JFAアカデミー熊本宇城 県トレセンとの練習試合で課題を確認
2019年03月07日
JFAアカデミー熊本宇城の各選手は地元のチームに所属しており、JFAアカデミー熊本宇城としてのチーム登録はしていませんが、定期的に熊本県トレセンと練習試合を行っています。
アカデミー生にとって熊本県トレセンとの練習試合は、日常のトレーニングで取り組んできたことにトライし、今の自分に何が出来て、何が出来ていないのかに気づき、新たな課題と向き合うための機会となっています。
德永拓夢 選手(8期生:中3/FCK MARRY GOLD KUMAMOTO)
アカデミーで過ごした3年間で、熊本県トレセンとは何度も練習試合をすることができました。いろいろな特徴がある選手と対戦し、テクニックだけでなく、スピードやパワーがある選手がいたので自分の思うようにはプレーできず苦戦する場面がありました。しかし、僕たちはアカデミーでの3年間を通して多くの試合を経験し、高校生との試合や海外遠征で感じたこと、学んだことを生かして、コミュニケーションで仲間を助けたり、球際を強くすることで自分たちの特徴を生かしてボールを奪い、攻撃に転じ勝利につなげることができました。県トレセンの選手たちと切磋琢磨しながら成長できたとことは貴重な経験となりました。
本山雅斗 選手(9期生:中2/UKI-C.FC)
先日行われた県トレセンU-14との試合は引き分けでした。雨が降っていた影響でボールが滑るため、パスやシュートに対する判断が難しい状況でしたが、自分としてはしっかり良いプレーが出来たと感じています。その中で印象に残っていることは2つあります。1つ目は、試合が始まってすぐのピンチを3回連続で防いだことです。1本目はコーナーキックからのヘディングシュート、2本目は近距離からのシュート、3本目は頭上を越されそうなミドルシュートをゴール外へ弾き出しました。
2つ目は、ペナルティーエリア外まで広く飛び出して守れたことです。その理由として、スルーパスへの予測ができていたこと、正しいスタートポジションがとれていたからです。しかし、良い点だけでなく、課題も見つかりました。それはビルドアップとリスク管理です。ビルドアップでは、味方の前足にコントロールしやすい質のパスが出せなかったことです。リスク管理では、味方が攻撃している時に残っておく味方の人数を伝えておけず、相手のカウンターからピンチになってしまうことが何回かありました。この試合を通して、良かった点は更に伸ばし、課題はしっかり克服できるように頑張ります。
余田碧 選手(10期生:中1/ソレッソ熊本)
熊本県トレセンU-13との練習試合では、センターバックと中盤で出場しました。センターバックでプレーした時は、ファーストタッチからパスまでが遅く、相手に寄せられて効果的なパスを出すことができませんでした。守備では、パスカットが少なかったり、1対1で簡単に抜かれてしまいました。中盤でプレーした時はボールを受ける動きが曖昧になり、なかなかパスコースになれませんでした。加えてボールを受けたときには、コントロールミスを奪われて相手のカウンターになることがありました。トレーニングでは、攻撃でのファーストタッチの質を意識すること、守備では粘り強く対応できることに取り組み、次に対戦するときは自分の良さを発揮できるようにしたいです。