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JFAファミリーフットサルフェスティバル2009 with KIRIN スペシャルステージ in 兵庫 1月31日にワールド記念ホールで開催
2010年02月05日
代表目指してシュート ! 家族のふれあい、ボールを蹴る楽しみを味わうことをテーマに開かれる「JFAファミリーフットサルフェスティバル2009with KIRIN スペシャルステージin神戸」が1月31日、ポートアイランド(神戸市)の「ワールド記念ホール」で開かれ、交流戦とフットサル教室、ミニ運動会などで楽しい1日を過ごした。表彰式では勝敗には関係なくフットサルを楽しんだ「森北ファミリーズ」にファミリー賞、「リトルフット」にフットサル賞、「ご近所さん」にフェスティバル賞が贈られた。
ファミリー賞
スカッとする高い天井、3ピッチをとってもまだ余裕のあるワールド記念ホールに、兵庫県内から19、京都4、滋賀1の24チーム、約300人が参加、終日熱気と歓声が響き渡った。
そんな中でスタッフ全員の目にとまった「森北ファミリーズ」がファミリー賞を獲得した。神戸市東灘区の岡松史明さん(39)一家5人だけのチームで、まさに家族が〝和〟となってフットサルを楽しむ姿が共感を呼んだ。史明さんは週末、神戸のトレーニングセンターでコーチとして子供たちにサッカーの指導している。その影響で子供たちもサッカーが〝日常〟になった。空弥君(12)と大悟君(9)は「西宮少年サッカースクール」で、週5日間、平日は学校を終えた後、週末は終日サッカー漬け。お姉ちゃんの明里さん(14)も小学生の時はこのスクールでサッカーをやっていた。奥さんの純子さん(40)は「普段は口を出すばかり」と笑うが、今回はフル出場した。「ゲームに出て、終わったら練習して強くなりたいと思った。次は点を取りたい」と新たな情熱がわいてきたようだ。「帰ったら子供たちと反省会をやったりします」と史明さんは楽しそうに笑った。
フットサル賞
フットサル賞は、唯一滋賀県守山市から参加した「リトルフット」に贈られた。「ファミリー大会には結構出ている」という代表者の城内智人さん(41)と勇人君(13)健志君(11)親子が中心のチームで、健志君が所属している少年サッカークラブ「オレンジボーイズ」の仲間である荒木諒太郎君(11)、知人の山岡輝明さん(41)、捺希さん(18)が加わった。城内さんは「子供たちが高学年になっていくので、今の内に」ということで、昨年の長浜ステージに続いての参加、「小さいときは一緒に練習も出来る。高学年になるとそういう機会がなくなる。今の内なら見せて教えられることもあるし、高い技術も見せて貰える」と、スペシャルステージ開催の感想を話してくれた。傍らでそれぞれ1ゴールを決めた健志君と諒太郎君が「うれしかった。楽しかった」とにっこり微笑んだ。
フェスティバル賞
フェスティバル賞が贈られたのは、神戸市長田区からやってきた「ご近所さん」チーム。名前の通りまさしく〝ご近所さん〟の集まりで濱雅之さん(46)の家族4人と松野優子さん(46)親子が中心のチームだ。濱友彦君(12)友亮君(10)兄弟は「夢野の丘サッカークラブ」に入って技術を磨いている。お父さんがイギリス人のカーネル・ジェイ君(12)カイ君(10)、松野真君(12)は、それぞれ同級生で大の仲良し。交流戦や教室でも息のあったところを見せていた。また松野さん、濱奈津恵さん(38)、安松洋子さん(42)はママさんフットサルチーム「夢野スピリッツ」のメンバーで試合にも出ているフットサル大好きお母さんたち。松野さんは「このような大会は2年ほど前にも出たけど、経験が無くても、遊び感覚でやれるのがいいですね」と、得点にこだわらない雰囲気やミニ運動会を楽しんでいた。
キリンフットサル教室
元フットサル日本代表でJFAアンバサダーの相根澄(さがねきよし)さん(36)による「キリンフットサル教室」が行われ、約80人が参加した。Fリーグで活躍する「デウソン神戸」の選手がコーチを務めた。最初は広いコートを使って自由にドリブル、パスの練習。「自分でチャレンジすること、そうしないと後悔する」と相根さんの声が飛び、遊び感覚の中にも真剣さがにじむ。続いてフェイントだ。「シザース」やロナウジーニョが得意とする「エラシコ」にも挑戦。悪戦苦闘で失敗する子供たちも多かったが「失敗しても良いから一生懸命やろう。どんどんチャレンジして、いっぱい組み合わせてやろう」と相根さんは、いろんなテクニックを披露しながら熱血指導。さらにデウソン神戸のGKを相手にシュートだ。最後は相根さんらと実戦。子供たちは一流のワザに触れて勉強になったようだ。「エラシコが勉強になりました」とすみれFCの青山勇介君(12)が感想を話してくれた。
キリンビール(株)神戸支社 支社長 古賀 朗さん
JFAファミリーフットサルは経験者はもちろん、これまでフットサルに親しんだ事のない方にもボールを蹴る楽しみ、家族の触れあいの場を身近に感じてもらえるスポーツコミュニティを重視した大会です。本日は皆様が元気に楽しまれる様子を拝見して、今大会をご提供できたことを本当にうれしく思いました。キリンビールは78年「ジャパンカップ」に協賛して以来、サッカーを応援してきました。95年からは日本代表のオフィシャルスポンサーとなり、現在もキリングループで支援を続けています。特に本年はW杯の年でもあり代表の活躍を期待すると共に、未来の代表を担う子供たちの夢に少しでも貢献できるよう裾野を拡大するなどの次世代に向けた取り組みも行っています。今後もサッカー、フットサルを通じ、日本のサッカー文化の創造に貢献できるよう、様々な活動を展開していきます。地元兵庫県での取組では、オフィシャルスポンサーとして「ヴィッセル神戸」を応援し、また、キリングループのスローガンでもある「おいしさを笑顔に」のもと、商品やサービスのご提案を通じ、多くの皆様の元気と笑顔に貢献して行きたいと思います。特に、兵庫県はキリンラガービールのファンが多く、「本年、一層うまさに磨きをかけたキリンラガービール」のおいしさを実感していただき、皆様と一緒に、兵庫県の〝元気〟を盛り上げていきたいと思います。
兵庫県サッカー協会 常務理事 中桐 俊男さん
今回のスペシャルステージにも地元兵庫から19、京都4、滋賀1と数多くのチームの参加を頂き大変喜んでいます。ファミリーフットサルは、子供から大人まで年齢を問わず楽しめ、家族の絆、会話を深め、さらなる興味をもってもらえる絶好の機会ととらえています。昨年に続き競技のあとにはミニ運動会を取り入れてみました。サッカー協会ではこのような楽しい企画で今後もフットサル、サッカーを盛り上げていきたいと考えています。また地元でのリーグ戦やヴィッセル神戸、デウソン神戸、アイナック神戸などの応援にも力を注いでいきたいと思っています。
文・写真提供:日刊スポーツ