開催しました。今年はウェブ研修会ということもあり、審判員には事前に映像と資料の確認をして頂きました。初日は黛審判委員長の挨拶があり、続く最初のセッション『スタンダード』ではインストラクターと審判員との間で意見が交わされ、1.5時間という時間では足りないくらいの活発な意見交換がありました。次のセッションでは『ノーマルフットサルコンタクト』について話されました。2日目は最初にFリーグ総務主事渡邊様より、今シーズンの見えない先行きにおいて審判員に対しねぎらいの言葉を頂きました。この日は『ブロッキング』と『ポジショニング』について話され、特にブロッキングについては今シーズンも引き続きターゲットの一つであるという意識を共有し、正しく見極められるように指導が行われました。そして、『ポジショニング』については、ラストセカンドディフェンダーを強く意識することと、主審、第二審判の2人の審判員がプレーを挟みお互いに何を監視すべきかが伝えられました。2日間を通して、伝える側、伝えられる側双方にとって有意義な研修会となりました。
参加者コメント
梶山芙紗子 フットサル1級審判員 (京都府)
自粛生活が続く中、仲間と共に前へ進むべくウェブ研修会が行われました。
フットサルとしては初めてのモニター越しでの研修に、少し照れもありましたが、みんなの元気な顔や声に喜びを感じられた貴重な時間でもありました。
研修1日目は、ノーマルフットサルコンタクト、バックパスやブロッキングなどについて自分たちの判定基準を明確にし、2日目は、より良い判定ができるよう、DOGSOやチームワーク、ポジショニングなどについてグループディスカッションを行いました。
その中でも、フットサル特有のファウル(ブロッキング)の判定は全体の課題でもあり、ファウルとなるブロッキングと、プレーとして認められるスクリーンの違いについて、多くの意見交換がされました。
今までの理解が間違っていた部分もあり、より選手の意図を見て判断することが大切だということも理解することができました。
主審、第二審判が共に笛を持ち、一つの試合をコントロールするフットサル。審判員として、その面白味も感じつつ、同じ基準を持ち、瞬時に判断しなければならない難しさも感じています。
副審と共に、互いに協力し合いながら、そのゲームをより魅力あるものにできるよう、リーグ開幕に向け、今できることを!この与えられた時間を意義あるものにしていきたいと思います。
松尾久美子 フットサル1級審判員(徳島県)
5月9日、10日の2日間、日本女子フットサルリーグシーズン開幕前研修がウェブ形式で実施され、担当する審判員全員が参加しました。
今シーズンのフットサルスタンダードとして「コンタクト&チャージ」「ブロック」「ハンドリング」「DOGSO」「GKへのパス」「アドバンテージ」に対する判定基準の同一理解を深めました。
より良い判定/事象対応をするために、特に「コンタクト&チャージ」では、ノーマルフットサルコンタクトと題し、映像を用い判定するための考慮点も踏まえ確認をしました。グループディスカッションでは2つのテーマ「DOGSO」と「審判チームの協力」について、映像を用いて改善・疑問点を解消する手段やアイディアを出し合いながら共有を図りました。
今シーズンの開幕が新型コロナウイルスの影響で延期となっておりますが、本研修会を通して日本最高峰リーグに携わる私たち審判員が担う責任の重さを感じ、審判員全員がどの試合でも最大限のパフォーマンスを発揮できるよう良い準備を継続します。