キヤノン ガールズ・キャンプ JFAエリートプログラム女子U-13 トレーニングキャンプ最終日 ゲームで締めくくる
2019年05月13日
5月9日(木)から大阪府のJ-GREEN堺で始まったキヤノン ガールズ・キャンプ JFAエリートプログラム女子U-13 トレーニングキャンプは最終日の12日(日)、3グループ対抗でゲームを行いました。澄んだ青空のもと、選手たちはこれまで3日間のトレーニングを振り返りながら、真剣な表情で1本1本のゲームに臨みました。
また、11日(土)、12日(日)の2日間に渡り指導者研修会が開催され、選手のトレーニング視察や指導実践を行いました。
クロージングでは、ご支援いただいたキヤノン株式会社からのメッセージや映像と、ナショナルトレセンコーチ大部由美サブチーフからの総括がありました。この4日間で学んだことを振り返り、次の活動で全国の仲間たちとの再会を約束し、トレーニングキャンプを締めくくりました。
大部由美 統括チーフ(日本サッカー協会 ナショナルトレセンコーチ サブチーフ)
今年もキヤノン ガールズ・キャンプ JFAエリートプログラム女子U-13は大阪府堺市・J-GREEN堺にて行われ、全国9地域から推薦された57名(うちGK9名)が参加しました。エリートプログラムU-13での約束「観て、感じて、行動する」「失敗を恐れずに積極的に行動(プレー)する」をベースに、オン・ザ・ピッチ、オフ・ザ・ピッチ共に自分で判断して行動することにチャレンジしてくれました。今回のキャンプでは、U12までに積み上げた攻守におけるテクニックと個人戦術を更に磨くため、「動きながらのテクニック」「積極的・意図的にボールを奪う①②」「ゴールを奪う」の4テーマでトレーニングを実施し、勝負と局面の激しさと厳しさを求め行いました。
トライ&エラーを繰り返しながら日に日に選手たちの顔つきが変わり、コーチングスタッフの「本気で、全力で取り組んでいるか?」との問いかけにハードワークし、最終日のゲームでは指導者講習会に参加の指導者の方たちに「すごいプレーするなぁ」と言わせるほど、白熱したゲームとなりました。この年代は、2022年栃木国体少年女子の部(U16)がスタートする時のターゲットエイジです。チームとトレセンが連携し、我々指導者が責任を持って選手に関わっていくことが大切だと思いました。選手は、このキャンプに選ばれたことに一喜一憂せず、ここからがスタートだと思って日常から本気で全力でオン・オフともに取り組んでくれることに期待しています。
櫛引実 コーチ(日本サッカー協会 ナショナルトレセンコーチ/JFAアカデミー堺)
キャンプ最終日は試合形式のトレーニングを行いました。気温も30度近くあり真夏の陽気でしたが、選手たちは、この3日間で積み上げた成果を出すために勝利を目指し、気温にも負けないくらいの熱い戦いが行われました。自分が担当したグループの選手たちは、トライ&エラーをしようと、今日のゲームに臨み、何度やられても立ち向かう姿勢を見せてくれました。この熱い戦いは、見ていた地域の指導者たちも驚くほどでした。GK担当として、3日間の積み上げができているかGKの選手の活躍を楽しみにしていましたが、スーパーセーブが見られたり、相手FWの突破に臆せず、飛び込んでゴールを守る様子が見られました。GKに限らず選手全員が3日間で感じ取れた事を実践し成長してくれたと感じました。4日間のキャンプで学んだことを今後も所属先のチームでも、トライ&エラーの精神で取り組んでくれることを願います。
塩見尚子 選手(バニーズ京都SC flaps U-15/JFAアカデミー堺)
この4日間は自分自身が成長できた4日間になったと思いました。生活面では、挨拶や時間をしっかりと守ることが大切だと学びました。挨拶は一度立ち止まってすることで相手に伝わると教えてもらいました。挨拶や礼儀が正しくても時間を守らなくては、周りに迷惑がかかると学びました。
レクチャーでは食事や睡眠、リカバリーがいかに大切なのかを知りました。今までも大切だと分かっていたけど、なぜ大切なのかを教えてもらって、更に知識が増え、成長することができました。
プレーの面では、パスの質を意識したり、シュートでは、ボールを強くたたくことが大切だと教えてもらいました、たくさん教わった中で、特に心に残っているのは「守備」のことです。私は初め、守備はDFがするものだと思っていたけど、前で奪うことでチャンスが増えると分かりました。
私はこのキャンプに参加して、たくさん成長できたと思います。そして、たくさんのことを学べました。このキャンプで教えてもらったことを自分のチームに帰って発揮し、夢に向かって努力していきたいです。
横山笑愛 選手(アルビレックス新潟レディースU-15)
このキヤノンガールズキャンプに参加させてもらって、多くの学びがありました。サッカーでは、全国のレベルにどれだけ自分が通用したか、逆に通用しなかったがはっきりしたことです。フィジカル測定では、自分の短所や長所を見つめなおすことができました。また、サッカー以外のところでも勉強させてもらうことも多々ありました。
1つ目は自己管理です。ストレッチ、食事、睡眠、アイシング、体調を整えることなどを自分自身で管理することの大切さが分かりました。2つ目は「いつでも、どこでも、だれとでも」の素晴らしさです。最初は自分でもできるだろうと思っていましたが、その場に応じて仲間に接することの難しさを感じました。これからの課題がたくさん見つかったので、自チームに帰って実践してみたり、これらの多くの学びを自分のプレーや姿でチームのみんなに伝えていきたいです。
江口祐加 選手(浦和レッドダイヤモンズレディースジュニアユース)
1日目のレクチャーで大部コーチの話しを聞き、私はこのキャンプに参加して、次の韓国遠征のメンバーに絶対選ばれたいという気持ちになりました。私の得意な守備では、バックステップでなく、少し腰をおろして、足を斜めにしてついていくことをまず練習し、その次に1対1や2対2のボールを奪う練習に取り組みました。プレスバックすることを学び、次の日にそのことを意識したら、本当にボールがとれました。どうやってとったかというと、ボールを追い、仲間が相手を後ろに向かせたところを私が取りにいき、それがゴールまでいけて本当に嬉しかったです。
5月9日(木) | PM | フィジカル測定/トレーニング/レクチャー | |||||
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5月10日(金) | AM | トレーニング | |||||
PM | トレーニング/レクチャー/ミーティング | ||||||
5月11日(土) | AM | トレーニング | |||||
PM | トレーニング/レクチャー/ミーティング | ||||||
5月12日(日) | AM | トレーニングマッチ |