JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > フットサル > 最新ニュース一覧 > ベスト4が出そろう!コンサドーレ釧路と高知中は全勝で1次ラウンド突破 JFA 第28回全日本U-15フットサル選手権大会

ニュース

ベスト4が出そろう!コンサドーレ釧路と高知中は全勝で1次ラウンド突破 JFA 第28回全日本U-15フットサル選手権大会

2023年01月09日

ベスト4が出そろう!コンサドーレ釧路と高知中は全勝で1次ラウンド突破 JFA 第28回全日本U-15フットサル選手権大会

JFA 第28回全日本U-15フットサル選手権大会は1月8日(日)に大会2日目を迎え、1次ラウンド第3節の8試合が行われました。今年度の日本一を目指して栃木の日環アリーナに集まった16チームから、ベスト4進出チームが出そろいました。

初日を終えたグループAで、決勝ラウンド進出の可能性を残していたのは、FCフォルテU15(北海道2)とリオペードラ・加賀(北信越/石川)の2チームでした。この2チームの直接対決は、第1ピリオド4分に三田村櫂里選手のゴールで、リオペードラ・加賀が先制します。自力で決勝ラウンド進出を決めるためには、4点差を付けて勝利する必要のあったリオペードラ・加賀でしたが、ボールを奪いに行かなかったフォルテに合わせる形となり、自陣でボールをキープして攻めに行きませんでした。

引いてカウンターを狙い続けたフォルテは、焦れた相手から第1ピリオド7分にゴールを奪いますが、すぐに再びリードされてしまいます。それでも第2ピリオド2分と3分に連続ゴールを挙げて、逆転しました。試合終了間際にはリオペードラ・加賀も同点ゴールを決めましたが、3-3で試合は終了し、勝ち点を7に伸ばしたフォルテが、初出場で4強進出を決めています。

また、初戦でフォルテに敗れたFCブリンカール安城(東海/愛知)は8-1で開催地代表のファンタジスタ栃木(栃木)に勝利し、グループ2位に浮上しました。

グループBの首位攻防戦となったフウガドールすみだウイングス(関東2/東京)とアッズーロ和歌山(関西1/和歌山)の一戦は、両チームのGKの奮闘もあり、互いに得点を決められないまま20分間を終えました。これによりすみだウイングスが、2年ぶりにベスト4進出を決めています。また、FCレガッテ(東北/福島)は陣野文哉選手が4得点を挙げる活躍を見せ、6-3でサウージ ワサダU-15(九州2/大分)に勝利。昨年大会は未勝利に終わりましたが、2勝してグループ2位となっています。

グループCでは、北海道コンサドーレ釧路(北海道1)が、京都FC長岡京(関西2/京都)と対戦し、第1ピリオド8分までに3点をリードします。しかし、ここから京都FC長岡京も反撃を見せ、第2ピリオド5分までに同点に追い付きました。両チームの白熱した試合に会場も盛り上がりましたが、ここからは再びコンサドーレ釧路が地力を見せ、最終的には6-3で勝利。昨年大会で優勝した北海道コンサドーレ旭川に続き、2大会連続でJリーグの北海道コンサドーレ札幌の下部組織クラブが4強に進出しました。

グループDの首位を決める長岡JYFC(北信越2/新潟)と高知中学校(四国/高知)の一戦も激闘となりました。引き分けでも決勝ラウンド進出が決まる高知中は、長岡JYFCを上回るスタートを切り、開始直後から松田翔空選手を中心にチャンスをつくり、わずか1分でオウンゴールを誘発して先制します。ここから互いに点を取り合う展開となり、第1ピリオド終了間際には、吉原巧也選手がハットトリックを達成して3-2と長岡JYFCが逆転します。しかし、この3点目を取った際に吉原選手が負傷。第2ピリオドの立ち上がりに高知中は2点を連取して再逆転しました。長岡JYFCは、第2ピリオド7分にFP鳥羽ひかる選手が同点ゴールを決めましたが一時的に追いつくのが精いっぱい。試合終了間際に村田桜埜選手が決めたゴールが決勝点となり、高知中が3連勝で準決勝に駒を進めました。

この結果、大会最終日となる1月9日(月・祝)の準決勝2試合の対戦カードは、フォルテvsすみだウイングス、コンサドーレ釧路vs高知中となっています。ほとんどの中学3年生の選手たちにとっては、中学年代で最後の大会。笑顔とともに栃木を後にすることができるのは、どのチームになるでしょうか。

監督・選手コメント

古居俊平 監督(FCブリンカール安城)
もっと高いステージで選手たちに試合をやらせてあげたかったというのが、本当に率直な感想です。そこでどれくらいのプレーができるかを見せたかったけれど、そうならなかったことが、まずは申し訳ない。あらためて勝負の難しさを感じましたし、過去には戻れないから、本当に1日1日、その瞬間、瞬間を大事にしないといけないなと思いました。今、それぞれが感じている「もうちょっと頑張れば良かった」というのを、この先のそれぞれのキャリアに生かしてもらえたらと思います。

FP #99 小濵楽歩 選手(FCレガッテ)
今年の全国大会は、昨年に続き2回目の出場でした。去年は先輩たちに連れて来てもらったので、今年は自分が後輩を連れて行く番だと思っていました。去年は全国大会で1勝もできずに、「チーム史上初のベスト4進出」という目標を掲げてトレーニングをしてきた結果、昨日の試合で全国大会初勝利を挙げることができたことはうれしかったです。ベスト4という目標には届きませんでしたが、これから先、後輩たちには3年連続、4年連続と、どんどん全国大会出場を続けてもらって、優勝してほしいと思います。

GK #3 伊藤鳳起 選手(フウガドールすみだウイングス)
1試合目も、3試合目も、なかなか点が入らない中で、追い付かれたり、緊迫した試合になりました。それでも岡村康平コーチが来てくれて、周りの声援を受けて、みんなで声を出した結果が、ここに表れたと思っています。個人的にも、フットサル日本代表の内山慶太郎GKコーチにも多くのことを教わったので「内山コーチにも届け」という思いでプレーしています。この後、しっかりみんなでコミュニケーションを取り、相手の分析をして準決勝に臨んで優勝まで行きたいと思います。

FP #36 中村蒼 選手(長岡JYFC)
長岡JYFCは、北信越大会に2チームを送り出していました。僕らがリオペードラ・加賀に勝っていれば、もう一つのチームも、この全国大会に来ることができていたのですが、僕らが負けてしまったことで、彼らが来ることができなくなっていました。その分も、全国大会でリオペードラに借りを返そうと話していたのですが、その前に負けてしまったことが悔しいです。(高知中の試合は)相手がスタートから勢いをもって来ることは予想したのですが、少し出遅れる形になってしまいました。全国大会というキラキラした舞台でやれたことは良い経験になったと思うので、高校でも全国大会に出て今回の悔しさの借りを返したいと思います。

大会期間:2023年1月7日(土)~9日(月・祝)
大会会場:栃木県/日環アリーナ栃木

大会情報はこちら

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー