3回戦を10月28日と11月11日に実施 天皇杯 JFA 第100回全日本サッカー選手権大会
2020年10月27日
天皇杯 JFA 第100回全日本サッカー選手権大会は10月28日(水)と11月11日(水)に全国各地で3回戦が行われます。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、今大会は例年と違う形式で行われ、まずは近隣のチームとの対戦が続いています。この3回戦は組み合わせの再抽選前の最後の一戦になります。
東北では、富士大学(岩手)の下克上が続くのでしょうか。2回戦では、普段はJFLで戦うソニー仙台FC(宮城)を相手に、シュート4本で3得点。後半は怒とうの反撃で追い上げられましたが、1点差で逃げ切りました。今回は、やはりJFL所属のラインメール青森(青森)と対戦。ラインメール青森も初めての3回戦進出を果たしており、クラブ記録更新へと燃えています。
東海では、Honda FC(アマチュアシード)とFCマルヤス岡崎(愛知)が激突します。昨年8強のHonda FCはすでに、井幡博康監督と古橋達弥選手ら3選手が今季限りでチームを去ることを発表しています。彼らのためにも、一層の気合で試合に臨むことでしょう。FCマルヤス岡崎は今大会ここまで2得点の津田知宏選手や平井将生ら元Jリーグ選手を擁し、さらには大ベテランの森山泰行選手や茂庭照幸選手もメンバー登録。激戦が予想されます。
FC TIAMO枚方(大阪)もチョ・ヨンチョル選手ら多くの元Jリーグ選手を抱えます。関西1部リーグ所属ながら、大阪府の代表決定戦ではJFLのFC大阪をPK戦の末に撃破。奈良クラブ(奈良)との本大会2回戦では、前ギラヴァンツ北九州の井上翔太選手が先制点を挙げ、元ヴィッセル神戸の田中英雄選手らを投入しながら1-0で逃げ切り、JFL勢を連破。対するアルテリーヴォ和歌山(和歌山)も関西1部リーグ所属ですが、こちらも2回戦でJFLのMIOびわこ滋賀(滋賀)に1-0と競り勝っています。FC TIAMO枚方には9月に0-5で敗れており、そのリベンジを狙う一戦です。
大学勢は筑波大学(茨城)、新潟医療福祉大学(新潟)など4チームが残っています。中でも高い壁に挑むのが、鹿屋体育大学(鹿児島)です。相手は現在JFLで首位に立つヴェルスパ大分(大分)。ただし、鹿屋体大には成功体験があります。昨年は2回戦でJ1の名古屋グランパスに3-0と快勝しており、当時のメンバーが多く残っているのです。3年生ながら卒業後の湘南ベルマーレ入りが決まっている根本凌選手や、来季から加入する大分トリニータで特別指定選手としてJ1の試合に出場している藤本一輝選手らを中心に、果敢に勝利をつかみにいきます。
10月28日(水)の試合に加え、11月11日(水)の高知ユナイテッドSC(高知)とFC徳島(徳島)の対戦が終わると、4回戦進出チームが出そろいます。その後に抽選を行い、5回戦以降の組み合わせを決定します。頂点を目指した熱いサバイバルレースが続く大会に、引き続きご注目ください。
【1回戦】9月16日(水)
【2回戦】9月23日(水)、30日(水)
【3回戦】10月28日(水)、11月11日(水)
【4回戦】12月12日(土)、13日(日)
【5回戦】12月20日(日)
【準々決勝】12月23日(水)
【準決勝】12月27日(日)
【決勝】2021年1月1日(金・祝)