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ハリルホジッチ監督、「最大限の力を出してほしい」 ~キリンチャレンジ2017 ニュージーランド代表戦へ~

2017年10月06日

ハリルホジッチ監督、「最大限の力を出してほしい」 ~キリンチャレンジ2017 ニュージーランド代表戦へ~

SAMURAI BLUE(日本代表)のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は10月5日(木)、キリンチャレンジカップ2017のニュージーランド代表戦を翌日に控えて試合会場の愛知県の豊田スタジアムで会見に臨み、「明日は非常に良いテスト。選手には最大限の力を出してほしい」と述べました。

日本が出場権を獲得した2018 FIFAワールドカップ・ロシア大会に臨むメンバー選考へ、ハリルホジッチ監督はこの試合と10日(火)のハイチ代表戦で先発メンバーを入れ替え、6人の交代枠も活用して、多くの選手にプレー機会を与える意向を示しています。

今回日本が対戦するニュージーランドは、体格の大きさ、フィジカルの強さを備え、予選で戦ってきたアジアの対戦相手とは異なるタイプの相手です。

ハリルホジッチ監督は、「ニュージーランドはチームにデュエルのコンセプトがあり、非常にアグレッシブ」と分析して、「プレー時間に関わらず、それぞれの選手には最大限の力を出してチャンスを活かしてほしい。彼ら以外にもチャンスを待っている選手たちがいる」と奮起を促しました。

11月に南米5位チームとのワールドカップ予選大陸間プレーオフを控えるニュージーランド代表のアンソニー・ハドソン監督は、「日本は攻撃的で、11月に対戦する相手と似ている。この試合は我々にとって非常に良いテストになる」と話しています。

ニュージーランドと日本の対戦は3度目。過去の顔合わせは2003年のFIFAコンフェデレーションズカップのグループステージ、3年前のキリンチャレンジカップ2014で、いずれも日本が勝ちました(2-0、4-2)。FIFAランクでは日本の40位に対して113位です。

しかし、今回のチームは、2014年の対戦で2ゴールを決めたFWクリス・ウッド選手(バーンリー)や守備を牽引するDFウィンストン・リード選手(ウェストハム・ユニテッド)らを中心に、選手たちが海外リーグで経験を重ねてきています。

DF吉田麻也選手(サウサンプトン)は、「アジアと違う戦い方をしなければいけないし、うまく駆け引きしながらやらなければいけない。全力で戦って、一つでも多くの収穫や課題を見出していければいい」と語っています。

日本代表はこの日、試合会場で冒頭15分以外を非公開にして、戦術の確認を行ないました。前日、左足太もも裏の張りを覚えてホテルで別調整だったFW原口元気選手(ヘルタ・ベルリン)は、別メニューで体を動かしました。

MF井手口陽介選手(ガンバ大阪)は、本大会のメンバー入りを念頭に「ここから競争は始まっていると思う。しっかり毎試合アピールできるようにやっていきたい」と話しています。

ロシア大会開幕まで約8か月。チームは今月の2試合に続いて、来月は欧州でブラジル代表、ベルギー代表との強化試合が決まっています。

ハリルホジッチ監督は、「我々はここで連勝して、自信を付けて11月の合宿へ準備したい」と話し、試合ごとの積み上げを期待しています。

監督・選手コメント

ヴァイッド・ハリルホジッチ SAMURAI BLUE(日本代表)監督
ニュージーランドは重要な予選プレーオフへ準備中で、非常に高いモチベーションで戦ってくるでしょう。今回2試合のスタメンは同じにはなりません。(編成には)ディフェンス、中盤、前線で一貫性のあるプレーができるようにチームを組み立て、守備と攻撃の両方のバランスを保つように選ばなくてはなりませんが。選手たちには最大限の力を出して、チャンスを活かしてもらいたい。彼ら以外にもチャンスを待っている選手たちがいます。選手たちには「ワールドカップは最も素晴らしく美しい大会だが、同時に要求も高く、危険もある。準備ができていなければ後悔に繋がり、フラストレーションと屈辱を感じることになる」と伝えました。この8ヵ月は彼らにとって非常に重要な時期です。選手一人ひとりが、クラブと代表チームの両方で自分のポジションを勝ち取る戦いをしなければなりません。

