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最終節までもつれたプレーオフ出場争いを浦安、立川・府中が勝ち切る!【日本女子フットサルリーグ2021-2022】
2022年01月12日
1月8日(土)、9日(日)の2日間、日本女子フットサルリーグ2021-2022 第9節が行われました。リーグ戦上位3チームが出場するプレーオフは、昨年のうちにSWHレディース西宮がひと足早く出場権を獲得していましたが、残る2枠を巡る戦いは最終節である今節までもつれ込み、それぞれが熱戦を繰り広げました。
昨年度女王のバルドラール浦安ラス・ボニータスは前節終了時点で2位。勝てば自力で出場権を獲得できる状況で、8日に流経大メニーナ龍ケ崎との試合に臨みました。大学生で構成されたチームに対し終始試合を支配する浦安は6分、四井沙樹選手からパスを受けた平井成美選手がシュートを突き刺し先制に成功します。幸先のいいスタートを切った浦安は、8分に縦パスを受けた筏井りさ選手が右サイドからシュートを決めると、その後も得点を重ね5対0で第1ピリオドを折り返しました。出場権獲得に王手をかける浦安は、第2ピリオドでも攻撃の手を緩めず開始わずか51秒で筏井選手がゴールを決めハットトリックを達成。さらに多くの選手が得点に絡み、終盤に差し掛かるまでにリードを9点に広げました。一矢報いたい流経大は37分、浦安のパスミスでルーズになったボールを向井麻凪選手が拾って右サイドに送ると、石川遥花選手がライン際ぎりぎりで折り返し1点を返します。しかし、最後は浦安のキャプテン・伊藤果穂選手がゴールを沈め10対1で試合終了。大勝を挙げた浦安がプレーオフ出場権を獲得しました。
翌9日には、勝点17で並びプレーオフ出場の可能性を残す立川・府中アスレティックFCレディース、福井丸岡ラックがそれぞれ試合を迎えました。昨季得失点差で優勝を逃した苦い経験を持つ立川・府中は、エスポラーダ北海道イルネーヴェと対戦。集中した試合の入りを見せると、開始から1分10秒で佐々木日菜乃選手が先制ゴールを決め1点をリードします。13分にデザインされたキックインの流れから鎰谷佳恵選手が追加点を挙げると、さらに16分には島崎美和選手が高い位置でボールを奪い、縄田三佳選手が3点目を奪いました。3点リードで迎えた第2ピリオド序盤にはオウンゴールで1点を失いますが、およそ20秒で1点を取り返すと試合終盤にもダメ押しのゴールを挙げ5対1で試合終了。その後行われた丸岡とアルコ神戸の試合を丸岡が引き分けで終えたため、立川・府中のプレーオフ出場が決まりました。
最終節の結果により、プレーオフ準決勝では浦安と立川・府中が対戦し、その試合の勝者が決勝で西宮と対戦することになりました。プレーオフの日程や会場は、新型コロナウイルス感染症の状況を見ながら発表する予定です。
監督・選手コメント
米川正夫 監督(バルドラール浦安ラス・ボニータス)
まずプレーオフ出場を決められたのが何よりです。内容としては悪くはなかったのですが、自分たちが狙っている相手のウィークポイントを徹底して攻めるということに対しては、まだ実行力がなかったと感じました。やるべきことを明確にして、プレーオフに向けてトレーニングをしていきたいと思っているので、いい準備をしてプレーオフを迎えたいと思います。
伊藤果穂 選手(バルドラール浦安ラス・ボニータス)
まず、勝つことがプレーオフにつながることは前々から分かっていたので、勝てたことはすごくうれしいです。出場が決まりホッとしていますが、試合中に相手を見てプレーをするといったことがまだまだ足りていないので、ここからプレーオフに向けて練習を重ねて、もっとみんなと合わせられるようにしていきたいと思います。
岡山洋介 監督(立川・府中アスレティックFCレディース)
勝つことと得失点差をつけることが目標でした。5対1という結果を出した選手たちは、今持っている力を出してくれたのではないかと思います。この試合が始まる前まで4位だったので、チャレンジャーの気持ちで試合に入りました。展開としてはもっとゴールを決められるシーンがあったと思いますが、プレーオフではプレッシャーのかかる試合でどう結果を出していくかにフォーカスしたいと思います。
吉林千景 選手(立川・府中アスレティックFCレディース)
最終節までギリギリの戦いをしていましたが、しっかり自分たちの力で得点を取りプレーオフを決めることができてよかったです。まず準決勝をしっかり勝って、次に繋げられるように全員で頑張りたいと思います。
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