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接戦を制した名古屋が開幕2連勝! 町田対北海道の打ち合いは北海道に軍配【Fリーグ2021-2022 第2節】
2021年06月15日
6月11日(金)から13日(日)の3日間にわたり、Fリーグ2021-2022 ディビジョン1 第2節の6試合が行われました。
毎回熱戦を演じるフウガドールすみだと名古屋オーシャンズの対戦は、試合前の予想どおり序盤から激しい攻防を繰り広げました。両者惜しいシーンを作りながらも両GKの好セーブもあり、得点を奪うことができません。しかし7分、自陣でボールを奪った栗本博生選手が畠山勇気選手にパスを出し、ドリブルで上がった畠山選手が自らシュート。これがゴールネットを揺らして、すみだが先制に成功します。ホームの後押しを受け追加点を狙いたいすみだでしたが、およそ1分後には右サイドの高い位置まで持ち上がった平田 ネト アントニオ マサノリ選手のアシストから西谷良介選手がゴールを挙げ、名古屋が試合を振り出しに戻します。1-1で迎えた第2ピリオドは、名古屋がペースを握り猛攻を仕掛けます。しかし、集中したすみだの守備にゴールをこじ開けられず、3分を残しペピータ選手をGKに置いたパワープレーで勝負に出ます。これが功を奏し、水谷颯真選手のゴールで逆転に成功した名古屋は、すみだが仕掛けたパワープレーもしのいで試合終了。確実に勝ち切る試合巧者ぶりを見せた名古屋が、開幕2連勝を収めています。
ホーム開幕戦を迎えたペスカドーラ町田は、前節シュライカー大阪に大敗したエスポラーダ北海道と対戦。昨季得点王のクレパウジ ヴィニシウス選手がFKを直接突き刺し先制に成功するも、第1ピリオドのうちに追いつかれ1-1で第2ピリオドを迎えます。第1ピリオドから一転、激しい乱打戦となった第2ピリオドでは取っては取られる攻防を繰り広げ、試合終盤に北海道に1点のリードを許します。勝利を狙う町田はパワープレーで反撃を狙いますが、北海道のパワープレー返しを浴び4-7で試合終了。ホーム開幕戦を勝利で飾ることはできませんでした。
ボルクバレット北九州とバサジィ大分の“九州ダービー”は、高い位置でプレスをかけたクシヤマ イザケ選手の先制点からコンスタントに得点を重ねた北九州が、昨季準優勝の大分を下してダービー初勝利を収めています。
監督・選手コメント
フエンテス 監督(名古屋オーシャンズ)
2シーズン前のAFC フットサルクラブ選手権の後のフウガドールすみだ戦でも金曜日に試合があり、今回もその時と同じ状況で試合に臨みました。その時も4-3と1点差の接戦でこの試合も接戦をパワープレーで勝ち切ったので、試合終了の瞬間、まずはそのことを思い出しました。当時は、星龍太選手が負傷で試合に出られませんでしたが、今日はけが人もなく無事に終えられ、よかったと思います。試合は、前後半でまったく違うゲーム展開になりました。第1ピリオドが悪かったわけではありませんが、フラットなゲームでした。第2ピリオドでは気持ちのリセットができ、勝ちにいくという精神がより見られたと思います。それが勝利につながった要因だと思うので、勝利でき非常によかったです。
荻窪孝 監督(フウガドールすみだ)
ホーム開幕戦の相手が名古屋ということで、色々な対策をしてきましたが、自分たちの持っている力を100%ピッチで再現することを大切にしてきました。それを選手たちが出し切ってくれたと思います。自分が思い描いていたゲームプランに近い内容で進められたので、選手を褒めてあげたいと思います。
星龍太 選手(名古屋オーシャンズ)
非常にタフなゲームでした。監督の言ったとおり第1ピリオドでは横に向くようなプレーが多く出ましたが、第2ピリオドでは前への推進力が出たと思います。その改善で流れを掴むことができましたが、(第2ピリオドの)得点はパワープレーからしか取れていないので修正点として次に生かしたいと思います。試合は相手があってこそなので、もちろん分析も必要ですが、試合での相手の対応を見てプレーすることが大切です。それは日々の紅白戦などゲーム形式のトレーニングで培われるものなので、もっと連係を取りこの試合のようにマンツーマンのプレスが強くかかった時にも前を向いてゴールに近づけるようなプレーを日々意識して、身につけていきたいと思います。
田口元気 選手(フウガドールすみだ)
まずホーム開幕戦で敗戦してしまったことが残念です。いいゲームをするよりも勝点3を皆さんに届けることが使命だと思っていたので、それを達成できずに悔しい気持ちですが、リーグ戦は続きます。次節もホームで試合ができるので、この敗戦を次につなげて必ず勝点3を皆さんに届けれるように、全員で1週間がんばっていきたいと思います。