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2020シーズン サッカー1級・女子1級・フットサル1級審判員 勇退者を表彰
2021年02月08日
2020年のシーズンをもって勇退されたサッカー1級・女子1級審判員ならびにフットサル1級審判員の表彰式が、1月24日(日)と2月7日(日)にそれぞれオンラインで行われました。
長らくサッカー、フットサルにおける日本トップの大会・リーグを支えていただいた功績をたたえ、勇退者の皆様には表彰状が授与されました。
勇退者一覧 ※カテゴリー毎に五十音順
サッカー1級審判員
権田 智久(2012~2020/広島県サッカー協会)
東城 穣(2002~2020/埼玉県サッカー協会)
藤田 和也(2010~2020/富山県サッカー協会)
間島 宗一(1996~2020/三重県サッカー協会)
女子1級
対象者無し
フットサル1級審判員
松井 隆(2011~2020/東京都サッカー協会)
安永 陽一(2011~2020/福岡県サッカー協会)
勇退者コメント
東城穣 審判員(埼玉県サッカー協会)
2020年シーズンをもちまして、18年間の1級審判員としての活動を引退させて頂くことになりました。もうあのピッチに立つことは出来ない…引退を決めた時は少々淋しい気持ちもありましたが、今はそれ以上に達成感や満足感で満たされております。
ここまで続けてこられたのも審判員の皆様はじめ、指導者の皆様、日本サッカー協会の皆様、Jリーグの皆様、そして選手、スタッフ、チーム関係者の皆様等々、本当に多くの方々に支えて頂いたお陰です。私に関わって頂いた全ての皆様、大変お世話になりました。この場をお借りし心より深く感謝申し上げます。
振り返ってみると2002年に念願の1級登録となってからここまで、国内のJリーグや各種大会はもとより海外でもワールドカップ予選やACLなど数多くの試合を経験することが出来ました。その数多くの経験を通じて、審判としてだけではなく人間としても成長することが出来たと感じております。またこの審判活動を通じて日本全国、世界各地のたくさんの方々と出会えたことは、私にとってかけがえのない貴重な財産となりました。どうもありがとうございました。
今後は現役審判員の皆様の活動を支えていく立場となります。微力ながら少しでも皆様のお役に立てるよう尽力していく所存です。引き続き宜しくお願い致します。
藤田和也 審判員(富山県サッカー協会)
審判部、指導者、一緒に切磋琢磨した審判仲間の皆様には、勇気とたくさんのご協力をいただき私はここまで成長しました。1級審判員としての活動は、わずか11年間でしたがかけがえのない時間でした。仕事をしながらトレーニングを行い、コンディションを維持する時間を確保するのは容易なことではありませんでしたが、家族の理解と多くのサッカー仲間に支えられ、また、次の試合への挑戦が日々のエネルギーとなり、ここまで続けることができました。そして、我々の判定や判断を受け入れて共に良い試合へと導いてくれる選手やチームスタッフの方々にも感謝の気持ちでいっぱいです。
これからはお世話になった皆様やサッカー界の更なる発展のために、少しでも恩返ししていきたいと考えています。
サッカーを愛する者として、皆様とまたピッチでお会いできる日を楽しみにしております。本当にありがとうございました。
間島宗一 審判員(三重県サッカー協会)
1996年に一級審判に承認されてから長年にわたりお世話になりました。特に審判委員会の皆さま、事務側で支えて頂いたJFA職員の皆さま、承認された当時は26歳と若僧な自分を温かくご指導して頂いた諸先輩方・インストラクターの皆さま、最高の舞台と最高の審判環境を準備頂いたJリーグの皆さま、チーム関係者の皆さま、天皇杯で言えば各県協会の皆さま、一級審判員として切磋琢磨し、ゲーム以外でも厚く支えて頂いた一級審判員の皆さま、快く送りだして頂いたHONDA技研の皆さま、本当にありがとうございました。24年間の審判生活で本当にいい経験をさせて頂きました。昔の全国大会では暴風警報のなか試合を成立させたことや、ゲーム開始直前に大地震(東日本大震災)を経験したこともありました。全ての出来事が人生の貴重な経験となっております。そして、サッカーを通じて全国の仲間が自分の宝物です。24年間本当にありがとうございました。今後もよろしくお願い致します。
松井隆 審判員(東京都サッカー協会)
私自身の審判活動・生活を振り返ってみると、1999年にサッカー4級を取得したところから始まっています。2000年にサッカー3級、2002年に2級と取得し、フットサルとの出会いは2005年に当時のサッカーと同資格取得可能な制度によってフットサル2級を取得したことで始まりました。
当時の審判手帳を読み返すと、初めてのライセンス取得講習会講師とフットサル2級講習会の講師、そしてフットサル1級になったときのJFA審判委員会フットサル部長は、同一の方でした。
私は、東日本大震災が起こった2011年3月に神戸での1級三次審査を控えていました。「審査はどうなるのか」そんな思いで準備をしていたことを思い出します。当時と今を比較はできませんが、このコロナ禍での昇級審査は「経験したことがない」という言葉では言い表せない状況であることは想像に難くありません。
この2020年というタイミングでフットサル1級を勇退しますが、私自身が培ったものを必ず後進の育成や今後の審判技術の向上に役立てていきたいという思いであふれています。
今日まで、多くの方の支え・理解・助言・指導があり続けることができました。そして何より、その一番の理解者であった家族に感謝したいと思います。ありがとうございました。
安永陽一 審判員(福岡県サッカー協会)
2020年度シーズンをもって、フットサル1級審判員を引退いたします。JFAの皆様、日本フットサル連盟・Fリーグの皆様、インストラクターの皆様、フットサル1級審判員の皆様、九州各県の審判員および運営関係の皆様、そして家族に支えられた10年間でした。心より感謝いたします。私の審判員としてのスタートは、高校教員として赴任した学校に、当時サッカー1級審判員(のちに国際副審)の先生がおられたことがきっかけでした。先生は未熟な私を鍛えてくださり、審判のイロハをはじめ、人としての振る舞いに至るまで、多くのことを教えてくださりました。種目は変わり、フットサル審判員として活動するうえでも、いつも先生の教えが礎にありました。
審判活動で得た数多の経験は、どれも貴重で、かけがえのない大きな財産となりました。審判員としてはもちろん、一人の人間として大きく成長させていただくことができました。「社会人として必要な力は、すべて審判活動が教えてくれた」と言っても過言ではありません。これからは若い審判員の育成とフットサル界の発展のため、微力ながら精一杯尽力させていただきます。
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