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「日本にはまだまだうまい選手がいる」東慶悟選手(FC東京)が語る大会の思い出 前編 JFA バーモントカップ 第29回全日本U-12フットサル選手権大会

2019年08月07日

「日本にはまだまだうまい選手がいる」東慶悟選手(FC東京)が語る大会の思い出 前編 JFA バーモントカップ 第29回全日本U-12フットサル選手権大会

JFA バーモントカップ 第29回全日本U-12フットサル選手権大会が8月10日(土)に開幕します。ここでは第12回大会に出場した東慶悟選手(FC東京)に、サッカーを始めたきっかけや大会での思い出について語ってもらいました。
※このインタビューは7月17日に実施しました。

――サッカーを始めたきっかけは?

 4つ上の兄の影響です。両親も熱心だったので、兄の練習や試合を一緒に見に行って、その横で僕も幼稚園児のときからボールを蹴っていました。そういったこともあり、サッカーを始めるのは自然な流れだったと思います。

――深町サッカークラブが初めて所属したチームですか?

 そうです。通っていた深町小学校のサッカークラブですね。いつもサッカーをしていた記憶しかないですね。練習は週3回程度で、週末は公式戦や練習試合をしていました。そこで、サッカーの楽しさを教わりました。

――サッカーのどのようなところに夢中になりましたか?

 小学校の同じ学年に県内でも良い選手がたまたまそろっていたんです。だから県大会でも上位に進出したりしていました。仲間に恵まれていたと思います。試合に勝つことがうれしかったですし、そういうことの積み重ねでサッカーに夢中になっていきました。

――当時、影響を受けた人物や言葉はありましたか?

 当時の指導者の方がよく口にしていた「One for all, All for one」(一人はみんなのために、みんなは一人のために)という精神ですね。その後のサッカー人生を考えても、自分にとってとても大切な考え方になりました。

――サッカーを続ける上でご両親の協力も大きかったのではないですか?

 今、自分が父親になって、その大変さも少し分かるようになったので、本当に感謝しかないです。小学校時代は自家用車に乗り合わせて、試合会場へと移動しなければいけないときがありますが、両親はそういう時に必ず協力してくれました。仕事をしながら休みの日になると嫌な顔もせずに協力してくれたことに感謝をしています。それも兄の頃から含めると本当に長い期間ですから。当時は当たり前のように思っていたけど、仕事の疲れがあって家でのんびりしたいはずなのに、いつも協力してくれていました。

――今こうしてサッカー選手になっていることは、両親にとっても誇りなんじゃないですか?

 今でも変わらず、一番の味方になってくれています。僕の選択をいつも尊重してくれて、何かに反対されたという記憶はほとんどありません。高校入学と同時に、福岡から大分に行くと決めたときも、経済面での協力をしてくれました。振り返ってみると、本当に両親の助けがなければ、自分の今はないと思います。

――サッカーをやめたいと思ったことはありましたか?

 小学校や中学校ではなかったですね。大分トリニータU-18に進んだ高校時代は、練習や環境があまりにも変わったので、それに慣れるまでは本当にきつかったです。寮生活で、ホームシックにもなりました。一瞬でしたが、その時だけはやめたいという気持ちが頭によぎりましたね。

――出場した当時の大会で記憶に残っていることはありますか?

 県大会の決勝で、延長戦になって僕が決勝ゴールを決めてみんなで喜び合った記憶があります。ただ、一番記憶に残っているのは、全国大会でヴェルディジュニアに大敗したことですね。それは、鮮明に残っています。

――当時の試合結果を見ると、0-11ですね。

 すごいスコアですね(苦笑)。僕たちも福岡県内ではサッカーで上位を狙えるチームでした。アビスパ福岡や小倉南という強豪とも良い勝負ができていたので。だからこそ、自信を持って臨んだ、僕たちにとっては初の全国大会でした。ヴェルディは服装もそろいのジャージを着ていてかっこよかったんですよね。今思うと、初の全国大会だったから、みんな緊張していて硬くなってしまったんだと思います。相手に「プロが交じっているのか」と思うぐらい差を感じたし、日本にはまだまだうまい選手がいるんだって痛感しました。

――ショックも大きかったのではないですか?

 悔しかったですね。何もできなかったということが記憶に焼きついていますね。優勝したのもヴェルディだったと思います。当時の試合結果を見ると、次の試合に勝って2位トーナメントに進出していますが、その記憶はほとんどないですね。それぐらい印象的でした。今、自分がそのヴェルディのライバルクラブであるFC東京でプレーしているのは、何かの縁を感じますね。

インタビュー後編「自信を持ってプレーすることが大事」東慶悟選手(FC東京)が出場選手にエール

大会期間:2019年8月10日(土)~12日(月・振休)
大会会場:東京都/駒沢オリンピック公園総合運動場体育館・屋内球技場

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