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【Match Report】フットサル日本代表、逆転でグループステージ1位突破を決める! AFCフットサルアジアカップクウェート2022 GS第3戦
2022年10月03日
フットサル日本代表は10月2日(日)、AFCフットサルアジアカップクウェート2022のグループステージ第3戦のベトナム戦に臨みました。
試合開始前の順位が3位だった日本でしたが、1点差で勝てば2位で決勝ラウンド進出、2点差以上をつけて勝てばグループ首位通過、引き分け以下の結果では敗退という状況で試合に臨みます。
日本は2日前の韓国戦と同じ、GKピレス・イゴール選手、FP水谷颯真選手、吉川智貴選手、オリベイラ・アルトゥール選手、そして平田ネトアントニオマサノリ選手というスターティングファイブでキックオフを迎えます。
4点差以上をつけられて負けない限り決勝ラウンド進出が決まるベトナムは、自陣に引く戦いを選択します。対して、勝利しなければならない日本は、攻守に積極的なプレーを見せていきます。序盤から日本がゴールに迫るシーンをつくり出しましたが、アルトゥール選手のシュートがクロスバーに嫌われるなど、ゴールを挙げられずに試合が進みました。
日本に待望の先制点をもたらしたのは、ここまで2試合で無得点の清水和也選手でした。第1ピリオド6分、U-20日本代表でも共にアジアを戦った石田健太郎選手からのパスを受けた清水選手が相手を背負いながらボールを受けます。巧みなコントロールでマークを振り切った清水選手は、ボールを右に運んでGKを動かして右足でシュート。ボールはカバーに入っていた相手選手の股を抜けてゴールに決まり、日本が先制点を挙げます。その後も日本はベトナムを圧倒しましたが、追加点を挙げられないまま第1ピリオドを終えました。
第2ピリオドに入ると、ベトナムは前線からプレスを掛けてきます。それでも日本は効果的に最前線の平田選手、清水選手にボールを入れて、相手の守備の逆を突いていきます。立ち上がりからチャンスをつくる日本でしたが、デザインされたセットプレーからフリーになった清水選手が放ったシュートが左に外れていった場面など、木暮賢一郎監督が天を仰ぐシーンが続きました。
グループ2位通過になった場合は、準々決勝で優勝候補にも挙げられるイランと対戦することが予想されていました。2点目を目指す日本に対し、ベトナムは2点目を絶対に与えないようにと戦いを仕掛けてきます。第2ピリオド10分以上を残して、ベトナムはパワープレーを開始。数的優位をつくってボールを回し、時計の針を進めることを狙ってきました。それでも日本は落ち着いて対応し、ベトナムからボールを回収して攻撃に転じます。
優位に試合を進めていた日本は、第2ピリオド16分、自陣の深い位置で相手のボールをカットしたアルトゥール選手がドリブルで前進。左サイドの清水選手にパスを出しました。「相手選手との距離があったのでいけると思った」という清水選手は相手選手を背負って反転すると、そのまま左足を振り抜きます。このシュートがGKの股下を抜けてゴールに決まり、日本はついに2点目を挙げることに成功しました。
試合の終盤、ベトナムはパワープレーを仕掛けてきますが、GKイゴール選手を中心にゴールを守り、2試合連続で無失点を達成。グループ1位通過に必要だった2-0というスコアを実現して、第1回大会から16大会連続となるベスト8進出を決めました。
監督・選手コメント
木暮賢一郎 監督
いろいろな叱咤激励をいただきましたが、称賛も批判も受けるのが代表だと思っています。結果オーライと思っているわけではなく、サウジアラビア戦での敗戦は、しっかり受け止めないといけません。それを学びに変えることができて、結果として1位通過ができたことは、選手たちが苦しい状況の中でも頑張ってくれて、精神的にもタフに戦ってくれたので、選手たちを誇りに思います。
FP #6 吉川智貴 選手(名古屋オーシャンズ)
1位通過できてよかったです。1回負けてから立て直して2勝できたことは、チームとしては非常に成長を感じる部分です。素直にうれしいのと、“良かった”という気持ちです。日本がしっかりプレスを掛けられれば、相手のクオリティーが落ちることは前半から示すことができたと思います。この守備を続けていくことが、この先の戦いも最低限は必要だと思いますが、攻撃のところでもチャンスがたくさんあるので、自分も含めて決めるところを決めないといけないと思っています。
FP #9 平田ネトアントニオマサノリ 選手(名古屋オーシャンズ)
初戦で負けていたので、勝って予選突破をすることが頭にありました。とりあえず勝つことができてよかったです。自分たちが望んでいた3連勝という形ではありませんが、1位通過できたので、気持ちを切り替えて明日も準備してノックアウトステージに臨みたいと思います。チームに求められている自分の仕事はできていると思うので、あとは点を取ること。点を取ればチームが楽になると思うので、これを続けて点を取れるように頑張ります。
FP #11 清水和也 選手(フウガドールすみだ)
2018年に戦った時とは各チームレベルが違い、その中で難しさはあります。ただ、自分たちがやらないといけないこと、やるべきことをやれば、間違いなく勝っていけることを体感できました。日本に対して簡単にゲームを展開させてくれないこともありましたし、この3試合を戦った教訓は、しっかり自分たちの体に染みついたと思うので、どの相手が来てもこのスタンスをもって試合に挑みたいと思います。再び決勝に行き、優勝したいです。
ハイライト
YouTube(AFC):#ACFutsal2022 - Group D | Japan 2 - 0 Vietnam
AFCフットサルアジアカップクウェート2022
大会期間:2022年9月27日(火)~2022月10月8日(土)
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