JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > フットサル > 最新ニュース一覧 > 浦安が2大会ぶり2度目の優勝!上位3チームは女子Fリーグ勢に JFA 第18回全日本女子フットサル選手権大会

ニュース

浦安が2大会ぶり2度目の優勝!上位3チームは女子Fリーグ勢に JFA 第18回全日本女子フットサル選手権大会

2022年03月07日

浦安が2大会ぶり2度目の優勝!上位3チームは女子Fリーグ勢に JFA 第18回全日本女子フットサル選手権大会

JFA 第18回全日本女子フットサル選手権大会は3月6日(日)、北海道帯広市のよつ葉アリーナ十勝で大会最終日を迎え、3位決定戦と決勝が行われました。

3位決定戦では、大会初出場のシュートアニージャ(関東1/神奈川)と前回大会優勝のSWHレディース西宮(関西1/兵庫)が対戦。前日の準決勝では、攻めながらもなかなか点が奪えなかったシュートアニージャでしたが、この試合では開始1分で、FP尾田緩奈選手がCKからゴールを奪い、先手を取ります。日本女子フットサルリーグ(女子Fリーグ)に所属する西宮も反撃に転じますが、なかなかゴールを挙げられません。それでも、8分にはFP窪田美月選手が同点ゴールを決めると、16分にもFP江口未珂選手が一度は相手にシュートがブロックされながらも、こぼれ球を押し込み、逆転に成功します。さらにその2分後にもボールを持ったFP江川涼選手が反転してシュートを決め、西宮が3-1とリードして試合を折り返しました。

第2ピリオドに入ってからも、ピヴォを置く3-1システムで戦う西宮が試合の主導権を握っていきます。しかし、第9回FUTSAL地域チャンピオンズリーグと関東女子リーグの2冠を達成しているシュートアニージャも、粘り強い守りで対抗します。そして35分には、CKからFP松木里緒選手が1点を返し、1点差に詰め寄りました。3位入賞に執念を見せたシュートアニージャでしたが、反撃もここまで。37分には、カウンターからFP網城安奈選手が独力でゴールを奪った西宮が、終盤のシュートアニージャのパワープレーをしのぎ、4-2で勝利して3位となりました。

決勝では、過去5度の優勝を誇るアルコ神戸(関西2/兵庫)と2大会ぶり2度目の優勝を目指して3大会連続の決勝に挑むバルドラール浦安ラス・ボニータス(関東2/千葉)が対戦しました。

今大会、少ない人数で試合に臨んでいた神戸は、序盤からプレッシングを掛けて勝負に出ます。しかし開始32秒、浦安がFP筏井りさ選手のチャンスメークから、最後は今大会重要なところで点を取っているFP四井沙樹選手がゴールを決めて先制します。ここから試合は堅い展開になりますが、18分には再び浦安がチャンスを迎えます。CKからFP千田日向子選手の放ったシュートから、最後はゴール前に詰めたFP伊藤佳穂選手がシュートを流し込み、リードを2点に広げて第1ピリオドを終えました。

第2ピリオドに入ると、疲労が目立つ神戸を浦安が圧倒する展開となります。23分には四井選手のシュートのこぼれ球をFP平井成美選手が詰めて3点目を奪取。その2分後には、CKから筏井選手がボレーシュートを決めて、一気に畳み掛けました。さらに26分には、この試合を最後に選手を引退する加藤正美選手が古巣からのゴールを決め、大量5点をリードすることに。

懸命に自分たちを鼓舞し、戦う姿勢を前面に出す神戸も意地を見せます。29分、キックインからの攻撃で、小村美聡選手のシュート性のボールに若林エリ選手が体ごとゴールに飛び込む豪快なヘディングで合わせ、1点を返しました。対する浦安も、試合終了間際の39分、加藤選手と同じく現役ラストマッチとなったFP平井佑果選手が、2本目の第2PKをゴールに決めて、6-1としました。このまま試合は終了。浦安が2大会ぶり2度目の日本一に輝き、女子Fリーグとの二冠を達成しました。

監督・選手コメント

米川正夫 監督(バルドラール浦安ラス・ボニータス)
大会2日目に、本当にきついゲームがありましたが、準決勝で西宮にPKで勝ち、そこで「これはいけるな」と思えました。自分たちのリソース、スタッフ陣、練習環境を考えて、「自分たちには女子Fリーグと選手権を同時優勝する力がある」「これで勝てなければ自分の責任」と思って臨んだシーズンでした。客観的に見た実力を示すことができて、タイトルを取ることができて良かったです。

FP #7 平井佑果 選手(バルドラール浦安ラス・ボニータス)
みんなに勝たせてもらったという感謝の気持ちでいっぱいです。決勝で対戦したアルコ神戸は、長く在籍したクラブでしたし、最後に良い相手と戦うことができて本当に楽しかったです。所属した神戸と浦安で多くの引き出しをつくってもらえましたし、どちらの強みも持ったまま、フットサルができましたし、たくさん学び、たくさんの経験をさせてもらいました。形はまだ決まっていませんが、年齢的にもこれからは自分たちしか持っていないものを伝える側になって活動をしていこうと思っています。

FP #6 小村美聡 選手(アルコ神戸)
さまざまな事情で大会直前まで、チーム練習もままならないなか、この大会に出場することを念頭に置いていました。大会が始まってからも、勝たないと次がないと話して、限られていた自分たちにできることをやり続けようと決めて戦いました。自分たちのできること、得意としていることを常に出せるようにして、120%を出し切ろうと1試合1試合戦ってきました。決勝では負けてしまいましたが、私もそうですが、みんなの人生のなかでも、強く残っていく大会になったと思っています。

FP #4 高橋美香 選手(SWHレディース西宮)
ここまでつないでくれたチームメートと勝って終わることができました。結果的には優勝に届かず3位になりましたが、自分にとっては大切な3位です。このチームに7年間在籍しましたが、今季で引退します。このチームは、フットサルだけではなく、いろいろなことを教えてくれた自分にとって居心地の良い場所でした。試合に出られないときも「このチームに何かできないか」と思わせてくれるチームでした。残る選手たちには、この先、ピッチ内外でより自覚と責任を持って頑張ってもらいたいと思います。

大会日程:2022年3月4日(金)~3月6日(日)
大会会場:北海道/よつ葉アリーナ十勝

大会情報はこちら

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー