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【私の好きな本】前田大然選手(CSマリティモ)~家族との時間が最良のリラックスタイム~
2020年05月05日
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、多くの方が外出自粛をされています。自宅での過ごし方は人それぞれですが、サッカー選手はどのような本を読んでいるのか、またどのように自宅で過ごしているのでしょうか。今回はU-23日本代表の前田大然選手(CSマリティモ)に話を聞きました。
※このインタビューは4月15日(水)にウェブ会議システムを利用して行いました。
読み聞かせで娘とコミュニケーション
みなさんこんにちは。前田大然です。今日は僕のおすすめの本を紹介します。娘に読み聞かせをしている『いないいないばあ』という絵本です。昔からある絵本なので、皆さんも知っているのではないでしょうか。
いろいろな動物が出てきて「いないいないばあ」を繰り返すという内容ですが、短いので簡単に読んであげられます。娘は最近、よく笑うようになってきました。勢いよく「ばあっ!」ってやって笑わせています。まだ10カ月なので内容までは理解できていないと思いますが、とにかく「ばあっ!」ってやると笑ってくれます。
この絵本の影響なのか、娘は普通の「いないいないばあ」も大好きですね。手で顔を隠したり、布団に隠れたりしてやってあげると、ものすごく笑ってくれます。
あと、飛び出す絵本のようになっている動物園の本もよく読み聞かせしています。娘が噛みちぎってボロボロになってしまったんですけど。象は鼻がないし、強いはずのライオンもどこか弱々しいし(苦笑)。でも、そうやって娘に読み聞かせする時間は、今の僕にとってすごく大切なものになっています。
娘とは毎日、一緒に遊んでいます。娘と一緒に過ごす時間が癒しになっています。夜の寝かしつけは妻が担当していますが、その前の段階までは僕も関わるように意識しています。
娘に読み聞かせをするために、ポルトガルには絵本を何冊か持ってきています。僕、自分ではあまり本は読まないんですよ。「読んだほうがいい」とは言われますが、漢字が苦手で(苦笑)。
漫画は、どちらかというとアニメ化されたものを映像で見る派ですね。移動中もずっと動画を見ています。
家族との時間がかけがいのない癒やし
僕は今、妻と生後10カ月の娘と一緒に、ポルトガルのマデイラ島という島で生活しています。
首都のリスボンには大勢の日本人が住んでいますし、ポルティモネンセSCというクラブには権田修一選手や安西幸輝選手が所属しているので、現地の情報は彼らに聞くことができるのですが、この島にいる日本人は僕たち家族3人だけ。通訳もいないので、日常生活はいろいろと大変です。買い物はもう慣れましたが、病院に行かなければならない状況になったら……と考えると不安もあります。
これまでは問題なく生活していましたが、今は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、外出が制限されています。以前は買い物にもみんなで一緒に行っていましたが、今は子どもを外出させないようにということなので、買い物担当は僕の役目になっています。
サッカーができず、家にいる時間が長くなっていますが、娘と遊んだり、料理をしたりして過ごしています。料理は以前から少しずつやっていました。妻と一緒に作ったり、僕が妻の代わりに作ったり。先日も妻と一緒にチーズケーキを作りました(笑)。コーヒーを淹れて、おやつの時間に娘と一緒に食べました。こういう時間があればリラックスできますし、日本の皆さんにもオススメですよ。