47FAインストラクター養成講習会を6月15日(金)～17日(日)の3日間、静岡県の帝人アカデミー富士で開催しました。これは「C級コーチ養成講習会」、「D級コーチ養成講習会」の開催資格を持つ『47FAインストラクター』を養成するための講習会です。

C級養成講習会は、日本サッカー協会指導者ライセンス制度において出発点として捉え、指導者としての基礎を学ぶ場としています。

講義では、初めて指導者として現場に立つ、または立とうとする人が対象となる講習会で、どのように受講生に伝えていくか等のアプローチ方法を学び、実技ではインストラクターとしての指導のシミュレーションとなる指導実践も行ないました。

受講生たちはこの講習会後、47FAインストラクターとして、「インストラクターが、将来の指導者に触れている」という言葉の下に、指導者を増やす活動、インストラクターとしての資質向上を各地で行っていきます。

*C級コーチ養成講習会：初めて指導者として現場に立つ、または立とうとする人を対象にした講習会。主にU-12年代を中心にサッカーの仕組を知ることを目的にしている。

*D級コーチ養成講習会：グラスルーツで活動する指導者の養成を目的とした講習会。

受講者コメント

木村仁司 さん（大阪府）
実技では「シンプルに伝えること」、「初めて指導者講習会に参加する知識のない人でもわかるように」ということがとても参考になりました。講師の方々が良き見本、手本として今後の指針になりました。同時にもっとサッカーや指導者というものについて理解を深めて整理しなければ人に伝えられないと感じました。新たな出会いもあり、刺激のある3日間でした。

山川莉々加 さん（岡山県）
10年前にC級養成講習会を受講したときのことを思い出しました。そのときに指導いただいた指導者の方がいて、その後のインストラクターの方々との出会いでも、私が「指導者っていいな」と思えたので、これから先私が出会う指導者の方々ともそんな仲間であり、支えとなれるよう、今の自分に満足せず過ごしていきたいです。実践の振り返りでは忘れてはいけないポイントを絞って伝えていただいたので、忘れがちなことや気づいていないことを伝えることが受講生にとって大事だと感じました。講義では一方通行ではなく、私たちの状況にも考慮しながらのコミュニケーションがあり、大変参考になりました。今後インストラクターとして私が関わる指導者の方々に教わる選手たちのためになれるように努力し続けたいと思います。

浦陽平 さん（長崎県）
講師の方々の伝え方が非常にわかりやすく、厳しい中にも温かみがありました。「具体的にほめる」ということがほとんどできなかったのですが、こうやって声をかけるのか、どのような現象をおさえるのか、ということが理解できるようになりました。声かけひとつで目の前の選手が変わるのだということを改めて感じました。とてもハードな3日間でしたが、インストラクターとして何を伝え、どのようにふるまうべきかといった姿勢を講義や実技のなかで学ぶことでき、とても充実した時間を過ごすことができました。

浅野航兵 さん（福岡県）
講義と実技がリンクしていてとても充実していました。とくに「コーチング法」を最初に伝えていただいたおかげで実技でのコーチングに活かすことができました。また講師の方々が要点を絞って伝えてくださったので、とてもわかりやすかったです。今までC級養成講習会でサポートとして現場に関わっていたので、今回の講習会がより理解できました。質の高い指導者講習会を開催できるように努力していきたいと思います。