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2022A級U-12コーチ養成講習会 前期を福島と大阪で実施
2022年07月15日
今年度のA級U-12養成講習会 前期を6月27日(月)~7月2日(土)に大阪府のJ-GREEN堺(第2コース)で、7月4日(月)~9日(土)には福島県のJヴィレッジ(第1コース)で開催しました。
この講習会は、U-12年代選手の指導者のスペシャリスト育成と、この年代のゲーム・トレーニング環境充実のために地域のリーダーとなる人材を養成することを目的としています。この年代に携わる指導者が全国から集まり、指導実践や講義の中でさまざまな意見や情報の交換、共有をし、充実した5泊6日を過ごすことができました。本講習会では今後も、参加者それぞれが自身の現場で実践や課題を実施し、さらに経験を積んで中期・後期とお互いに高めあうことを目指します。
第2コース受講生コメント
平家英紀 さん(FCゼブラ/新田高校)
前期講習会ではたくさんの指導者の方、インストラクターの方、講師の方、補助学生の方の熱量、情熱を感じられたこと嬉しく思います。各地域の子どもたちの為に自分の指導力を改善しようとするみなさんの姿にすごく刺激を受けました。インストラクターのみなさんも優しく、時には熱く指導していただいたので、私自身がサッカーの指導法についてすごく整理することができました。そしてチーム、地域に帰って整理されたことを子どもたちへアウトプットし、子どもたちと成長していきたいと思っております。
中期ではより質や求められることが高くなると思うので、そのためにしっかりと準備し、受講生の方たちと一団となって頑張っていきたいと思います。
鈴木宏輝 さん(JACPA東京FC)
今回はA級U-12を受講することで、この年代のスペシャリストになりたいと望んで受けました。ジェネラルの時と違うのは、トレーニングで一人ひとりのONの部分をこだわっていくこと、同じ年代をみている仲間たちとたくさんの情報を共有できることです。これから中期、後期とさらに様々なことが深まっていくのが楽しみです。
第1コース受講生コメント
原亮輔 さん(愛知県トレセンU12/岡崎市立甲山中学校)
人として常に学び続ける自分でありたい、目の前の選手をより良い方向に導くことができる指導者になりたいと思い、チャレンジし、受講する機会をいただきました。
緊張感をもって臨んだガイダンスでは、このコースを担当してくださるJFAコーチの宮川さんと手倉森さんから、「皆さんは、どのような指導者になりたいですか?何を学びたいですか?」という言葉が投げかけられ、自分の思考が受動的な考え方から能動的な考え方に一気に変わりました。自ら学ぶ姿勢こそが、この指導者養成講習会では、1番大切なことだということを改めて実感した瞬間でした。
その後、コース内のカリキュラムでは、インストラクターの宮川さん、手倉森さんをはじめ、JFAコーチの加藤さん(GK担当)、白井さん(女子担当)、つくば言語技術教育研究所の三森先生、フィジカルフィットネスプロジェクトの沼澤先生、泉原先生、JFA指導者養成ダイレクターの西川さん、JFA技術委員会副委員長の小野さん、JFAユース育成ダイレクターの影山さんという、「本気で日本サッカーを変えていくんだ!」という情熱をもった方の講義を受けたり、思いや考えを共有したりすることができ、自分にもできることをしたい、もっと自分もいろいろなことにチャレンジしていきたいと思うようになりました。
そして、なにより自分を1番成長させてくれたのが、同じ志をもって集まった受講生と共に行った指導実践です。4つのテーマにそれぞれが真剣に向き合い、取り組み、互いに意見をぶつけ合い、高め合いました。日に日に自分の頭の中が整理されていくことと同時に、自分に足りないもの、新しい課題を見つけることができました。
このように、成長を感じることができたのは、個性豊かで、常に励まし合える素晴らしい受講生の仲間がいたこと、そして、宮川さん、手倉森さんが常に「もっと学びたい!」と思うようなポジティブな言葉をかけてくださったからだと思います。選手も同じだと、再認識できました。素晴らしい仲間がいて、素晴らしい指導者がいる、だから、「もっと上手くなりたい!」そう思うのだと。
前期での学びを中期、後期に繋げ、さらに成長していきたいと思います。
山口敬宣 さん(奈良学園中学校高等学校)
Jヴィレッジという個人的にも思い出深い場所で様々な人たちと出会い、指導者としても感慨深い6日間でした。何よりインストラクターのサポートのおかげで、個性と情熱を持った受講生同士が自由闊達にオープンマインドな姿勢で活動ができ、お互いに成長できたことに大きな喜びを感じています。指導実践はもちろん、講義においても、お互いにアウトプットをしながら学び合うことができました。指導実践では、選手が困っているタイミングこそコーチが関わる必要性が出てくること、楽しくて活気のある雰囲気こそが選手を成長させること、個の質を追求することや基準を明確に示すことのできるコーチングを目指すこと、などが印象に残りました。講義では、U12年代では、女子が男子と共にサッカーをすること、GKがFP(フィールドプレーヤー)を経験すること、保護者とのコミュニケーションをとるなどのチームマネジメントの大切さを学びました。また、言語技術やコーディネーション能力が伴ってこそのサッカー選手の成長があることを改めて実感しました。そして、新たに導入されたエモーションプログラムや日本の育成全体像では新たな価値観や文化に繋がるヒントを得ることができました。まだまだコースは続きますし、指導者としても成長過程にいますが、今後は前期で学んだことを生かして、地元である奈良県サッカーに携わる指導者仲間と地域をよりよくしていきたいです。インストラクターの方々、サポートスタッフの方々、そして受講生仲間の皆さん、本当にありがとうございました。中期も楽しんで成長しましょう!
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