JFAグラスルーツ推進・賛同パートナー制度の「補欠ゼロ（みんなPLAY！）」賛同パートナーである見附小学校サッカークラブは、2017年6月10日（土）、新潟県見附市元町運動公園で「平成29年度　見附サッカーフェスティバル大会」を開催しました。「補欠ゼロ！僕が私が主役！」をテーマに、小学生1年生から小学校6年生までの100名と親御さん30人が参加しました。

参加者コメント

リンクス長岡ＪＦＣ　原田コーチ
雨の中、勝敗だけにこだわらず、チーム全員が楽しむ事ができた事が1番良かったと思います。
試合も、学年ごとに2つに分け、リーグ戦にする事によって「全選手が出場」する事ができ、子供達にとっては大きな自信になったと思います。
今大会のように、全選手が出場できるような大会はなく、又、他のチームとの繋がりが強く持てる大会もないので、見附サッカー協会の皆様には本当に心から感謝しております。

参加者コメント

栃尾ＦＣ　藤田監督
私の中で、今大会で最も印象的だったのが、私が審判をしていた際、激しい雨が降ってきました。
しかし、選手達は、雨にも負けず、そして、相手に絶対に負けないという一生懸命な姿が、非常に印象的で、心を打たれました。
ぜひ、今後も喜んで参加させて頂きたいと思いますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

担当者コメント

見附小学校サッカークラブ監督　大塚　純一
【大会総括・今後の展望】
・今回も「補欠ゼロ」宣言！という事で、全11チームを2つに分け、リーグ戦を行う事により、全選手から参加して頂きました。また、低学年の小さな1～2年生の子供達は、親御さんとコーチと一緒にフレンドリーマッチを行う事で、サッカーの楽しさ、他チームとの交流、親子の絆を深めて頂きました。

今大会のテーマは「僕が私が主役！」。
コーチや親御さんの指示を待つのではなく、又、指示に左右されず、どれだけ子供達が主体的に自分で考え判断し、プレーする事ができるか？という事を重点に置き、大会を行いました。

その「僕が私が主役！」というテーマを達成できたのではないかという事例を「2点」ご紹介します。

1点目は、男の子に混ざって3人の女の子が同時に出場した、あるチームの事例です。
このチームは、コーチや親御さんの暖かい声援の中、女の子の選手は自分で判断し楽しくプレーした結果、男の子に負けない数多くのプレーが見られました。
特に印象的だったことが、「絶対に点を獲るんだ」という強い気持ちが、全ての試合で見られた事です。結果、このチームは、女の子が点を獲り、勝利に結びついていました。
この結果から、男女性別は関係なく、サッカーを楽しみながらも、自分で判断しプレーする事が、良い結果に結びつくという、女の子3人にとっては、大きな自信に結びついたのではないかと考えています。

2点目は、大会ＭＶＰに選ばれた、ある男の子の事例です。
このＭＶＰを獲得した男の子のチームは、最後の1試合を残し、試合は全敗・無得点でした。
しかし、最後の試合、残り1分、全敗・無得点で終わるかと思われた瞬間、何と、普段の練習では1点も獲れない男の子が、チーム唯一の得点を上げたのです。まさに「奇跡」と言っても過言ではない状況だったため、得点を上げた時の男の子とチームの選手、
そして、ベンチの喜びは、本当に心に残る位、もの凄い感動的でした。
この男の子の様子をチームのコーチに聞いた所、普段の練習ではとても真面目で一生懸命、でも少し遠慮がちな選手なので、練習では点を獲った事がないとの事でした。
しかし、この男の子は、「全試合において、全力プレー！」。チームのために尽くしたプレーが数多く見られました。恐らく、試合終了間際は、この男の子は時間は特に気にはしていなかったと思います。しかし、「最後は何とかして1点獲りたいんだ！」という強い気持ちと今までの努力、全てが報われたと感じました。

【努力は裏切らない】
きっと、最初にお話しした女の子3人とＭＶＰを獲得した男の子は、努力すれば、必ず良い結果に結びつくという事を、今大会を通じて、強く感じてくれたと思いますし、将来へ向け、大きな自信になったと思います。

以上の結果から、大会のテーマであった「僕が私が主役！」という事に対し、全選手が何かしら1つでも多くの事を得る事ができたのではないかと感じております。
本当に今大会も、多くの感動が生まれた大会でした。

朝早くから大会の準備・運営のお手伝いをして頂きました、全ての子供達・親御さん・コーチに対し、心から深く感謝申し上げます。
また次回も、「補欠ゼロ！」を宣言し、笑顔いっぱいの子供達の姿が見られる大会にしたいと思います。ご協力、本当にありがとうございました。