地域移行に対するJFAのビジョン『ありたき姿』
地域移行に対するJFAのビジョン『ありたき姿』
日本型ダブルピラミッド(Japan’s Wayより)
『日本型ダブルピラミッドを高めていくこと、一方が高まればその影響でもう一方も高まる…夢の実現のためにはそのシナジー(相乗効果)により「世界一サッカーで幸せな国」 を目指していくことになります。』
URL:https://www.jfa.jp/japansway/
『ありたき姿』中学生年代の子供たちのだれもが・どこでも・いつまでもサッカーを楽しみ続けられる環境に
中学生年代の『ありたき姿』
JFAでは『日本がワールドカップのトロフィーを掲げる』というありたき姿の実現に向け、世界一サッカーで幸せな国を目指し、その道筋としてのJapan’s Wayを2022年に策定しました。
そして同じく2022年には、少子化などの影響により成り立たなくなる部活動も増えてきている中、子供たちがそれぞれに適した環境で、スポーツに親しめる持続可能な活動環境を整備するために、スポーツ庁による中学校部活動の地域移行の推進が本格的に始まりました。
JFA部活動推進委員会では、部活動地域移行が取り巻く様々な影響や課題も捉えつつ、2014年に宣言した『JFAグラスルーツ宣言』や、Japan’s Wayにもある日本型ダブルピラミッドの中でも中学生年代における図の『参加する、楽しむサッカー環境』のピラミッド(※図破線部①)を、 より整備していくために、中学生年代の子供たちのだれもが・どこでも・いつまでもサッカーを楽しみ続けられる『ありたき姿』を描きました。
JFAは、部活動の地域移行に伴う様々な変化を、ありたき姿の実現に 向けた『絶好の機会』と捉え、より良いサッカー環境の創出していきます。
日常のサッカー環境
高いレベルの環境を目指す選手、そうではない選手、性別、人種、取り巻く環境も関係なく、だれもがサッカーの楽しさに触れることができる、自分に合ったレベルでサッカーができる
これまでの部活動のように学校を拠点とする場も、学校の枠を超えた地域でのプレーする場も、どんな選手にとっても身近に心からサッカーを楽しめる場があり、自分のニーズや希望に合った環境を自由に選ぶことができる
育成年代における「引退」はなく、年齢や学年の垣根を超えてサッカーを続けることができる場がある
また、次の年代でプレーする環境へのパスウェイが、見やすく繋がっている
◎教員が
…これまで部活を支えてきた、熱意をもった教員が地域のサッカーの指導を続けている
◎教員以外の地域の人々が
…地域にいる様々な指導者が、チームを支えている
シニア年代やユース年代など様々な人材にとって、クラブが地域の中で活躍の場となっている
ゲーム環境
◎だれもが試合に出場し、サッカーを楽しんでいる
◎そのためにも自分にあった環境や試合に出れる環境を自由に選ぶことができる
◎すべてのチームが試合に参加できる環境があり、すべての選手が試合の場で心からサッカーを楽しめる環境がある
◎活動の場の種類によって出場が制限されることのない試合環境がある
◎上を目指すチームも、そうではなく楽しむことを目的とするチームも、どんなチームもレベルに合わせたゲーム環境を選び、参加し楽しんでいる