DF #19 酒井宏樹 選手(オリンピック・マルセイユ)
しっかり試合をコントロールしてチームが勝てれば、ディフェンスはそういう積み重ねが評価に繋がると思うので、やれることをやっていくしかありません。連係やコンビネーションの部分で守れるかどうかが決まるので、お互いが本当に信じ合って少しずつ守備が上がっていくものです。間違いなく、連係は上がってきていると思いますが、ワールドカップを考えるとまだまだだと思うので、トライしていきたいです。

DF #22 吉田麻也 選手(サウサンプトン)
相手は高さもフィジカルもあって、アジアの相手とは違った戦い方をしていかなければならないですし、特にこの10月、11月、3月で結果を残さないとワールドカップに行けません。自分も集中してやるべきことをやって、チームのパフォーマンスを上げていきたいですし、一人でも多くの選手がこのシリーズと次のシリーズで結果を出すことが大事だと思っています。

MF #2 井手口陽介 選手(ガンバ大阪)
本大会へ向けて競争は始まっていますし、8か月という少ない期間の中でどれだけ自分が成長できるかです。毎回合宿で練習からしっかり成長した姿を見せられるようにしたい。守備も攻撃も存在感というか、しっかりチームの勝利に貢献できるようにやっていきたいです。守備はしっかり相手を潰しに行って、攻撃ではチャンスがあれば出て行き、アシストや点を獲ることなど、目に見える結果を残していきたいです。

FW #8 原口元気 選手(ヘルタ・ベルリン)
フィジカル的にもメンタル的にも良い準備ができていたことは、この間のバイエルン戦で証明できていたので、ここでも出したかったですし、いい表現をしたかったので残念です。明日はどんなプレーが効果的か、僕のポジションで出ている選手の良いところや上手くいったプレーなどを見て、いろいろと勉強したいと思います。

アンソニー・ハドソン ニュージーランド代表監督
日本は攻撃的ですし危険な選手もいる強いチームで、我々には良いテストです。我々はビッグチームではないですが、良いチームで、ビッグチームとも戦って結果を得ることができると、コンフェデレーションズカップで学びました。明日も結果を得たいと思います。

JFA-TV

  • 酒井宏樹 選手(オリンピック・マルセイユ)インタビュー

  • 吉田麻也 選手(サウサンプトン)インタビュー

  • 井手口陽介 選手(ガンバ大阪)インタビュー

スケジュール

10月1日(日) PM トレーニング【一般非公開】
10月2日(月) PM トレーニング【一般非公開】
10月3日(火) PM トレーニング【一般非公開】
10月4日(水) PM トレーニング【一般非公開】
10月5日(木) PM 公式会見・公式練習【一般非公開】
10月6日(金) 19:20 キリンチャレンジカップ2017
vs ニュージーランド代表(豊田スタジアム)
10月7日(土) 11:00 トレーニング(豊田スタジアム)【一般公開】
10月8日(日) PM トレーニング【一般非公開】
10月9日(月) PM 公式会見・公式練習【一般非公開】
10月10日(火) 19:30 キリンチャレンジカップ2017
vs ハイチ代表(日産スタジアム)

※ スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

2017/10/6(金) 19:20 キックオフ(予定)
SAMURAI BLUE vs ニュージーランド代表
愛知/豊田スタジアム
テレビ放送:日本テレビ系にて全国生放送

大会情報はこちら

2017/10/10(火) 19:30 キックオフ(予定)
SAMURAI BLUE vs ハイチ代表
神奈川/日産スタジアム
テレビ放送:TBS系列にて全国生放送

大会情報はこちら

チケット絶賛発売中! 日本代表戦

10/10(火) キリンチャレンジカップ2017 神奈川/日産スタジアム

2017/10/10(火) 19:30 キックオフ(予定) 神奈川/日産スタジアム
SAMURAI BLUE(日本代表) vs ハイチ代表

10/22(日) MS&ADカップ2017 長野/長野Uスタジアム

2017/10/22(日) 16:30キックオフ(予定)
なでしこジャパン(日本女子代表)vs スイス女子代表
長野/長野Uスタジアム

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