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みんなPlay! だれでもJoin♪ 「ホーリーフェスタ2016」に参加
2016年08月05日
JFAグラスルーツ推進・賛同パートナー制度の「補欠ゼロ(みんなPlay!)」「障がい者サッカー(だれでもJoin♪)」賛同パートナーであるバンクル茨城ダイバーシティフットボールクラブ(茨城県ひたちなか市)が7月16日(土)、ケーズデンキスタジアム水戸サブグラウンド(茨城県)で開催された「ホーリーフェスタ(知的障がい者サッカー交流大会)2016」に参加しました。
同クラブは“多様な障がい種の子供たちをすべて混ぜて1つのチームを作り、それぞれの「得意」と「苦手」を助け合ってチーム作りをしていく”ことを目指して活動しています。
「ホーリーフェスタ2016」では、障がいのある子供たちの公式戦の場を作り、障がい児サッカー育成を図ることを目的に、12歳以下の弱視(視覚障がい)4年生と5年生、発達障がい5年生、知的障がい3年生、発達障がい2年生、内部障がい2年生、脳性麻痺4年生の男子8選手と、知的障害3年生女子1選手でチームを編成。年齢、障がい種、程度がバラバラな選手たちだが、「勝つこと」よりも「全員が出て面白いサッカーをする」ことを目的に掲げ、全員が出場してサッカーを楽しむことを目指し、4試合を行い、3勝1敗という結果でした。
コメント
選手たちの声
・人生初ゴール!コーチ、ちゃんと見てくれた!?(ベンチに駆け寄ってきて放った言葉です)
・4試合もやってしんどかったけど楽しかった!
・大人に勝てて嬉しかった!
・全員で攻めるバンクルのサッカーができた。
・生まれて初めてアシストした。走り回ってサッカーできた!
・今までで一番楽しかった!
保護者の声
・みんなのキラキラ笑顔見てたらついつい嬉しくて騒いでました。
・息子が積極的にサッカーに向き合えてる様子がよくわかりましたし、運良くゴールできて、チームの友達に祝福されている様子がとても嬉しく、親として涙ながらに見させていただきました。
・試合をこなすごとにぐんぐん成長しているのが見れました!
・色んな子が助け合っていて、見ていて面白かったです!
大橋弘幸監督
勝ち負けが伴うのがサッカーという競技ですが、その本質は「楽しかった!」といえるかどうかだと思います。僕らは試合の勝ち負けより、その試合を「楽しかった!」って思えたら、試合は負けても楽しいサッカーとしては勝ちなんだよと指導しています。初戦は生まれて初めてのサッカー大会で緊張でガチガチな子もいたり、相手の身体のサイズに少しビックリするところもあり、なかなか自分達の良さを出せませんでしたが、試合を重ねるごとに明らかに見える「成長」が、全てのゴール、全ての「楽しい!」に繋がったかなと思います。
僕らは全員攻撃で全力疾走し、助け合って、疲れたらたくさん交代して全員が出て良いサッカーをしようというチームですが、そのきっかけがつかめたかなと思います。特に最後の試合は集大成で、身体の大きい相手にも立ち向かってボールを奪いに行く、ボールを奪ったら、全員で攻撃参加する、それぞれの障がい種の苦手な面を助け合うなど、面白いサッカーをしていました。
僕もベンチで指揮を執っていて、試合中にも関わらず、感情が込み上げてしまいました。この子たちのサッカー人生の道を作ってあげられたこと、人生初ゴールという、踏み出した大きな一歩を見届けることができたこと、選手たちが最後まで、ハンデに負けず持てる力を出しきったこと、全てにやられました。僕自身もサッカー人生で嬉し涙は生まれて初めてです。この子達の中には、障がいがあることで、元々やっていたサッカー少年団でのけ者にされてしまい、ひどく傷ついていた子もいますし、日常でも、学校で大変な思いをしているご家族もいます。そんなそれぞれにコンプレックスをもつ子達が同じゴールを目指して体いっぱいにサッカーを楽しむ、ほんとにこの子たちすごいなって思いました。
お恥ずかしい話ですが、帰りのミーティングで子供たちに向けて、涙ながらに「ずっと俺を信じてついてこい」と言葉をかけました。今回の子供たちのプレーに心を打たれた方が非常にいてくださり、応援してくださった保護者のなかにも涙する方もいました。(監督の私もですが、)その甲斐あって、本来出場資格のなかった、もう一つの茨城県障がい者サッカーの公式戦にも出場できることになりました。
監督と子供たちが一つになってサッカーをめいいっぱい楽しみ、茨城県の、日本の障がい児サッカーに奇跡を起こし続けて切り開いていきます。今後もグラスルーツの中のさらに深いグラスルーツなところを、バンクル茨城は追い求めます。
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