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フットサル日本代表候補 2022年初めてのトレーニングキャンプをスタート
2022年01月21日
1月18日(火)、フットサル日本代表候補として国内のFリーグでプレーする選手が招集され、高円宮記念JFA夢フィールドでトレーニングキャンプをスタートしました。今回の活動は4月に開催予定のAFCフットサルアジアカップ地区予選(日本代表は中国代表とモンゴル代表と同じグループA)を突破するための選手選考を兼ねた活動となります。当初、FIFA International “A” Match Window(1月19日~2月6日)を活用し、欧州遠征を実施し木暮賢一郎監督の強化方針である実戦を通してチームの強化を図っていく予定でしたが世界的な新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大の影響により海外遠征を見送りました。その代替活動として国内でFリーグのクラブと複数試合を組み、大会期間と同様なトレーニング、試合、リカバリーといった一連のサイクルを経験させることを目的とし、1月18日から30日までの13日間の活動を実施しています。
チーム始動後、最初のチームミーティングで木暮監督は選手たちへフットサル日本代表として9月に開催されるAFCフットサルアジアカップの本戦の出場権獲得に向けて、今回は大会期間のサイクルを経験することと予定されている仮想アジア強豪国のFリーグクラブとの3試合をどのように臨むかという部分を説き、最後は昨年12月に開催したトレーニングキャンプの映像を振り返りながら戦術的内容にも触れてフットサルアリーナへ向かいました。
初日は日の暮れた17時よりトレーニングを開始しました。リーグ戦の日程により選手によってコンディションにバラつきはありましたがボールも使いながら入念なウォーミングアップを行いました。今回が日本代表候補の初招集となった選手たちも時間の経過とともにピッチ内で積極的にコミュニケーションをとるようになり、時折り、笑顔も見せながら初対面となる他のメンバーの特徴を掴んでいきました。
2日目も午後のみの一部トレーニングを実施し、前回に引き続き2回目の招集となった高見政顕選手と昨年のFIFAフットサルワールドカップメンバーであった矢澤大夢選手の2人のGKが先にアリーナに集まり、内山慶太郎GKコーチとポジションに特化したトレーニングを行いました。その後、フィールドの選手が合流し全体でのトレーニングを17時より開始しました。前日に比べてより戦術的な内容に特化したものとなり連係面の強化を図っていきました。
翌日は午前と午後の二部トレーニングを行い、代表チームのセットプレーの確認やフルコートでの紅白戦などトレーニングマッチに向けてより実践的な内容に取り組みました。選手たちは感染対策の一環でピッチ外ではコミュニケーションを思うようには取れませんがピッチの中で積極的に互いの考えを話し合い、木暮監督が就任後、招集されたメンバーがわずか2回のトレーニングキャンプを通して日に日にチームとしての一体感が醸成されていく様子が見られます。
チームは湘南ベルマーレ(1月23日)、Y.S.C.C.横浜(1月26日)、バルドラール浦安(1月30日)とのトレーニングマッチの連戦に向けて更なる積み上げをしていきます。
選手コメント
GK 矢澤大夢 選手(バサジィ大分)
新体制になり初めての代表候補合宿。また一からアピールするつもりでここに来ましたし、3年後のワールドカップで次こそはピッチに立つという強い気持ちで今回のキャンプに挑んでいます。
ワールドカップでブラジルやカザフスタンがやっていた様にGKが持ち上がって全体のポジションを上げるという新要素が追加されました。ワールドカップ後に自分も海外のプレーに影響を受け、何度かチームでも試してはいたので完璧ではないですが、コンセプトを理解し正しくプレーが出来ていると思います。ただあくまで練習なので、本番で高いクオリティーで出来る様になるには慣れが必要ですし、色んなパターンにチャレンジする事が重要になってきます。フィールドと混ざって行うメニューもあり難しいですが、新鮮でとても楽しく取り組めています。
年齢的にもこのメンバーだと上の立場なので、今は自分のプレーで精一杯ですが、仲間を助ける、まとめる役割も出来る様に心掛けていきたいです。
ALA 加藤未渚実 選手(シュライカー大阪)
今回の長期国内合宿は多くの方々のご理解とご協力があって開催できているのでとても感謝しています。
合宿期間中には、Fリーグの3チームと戦います。短期的な目標である東アジア予選が4月に控えている中で、この3試合を1つの大会として考え、勝利に拘って戦いたいと思います。個人としては、前回ワールドカップでのメンバーと比較すると年齢的には上になりますが、ピッチ上の結果でチームを引っ張っていけるような存在になれるようアピールしていきたいと思います。
FIXO 樋口岳志 選手(ボルクバレット北九州)
まずはこの状況の中でも国内キャンプを行えている事に感謝しています。
今日まで3日間のセッションが行われましたが、どのセッションも強度、集中力、共に高くやれていると感じています。4月に開催される本番を想定したキャンプになっていると思うので、残りのセッション、そして試合もより良いものに、全ては本番のために努力していきます。
ALA/FIXO 山田凱斗 選手(バサジィ大分)
ここまで3日間を終えて非常に濃い時間を過ごせています。僕自身初招集ということで、いろんな選手とコミュニケーションを取りいろんな意見を聞くことで新たな気付きがありすごく新鮮な感覚を感じることが出来ています。またチームとして求められているものをより完成度を高められるようにいいトレーニングができているので、週末の試合に向けていい準備をしていきたいと思います。
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