1月6日(土)・7日(日)に第3回静岡障がい者サッカーフェスティバル大会が静岡市清水区の清水ナショナルトレーニングセンターを主会場に開催されました。

知的障がいの部では、小学生から大人まで24チーム約300人が参加し、それぞれのカテゴリーで熱戦を繰り広げました。今秋、全国障害者スポーツ大会を開催する福井県からも、3年連続で福井FIDサッカークラブが参加しました。7日(日)にIAIスタジアムで行われた、招待チームの横浜マリノス・フトゥーロと静岡県選抜との試合は、0-1で横浜マリノス・フトゥーロが勝利しました。

電動車椅子サッカーの部では、静岡県選抜、長野県合同チーム、横浜市のYokohamaCrackersの3チームがリーグ戦を行いました。迫力のある試合が展開され、YokohamaCrackersが1勝1分けで優勝しました。電動車椅子の体験会にも約20人が参加しました。

アンプティサッカーの部では、2日間とも体験会を行い、約120人が参加しました。日本代表選手らによる東西対抗戦では、その迫力あるプレーに皆、大きな声援と歓声をあげていました。試合は、5-5でPK戦となり、、西軍が勝利を収め、高橋良和選手がMVPとなりました。

ソーシャルフットボールの部は、チーム数が例年から2チーム増え、今年は5チームが参加し、「バカスゲーラ静岡」が優勝しました。

ブラインドサッカーの体験会では、元日本代表の葭原滋男さんをお招きし、約100人が参加しました。

全ての試合は、静岡県サッカー協会とともに、東海大学付属静岡翔陽高等学校中高・男子・女子サッカー部、清水庵原中学校、清水第一中学校、清水庵原中学校サッカー部と後援企業のボランティアの皆さんによって審判も含め運営されました。2日間延べ、参加選手約500人、ボランティア役員250人、一般の参加者約200人の方々が関わりました。また、今回は地元放送局の夕方のニュースでフェスティバルの様子が放映され、より多くの方々にフェスティバルを通して障がい者サッカーを知っていただく機会にもなりました。

大会実施概要

名称：
第3回静岡障がい者サッカーフェスティバル

日程：
2018年1月6日(土)、7日(日) 9:00〜16:00

会場：
清水ナショナルトレーニングセンター（静岡市清水区山切1487-1）
IAIスタジアム日本平（静岡市清水区村松3880-1）
静岡市立清水庵原中学校（静岡市清水区原245）

主催：
NPO法人静岡FIDサッカー連盟

内容：
6日(土)
知的障がい者サッカー大会（県内小・中・高・一般）
電動車椅子サッカー大会（中部・関東ブロック）
ブラインド及びアンプティサッカー体験会

7日(日)
知的障がいサッカー　静岡県選抜 vs 横浜F・マリノスフトゥーロ（於 IAIスタジアム）
ごちゃまぜサッカー
アンプティサッカー東西対抗戦
ソーシャルフットボール静岡県大会
各種障がい者サッカー体験会

コメント

奥光洋 選手（ガネーシャ静岡AFC）
このようなイベントは、皆さんに障がい者スポーツを理解していただけるとても良い機会だと思います。今後も是非続けてほしいです。アンプティサッカーの体験会は、参加いただいた皆さんの笑顔がとても印象的でした。東西線では、本格的なアンプティサッカーをたくさんの方に楽しんでいただいたと思います。5月、11月の大会もとても面白いので、そちらもぜひ見に来てほしいです。

細田菜月 さん（東海大学付属静岡翔陽高等学校中等部女子サッカー部）
今日は、ごちゃまぜサッカーをして楽しかったです。80代から10代までの人が一緒になってサッカーをして触れ合うことができました。自分のチームの人は男子も女子も大人の人もシニアの人も障がいを持っている人もいて皆で一緒になってサッカーを楽しむことができました。3チームの中で1位になることができました。

参加者コメント（2年生男子）
芝生が気持ち良くて、いつもよりやる気が出ました。大人はすごく上手だったけれど、スライディングでとれました。すごくうれしかったです。友だちと話したりスライディングでとれたりしたから、思い出に残りそうです。

参加者コメント（3年生男子）
ゴールキーパーで点を入れられたけれど楽しかったです。友だちのボールを止められたのがよかったです。次は4年生で、ドリブルしてゴールを決めたいです。

参加者コメント（4年生男子）
ぼくは、相手がボールを持っていたら走って何回も追いかけました。そして、ゴールを2回決めました。試合は6対5でぼくのチームが勝ちました。ユニフォームを着たら格好よかったので、また着てやりたいです。

観客コメント
知的障がいを持つ長男が、この大会に参加させていただいていることから、アンプティの試合のことを知りました。ハンディの形は色々ですが、どの方もサッカーが好きなんだと感心しました。そして何より、ハンディを感じさせないスピードと迫力に感動しました。皆さんかっこよかったです。これからもがんばってください。