JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12が終了
2019年08月05日
8月1日(木)~4日(日)の日程で行われたU-12年代トレセンの選手、指導者を対象とした今年で5回目を迎える「JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12」(FFP)が8月4日(日)に最終日を迎えました。
プログラム2日目は午前・午後と試合が行われ、1次ラウンドがすべて終了しました。各チーム普段とは違うチームメイトの中、次第にチームの連携もあがり、コミュニケーションも増えていくことでハイレベルなゲームが行われました。また、東/西 両会場でJFA Youth & Development テクニカルパートナーのキリンビバレッジ株式会社による選手セミナーも行われ、選手たちは熱中症予防の重要性・対策について真剣に学びました。
プログラム3日目は、2次ラウンドが始まりました。各チーム、いつもとは違う環境でのゲームや生活を通して連携も深まり、非常に質の高いゲームが繰り広げられました。
プログラム最終日となる4日目は、午前中に最後の試合が行われました。普段とは違うチームメイトとの共同生活、サッカーや健康についてのレクチャー等、サッカーを通じ様々なポジティブな経験をした選手たちは、お互いのより一層の成長と将来またピッチ上で戦うことを約束しそれぞれの帰路につきました。
濱崎芳己 ナショナルトレセンコーチ
JFAフットボールフューチャープログラムは4日間天候にも恵まれ、無事終わりを迎えることができました。
選手たちは、FA同士の対抗戦では相手と全力でぶつかり、チームメイトやスタッフと協力し多くの経験を得ました。守備では、相手のボールを奪うために周囲を見ながらポジションを取り、一瞬の隙を逃さず奪うプレーやゴール前での粘り強い対応。攻撃ではゴールを奪うために積極的にゴールへ向かうためのアクションや相手をよく観て逆を取るプレーなど、初日の選手のプレーの様子から比べると最終日のゲームではどの選手も見違えるほどでした。改めて選手の可能性を感じることができ、指導者の責任の重さを再確認した瞬間でした。
対抗戦の合間には、様々な角度から選手へのセミナーを行いました。北澤豪JFA理事兼JYDアンバサダーからのレクチャーでは、夢を叶えるためにご自身の経験やアドバイスをいただき、多くの選手が質問をしている姿が印象的でした。ナショナルトレセンコーチから参加選手、帯同スタッフの皆さんにそれぞれレクチャーを行いました。指導者の皆さんには、新ルールの変更から選手へのプレーの影響などもディスカッションをし、積極的なトライをしていただき、ピッチでの声がけやミーティングでの様子に変化が見られました。対抗戦の審判は、ユースレフェリーの育成の場にもなっており、審判との協調の時間を設け、レフェリーも選手を育成する一人ということを感じてもらいました。
このプログラムへ参加していない方への指導者講習会や保護者セミナーも開催し、サッカーを支える多くの人の関わりを感じる機会となっています。4日間と短い時間ではありましたが、様々な経験が選手、スタッフ、ユースレフェリーの皆さんの今後の活躍の一助となることを期待し、開催にあたり協力いただいた多くの関係者の方にお礼を申し上げたいと思います。
FP 池田季礼 選手(長崎県/デサフィーゴ波佐見FC)
普段なかなか対戦しない相手と試合をして感じたことは、長崎と違い、ボールへの寄せが早いのでトラップからパスまでを早くしないといけないということです。
8月10日にバーモントカップの全国大会があるので、今回のFFPで学んだことや経験を活かしたいです。
FP 高橋礼奈人 選手(秋田県/御所野サッカースポーツ少年団)
他県のチームは本当にプレスが早く、プレーしにくかったです。ボールが動いている間にパスを受ける準備をしている所が印象的で真似をできる様になりたいです。
今回学んだことをいかし、大会でどんどん優勝していきたいです。
FP 家原優心 選手(島根県/宍道サッカークラブ)
FFPでは「ボールを運ぶ」「ボールを蹴る」といった基本的な技術を磨くことが出来ました。対戦相手のレベルがとても高く、ハイプレッシャーで運動量があり、見習うべきことがとても多くありました。試合を重ねていくにつれて、他のチームの良いところを学びながら活かすことができてとてもよかったです。このFFPで得たものを忘れずにより良い選手になれるように頑張ります。
FP 松場次元 選手(大分県/カティオーラフットボールクラブU-12)
僕がFFP研修会に参加して感じたことは2つあります。
1つ目は、ピッチ上のプレイで他県のレベルが高かったことです。力強く、スピードも速く、テクニックもあり、なかなか自分の思うようにプレイできませんでした。
でも、ゲームを続けていく中で、サイドを突破することができたり、思うようなプレーができたので、自信に繋がりました。
2つ目は、オフ・ザ・ピッチについてです。挨拶・整理整頓・サッカーに関わる全てに人への感謝の気持ちを大事に、これからの日々の生活を送りたいと思います。
これから、全国のどの選手にも負けないように、FFPで学んだことを生かして頑張ります。
期間:2019年8月1日(木)~8月4日(日)
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「JFA2005年宣言」の理念とビジョンに基づき、継続的な日本サッカーの発展のためにさらなる普及や次世代選手の育成を促進することを目的としたプロジェクトです。
パートナー企業5社とJFAは共に手を取り合い、ユース年代のみならず、大学、シニア、女子、フットサル、ビーチサッカー、技術関連事業まで、日本サッカーの基盤を支える重要な各領域において、さまざまな施策を講じています。
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