JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > フットサル > 最新ニュース一覧 > U-19フットサル日本選抜 Fリーグオーシャンカップ2023 Y.S.C.C.横浜に惜敗し初戦敗退

ニュース

U-19フットサル日本選抜 Fリーグオーシャンカップ2023 Y.S.C.C.横浜に惜敗し初戦敗退

2023年05月17日

U-19フットサル日本選抜 Fリーグオーシャンカップ2023 Y.S.C.C.横浜に惜敗し初戦敗退

Fリーグオーシャンカップ2023
2023年5月16日(火) キックオフ時間13:00 試合時間40分(前後半各20分間のプレーイングタイム)
エスフォルタアリーナ八王子(東京)

U-19フットサル日本選抜 0-2(前半0-1、後半0-1)Y.S.C.C.横浜

得点
13分 失点
33分 失点

スターティングメンバー
GK:物部呂敏
FP:山下款史、伊集龍二©、青島竣平、鎌野憲佑

サブメンバー
GK:入江悠斗
FP:木村颯也、浅野岬、祖父江隆之介、春日陵河、鈴木大輝、片山聖、宮田惇平、羽生恒平

登録外メンバー(出場停止、怪我など)
GK:なし
FP:なし

マッチレポート

Fリーグの新シーズン開幕前の前哨戦であるFリーグオーシャンカップ2023にゲストチームとして出場したU-19フットサル日本選抜は5月16日(火)、F1のY.S.C.C.横浜との初戦に臨み、果敢に戦いながらも日本代表選手に実力の差を突き付けられ0-2で惜敗し、大会を終えました。

始動してから4日間のトレーニング、計7セッションを経てこの初戦を迎えた選抜チーム。試合前のロッカールームで木暮賢一郎監督が選手たちに試合の臨み方とチームコンセプトを再確認し、全員がピッチに出ている間は100%の力を出し切り、それを40分間続けることで勝利を掴もうとチームを鼓舞してキックオフの瞬間を迎えました。

第1ピリオド開始から日本選抜は前線から迫力のあるプレッシャーをかけていきます。この日の1stセットは4-0のクワトロで流動的にポジションを変更しながら相手にプレスをかけて、ボールを奪ってからはカウンターで相手ゴールに迫っていきます。試合開始早々に得点を奪って優位にゲームを進めたいと考える相手に対して、山下款史選手が相手の最後尾の選手にプレスをかけて、相手が自由に組み立てることを許しません。また、木暮監督がスカウティングで相手チームのキーマンとして挙げていた日本代表でも活躍する左利きの堤優太選手には鎌野憲佑選手がマンツーマンディフェンスを徹底して攻撃の起点を潰していきます。すると開始3分には強度の高いディフェンスからボールを奪ってカウンターを仕掛けた宮田惇平選手が右サイドでドリブルを仕掛けてカットインからシュートを試みますが、相手選手にボールが当たって枠を捉えることができません。日本選抜はここまで積み上げてきたものを発揮して失点を許さず反撃のチャンスを窺っていましたが、時間の経過とともに相手の攻撃を自陣で受ける時間が長くなっていきます。すると自陣の左サイドからドリブルで侵入した堤優太選手が個人技で選抜チームのプレッシャーを掻い潜り、ペナルティエリア付近への侵入を許すと早い振り抜きからシュートを打たれゴールネットを揺らされます。失点後も選抜チームはぶれずに相手に対して強度の高いディフェンスから反撃を試みると、自陣からの長いパスを収めた春日陵河選手が打ったシュートは相手選手に当たります。そこで得たコーナーキックのチャンスからパスを受けた青島竣平選手が直接シュートを打ちますが相手GKが指先でコースを変えて得点にはならず、第1ピリオドを0-1で折り返します。

ハーフタイムに木暮監督は選手たちに「格上の相手にここまで凄く良くやれている。ただ同点ゴールを奪って、さらに逆転するには相手よりも走って、相手よりも強度の高いプレスをかけて、相手よりも勝ちたいと強く思ってプレーしなければならない。第1ピリオド以上のプレーを残り20分間発揮できた先に勝利が待っているはずだから、全員で最後まで出し切って闘おう」と檄を飛ばし、選手たちも気合十分で第2ピリオドに向かいました。

まずは同点に追いつきたい日本選抜。鈴木大輝選手が体格で上回る相手に対しても臆さずにプレッシャーをかけてボールを奪うとカウンターから得点を狙います。この日キャプテンマークを巻いた伊集龍二選手も最後尾からチームを鼓舞し続け、GKの物部呂敏選手と連係を取りながら数的優位を作って攻撃を組み立てていきます。相手の攻撃を受ける時間が長い中でも果敢に相手ゴールに迫る日本選抜でしたが、なかなか得点を奪えずにいると33分にまたしても堤選手が中央から右サイドにドリブルし、ゴール前への侵入を許して再び強烈なシュートがネットに突き刺さり、追加点を奪われます。勝利のために攻めるしかなくなった日本選抜に対し、ペースを落として時間を上手く使っていく相手からなかなかボールを奪えず、カウンターを受ける場面ではたまらずファールを重ねてしまい、37分に相手にPKを与えてしまいます。ゴールマウスに立ちはだかった物部選手が堤選手の渾身のシュートを左足ではじいてチームを救います。しかし、日本選抜は最後まで得点を奪うことができず、Fリーグのトップチームに0-2で敗戦し、ゲストチームとして出場したオーシャンカップ2023は初戦敗退となりました。

チームは高円宮記念JFA夢フィールドに戻り、最終日までトレーニングキャンプを行います。

監督・選手コメント

木暮賢一郎 監督
まずは昨年に続き伝統あるFリーグオーシャンカップ2023に参加させていただき感謝しています。今年は平均年齢17.4歳で、昨年行ったU-18フットサルタレント育成普及事業に参加した選手を中心に構成しています。
選手たちは初めてだらけの環境の中、トレーニングから全力を尽くしています。試合に関しては守備をする時間がかなり多くなりましたが、試合終了後に胸を張ってピッチを出るに値するプレーを40分間やり続けてくれました。この年齢層でF1のチームとの試合経験を積めたことは彼らにとって大きな転機になるはずです。活動は21日まで続きますので、さらなる成長に繋がるように良いトレーニングをしていきたいと思います。彼らの未来に是非期待して下さい。引き続き応援よろしくお願いします。

GK #1 物部呂敏 選手(名古屋オーシャンズサテライト)
チームが集合してから4日間、回数にすると7回のトレーニングで初戦に臨みました。慣れない2部トレーニング、強度の高い練習や所属チームとは異なる戦術、非日常的なことが多く重なり、体が疲れ切っている状態で試合の日になりました。結果は0-2で負け。チームとして通用した戦術とうまくいかなかったものが明確に分かれた試合だと感じました。個人としてはF1レベルの相手のシュートを多く止めることができ、通用する部分もあると感じました。しかしプレッシャーの速さや相手の賢さを上回ることができずキーパーを使いボールを保持することが難しかったです。このような10日間の長期キャンプのスケジュールを組んでいただいたJFAのスタッフ、送り出していただいたチームの関係者や保護者に感謝の気持ちを忘れずに最後まで充実したトレーニングをし、チームそして個人がレベルアップできるようにしていきます。

FP #6 伊集龍二 選手(名古屋オーシャンズサテライト)
多くの方々の協力と理解の上でこの活動ができること、そしてオーシャンカップに出場できたことに感謝しています。Y.S.C.C.横浜との初戦は0-2で負けという結果でした。チーム一丸となって戦いましたがF1の壁を越えることができませんでした。個人としてはキャプテンとして後ろからチームメイトに声をかけ続け40分間戦うことができました。ここで終わりではなくこの経験をバネにこれからも頑張っていきます。応援してくださった方々ありがとうございました。

FP #11 鎌野憲佑 選手(湘南ベルマーレフットサルクラブロンドリーナ)
まず、F1の素晴らしいチームと対戦することができ、とても良い経験になりました。個人としてはディフェンス面で自身の力を出すことができましたが、オフェンス面で得点できず、チームの力になることができませんでした。これからの課題として、どんな相手でも自分の長所を出せるように日々練習したいと思います。チームとしては体格も経験でもハンデのあるF1チームにどのようなプレーをしたら勝てるのかを常に考え、一体感を持ち続けることが大切だと感じました。まだ合宿は続くので多くのことを吸収できるように全力で取り組んでいきます。

FP #15 宮田惇平 選手(フウガドールすみだファルコンズ)
今回はY.S.C.C.横浜との試合でした。スピード感や基礎技術が自分たちとは全く違っていて、最初は戸惑う部分もありました。試合を進めていくごとにスピード感にも慣れていき、自分たちの良さが出せている部分もありました。しかし、チャンスを決めきれなくて逆に失点をしてしまうゲームの流れになってしまいました。僕たちの掲げている目標を達成するには、今回のような相手を全て上回って勝たないと達成できません。今日は負けてしまいましたが、まだ活動は続きます。今回の敗戦の悔しさをバネにして、もっと練習して、もっと上手くなります。今日は応援ありがとうございました。

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー