JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > フットサル > 最新ニュース一覧 > 前半戦のクライマックス!上位リーグ進出5チームが出そろう!【日本女子フットサルリーグ第8節・第9節】

ニュース

前半戦のクライマックス!上位リーグ進出5チームが出そろう!【日本女子フットサルリーグ第8節・第9節】

2022年09月21日

前半戦のクライマックス!上位リーグ進出5チームが出そろう!【日本女子フットサルリーグ第8節・第9節】

9月17日(土)から19日(月・祝)の3日間にわたり、兵庫県・西宮市立中央体育館、グリーンアリーナ神戸で日本女子フットサルリーグ2022-2023 第8節、第9節が行われました。

今季から新たなレギュレーションを取り入れた女子Fリーグ。前半戦では全チームが1回戦総当たりのリーグ戦を行い、後半戦ではその順位によって上位5チーム、下位5チームに分かれてリーグ戦を行います。第8節・第9節では上位リーグ進出残り3枠を4チームが争う混戦となり、前半戦のクライマックスを迎えました。

初日の1試合目では、SWHレディース西宮と流経大メニーナ龍ケ崎が上位リーグ進出を懸けて対戦。本拠地で初めての有観客試合を経験する西宮は、序盤から積極的にゴールを狙います。6分には自陣でパスをカットした藤江沙樹選手が前線にボールを送ると、パスを受けた江口未珂選手がシュートを突き刺し先制に成功します。流経大もカウンターから惜しいシーンを作りますが、GK山本彩加選手が素早い反応を見せゴールマウスを守ると、16分には右サイドからのキックインを尾川奈穂選手がゴール前に送り、井口優選手が落としたところに尾川選手が走り込んで追加点。第1ピリオドを2-0と西宮リードで折り返しました。第2ピリオドでは序盤に尾川選手が2点を追加し、ハットトリックを達成。4点のリードを保ちながら試合終盤を迎えます。まずは1点を返したい流経大でしたが、交代で出場した西宮GK丸山紀美選手の好セーブに阻まれ得点を挙げることができません。38分にはカウンターから宮本麻衣選手がミドルシュート。これはGK丸山選手にはじかれますが、こぼれ球を拾った宮本選手が中央にパスを出すと、後方から走り込んだ飯干絵里選手が左足でシュートを突き刺し1点を返します。しかし、その後はゴールを奪うことができずに4-1で試合終了。前後半を通し一度もファウルをせず、タイムアウトも取らずに常に試合を支配した西宮は、この試合で上位リーグ進出をつかみ取りました。

翌日には西宮同様、本拠地で試合を迎えたアルコ神戸がミネルバ宇部と対戦。登録メンバー7人と少ない選手で戦う宇部に対し序盤はなかなかゴールを奪えない神戸でしたが、8分に右サイドでキックインを得ると、若林エリ選手のパスに青山葵選手が合わせて待望の先制点を奪います。これに勢いを得た神戸は、早い段階からパワープレーに出た宇部の攻撃にもしっかりと守備で対抗すると、13分には左サイドを突破した伊藤沙世選手の折り返しに山川里佳子選手が合わせて追加点。その後もさらに4点を追加し6-0で第1ピリオドを折り返しました。第2ピリオドでも神戸の勢いは衰えず33分には右CKに合わせた小村美聡選手のゴールでさらに宇部を突き放すと、36分には山川選手がこの試合2点目となるゴールを挙げ8-0に。最後まで攻撃の手を緩めない神戸は、高い位置でプレスをかけボールを奪った田中ちひろ選手のアシストから中島菜月選手がダメ押しの追加点を挙げるなど終始宇部を圧倒し、9-0で大勝を収めました。この結果により、神戸が上位リーグ進出を決めています。

初日に敗れた流経大は、2日目に既に上位リーグ進出を決めている立川アスレティックFCレディースと対戦し0-2で敗戦。流経大の上位リーグ進出は、最終日のエスポラーダ北海道イルネーヴェ対フウガドールすみだレディース戦に委ねられることになりました。北海道はこの試合で勝利することで流経大と勝点で並び、得失点差で上位リーグ進出を決める可能性がありました。しかし、開始34秒で先制しながらも第1ピリオドのうちに逆転されると、第2ピリオドでも失点がかさみ3-6で敗戦。この結果により流経大の上位リーグ進出が決定し、北海道は下位リーグに回ることになりました。

また、台風14号の影響により、最終日の第3試合、第4試合は延期となりました。延期となっている2試合の終了をもって、前半戦の最終順位が決定します。

監督・選手コメント

上久保仁貴 監督(SWHレディース西宮)
日本女子フットサルリーグに参入してから初めてホームでの有観客の試合で、色々な方のご尽力の下、たくさんの観客の前で試合ができたことをまず感謝しています。また、ここ3試合で勝ち星を挙げることができず、上位リーグ進出が懸かっている大事な試合でした。「しっかり勝点3を取りにいこう」と話していたことに対して、選手たちがしっかりとコミットしてくれたことがこの結果につながったと思います。内容も100%ではありませんが、満足のいくものだったと思います。

中西真由美 監督(アルコ神戸)
年に一回のホームゲームで緊張もあり、最初はなかなか得点が入りませんでした。1点入ったことを皮切りに緊張もほぐれたと思います。今回はホームなので、普段は出場機会がない選手も起用し、最後はGKも変え、全員がピッチに立つことができました。

藤江沙樹 選手(SWHレディース西宮)
2年越しのホームでの有観客試合で、たくさんの方に支えていただきお力をいただいての開催に感謝しています。監督からも話があったように、ここ数試合では勝点を重ねられていませんでした。チームで思いを共有して臨んだ試合だったので、結果がついてきたことはよかったと思います。

小村美聡 選手(アルコ神戸)
中西監督からもあったように、年に一回の神戸開催ということでたくさんの方に足を運んでいただいたなかで、全員が躍動することを願っていました。練習からホーム開催に向けてやってきたので、まずは色々な選手が得点を取って勝てたことが一番うれしいです。

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー