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高円宮杯U-18サッカーリーグ2015チャンピオンシップで、JFA指導者研修会を実施
2015年12月14日
12月12日(土)に埼玉スタジアム2002で開催した「高円宮杯U-18サッカーリーグ2015チャンピオンシップ」を題材にして、JFA指導者研修会を開催しました。
午前中のコースは、現状の日本のU-18年代のレベルを把握・理解することを目的に、本年に開催した高円宮杯プレミアリーグEASTとWESTの分析を共有し、その後にチャンピオンシップを視察しました。
午後のコースでは、試合を「スピーディ、フェア、タフ」、「たくましい選手の育成」という観点から試合を視察し、試合後に、技術と審判の両方の観点から映像を用いて分析し、ディスカッションを行いました。
受講者コメント
田村寛仁 さん
この大会に出場した選手が2020年の東京オリンピックの代表になって戦うと思うと非常に興味深く観戦できました。また、現在の高校生のレベルを見られて参考になりました。高校生のトップレベルのチーム戦術も個人戦術も随分レベルアップしたと感じました。
鈴木浩二 さん
実際に観戦した映像とピッチレベルでの主審やアシスタントレフェリーの見解があり、選手の一つ一つのプレーの意図、状況、判断のポイントを理解することができました。ピッチレベルで選手を直近で見ている主審の感想や知見の重要性を感じました。現場レベルでも取り組んでいきたいです。
講師コメント
松田浩 JFA技術委員/指導者養成サブダイレクター
今回の研修会は高円宮杯U-18チャンピオンシップ観戦後に、実際の審判団および黛審判アセッサーをお迎えして開催しました。ピッチ上の審判の目と観客席から見る受講生の目では、時として一つの事象が違うものに見えることもありますが、実際の試合映像を使いながらの意見交換は非常に活発かつ有意義なものとなりました。審判と技術(現場)という立場の違いからも様々な視点で、特に「タフな選手を育てる」ことに関して議論されました。その中で審判にも当然ミスはあるものの、その判定基準の一貫性、奥深さ、細やかさなどを垣間みることができ、審判に対する理解が一層深まったように感じられました。最後になりましたが、試合直後のお疲れの中、今回の研修会にご協力いただいた審判団の皆様にはこの場をかりて感謝申し上げます。
影山雅永 JFA技術委員/育成部会長
今回のリフレッシュ研修会は、高円宮杯U-18サッカーリーグ2015チャンピオンシップ、鹿島アントラーズユース対ガンバ大阪ユースの決勝戦の観戦を含むもので約百名の参加者が集まり、この試合への注目が感じられました。試合観戦に先立って行った講義の中では、先週終了したばかりのプレミアリーグ2015を分析した内容を報告しました。この年代の最高峰の大会であるリーグに参加している選手たちやチームの成果と課題を映像を用いて伝えたことで、参加者はある程度の知識、情報を持ってチャンピオンシップの観戦に臨めたのではないかと思います。講義と試合観戦がパックとなっている本研修は、参加者にとって非常に有意義なものであると思われます。
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