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2019/20シーズンFリーグ担当審判員研修会
2019年05月13日
2019/20シーズンFリーグ担当審判員研修会が、4月29日(月)から5月1日(水)の3日間、JFAハウスで開催されました。
Fリーグ総務主事・渡辺真人氏から今シーズンのリーグ概要を説明いただき、その後今シーズンの判定基準について、チームからの要望等も含め説明を行いました。また、レフェリングについてのディスカッションや、すみだフットサルアリーナでのプラクティカル・トレーニングなど、有意義な研修会となりました。
参加者コメント
田中健太郎 フットサル1級審判員
冒頭にFリーグから、今年は2020年開催のワールドカップ予選を控えた大変重要な1年になるとのお話をいただきました。Fリーグが世界で戦えるリーグとなるよう、対戦する両チームとともに「第3の審判チーム」として、選手の安全を守りながら共に世界を目指して戦う決意を共有して、研修会を開始いたしました。昨年度の問題点の1つとして、審判間での情報共有の改善が取り上げられました。笛を持つ主審、第2審判だけでなく、第3審判やタイムキーパーとの役割分担やそれぞれが持つ情報の共有について、審判チームの4人の能力が最大限に発揮できるよう、これまでは事前の打ち合わせなどで伝えることに傾倒しがちでしたが、持っている情報の引き出し方の重要性をより認識することができました。より良い審判チームの協力について、研鑽を重ねながら実践してまいります。
また、試合映像から審判員の対応について、振り返りを行いました。1つのアクションを起こすことで、どういう効果があり、どういう目的を達成できるか。選手やチームだけでなく、見ている観客も含めて全ての人に伝えることで、自分自身の課題でもあるマネジメントの効果を学ぶことができました。審判員の行動をどのようにすれば説得力のあるものにできるか、今後も追及して取り組んでまいります。
今シーズンも実践と検証を繰り返し、個人としても審判チームとしても責任と覚悟を持って、今月より開幕するリーグ戦に向けて取り組んでまいります。最後に、研修会開催に際してご準備いただいきましたFリーグ、日本サッカー協会、ならびに関係者の皆さまに心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。
池ヶ谷卓伸 フットサル1級インストラクター
2018年に1級に昇級して初めてFリーグ担当審判員研修会に参加させていただきました。研修会の冒頭、小川佳実JFA審判委員長より「自覚を持って責任を果たし、ピッチ上ではプロフェッショナルであること」と述べられ身が引き締まる思いがしました。今回の研修は、シーズン開幕前に担当審判員全員で共有と擦り合わせが出来たとともに、全体的に私に足りない部分に対して良い方向へ導いてくれるものとなりました。2018年の映像を使い各事象を検証していきましたが、インストラクターや諸先輩方は、私よりもさらに深く考えており自身の未熟さを痛感しました。
「ポジショニング」では、近づくことのメリット・デメリットを再確認できました。また、「コミュニケーション」は、警告の出し方についてでしたが、警告の目的はファウルした競技者本人、チーム、観客に意思を伝えるために使用するものであり、出し方によっては効果が得られません。競技者を落ち着かせて効果的に出すためにも、アンガーマネージメントの6秒を上手く使いながら対応していきたいと思いました。
最後になりますが、今シーズンフットサル日本代表はW杯予選を控えており、より良い結果を残すためにも日々のリーグで質の高いゲームが求められます。今回の研修で学んだことを自分の引き出しとして試合で活用し、より質の高いゲームになるよう取り組んでいきたいと思います。また、今回の研修にあたりご準備いただきました、Fリーグ事務局、日本サッカー協会審判部、インストラクターの方々、関係者の皆様に感謝申し上げます。
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