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小学校体育サポート研修会 兵庫県で開催
2018年11月29日
日本サッカー協会(JFA)は11月24日(土)、小学校教諭や教員養成系大学生の方を対象とした体育授業サポート研修会(小学校体育サポート研修会)を兵庫県甲南女子大学で開催しました。
本研修会は、体育やサッカーの授業に苦手意識のある先生のサポートを目的に、現職小学校教員や大学教員等で考案・作成した教本の実技体験や、作成にあたっての考え方を共有することで、授業実施の際の参考にしていただこうというものです。2014年から実施しており、教本の作成にあたったインストラクター資格を持つJFAの指導者が講師を務めています。
インストラクターコメント
尾形行亮 JFA小学校体育サポートプロジェクト
三連休の中日にもかかわらず、県内から31名の先生方や大学生にご参加いただきました。前半は、JFA小学校体育サポートプロジェクトで作成した教本(「サッカー指導の教科書」東洋館出版2015)から内容を抜粋し、準備運動からゲームまで実際の授業に即した実技を行った後、プログラム構成のねらい、指導のポイント、評価の考え方について説明しました。後半は、実際に小学校の現場でどのように活用しているのかを、インストラクターの資格を持つ兵庫県の先生から実技を交え説明してもらいました。参加者の皆様はとても意欲的に取り組まれ、兵庫県の教育に対する熱意を感じました。また、現職教員と教員志望の学生が一緒に活動することによる効果も感じることができました。ご参加いただいた皆様、開催に向けご尽力いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。体育を通じて、目の前にいる子供たちの笑顔がさらに広がっていくことを願っています。
受講者コメント
瓜生晶子 さん
来年から教員になるにあたり、授業の進め方について少し不安がありましたが、講師の方が非常に丁寧に教えて下さったおかげで理解が深まり不安も解消しました。特に、大人の声がけだったり、心に余裕を持つといったことがとても印象深かったです。本研修会で学んだことを生かしていきたいと思います。
西岡孝 さん
本研修会はサッカーに特化しておらず、サッカー以外の体育の授業でもすぐに取り入れることが出来る内容が多く、非常に参考になりました。印象に残っているのは、どのタイミングでどんな褒め方をすればいいのか体感できたことはよかったです。体育の授業は場の設定がとても大切だと思っているので、様々な道具を使いながら授業を進めていくやり方については、今後の授業に取り入れていきたいと思います。
「小学校体育サポート研修会」とは
公益財団法人日本サッカー協会が推奨する小学校の新学習指導要領に沿った体育授業サポート研修会です。特に、体育や運動の苦手な先生に受けていただきたい研修会です。「外部のコーチが来てサッカーをしてくれた」ではなく、体育の授業を担当している先生方ご自身がサッカーの授業や児童とのふれあいを楽しんで行ってもらうために実施しています。これまで受講いただいた先生方からは、サッカーのみならず教育活動のさまざまな場面で、この研修会で受けた内容を活かせるという声が多くあがっています。
①実技:先生方ご自身に、サッカーの楽しさ、運動の楽しさを「これなら出来る!」という手応えを感じていただく内容となります。先生方が楽しいと感じていただくことが「楽しい授業」を行う一番のポイントであると考えます。
②講義:実際の授業を研究・計画するうえでのポイントや、単元の狙い、領域目標、児童の発育発達に則したプログラム全体の考え方をお伝えします。
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