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G大阪がホームで連敗、浦和は初黒星~ACLグループステージ第3節2日目~
2017年03月16日
AFCチャンピオンズリーグ (ACL) 2017は3月15日(水)にグループステージ第3節2日目が開催され、ガンバ大阪は中国の江蘇蘇寧に0-1で敗れてホームで連敗。浦和レッズも終盤の反撃が及ばず、アウェイで上海上港(中国)に2-3で負けて今大会初黒星を喫しました。
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前節済州ユナイテッド戦の敗戦後、Jリーグで立ち直りを見せていたG大阪でしたが、FCソウルでも手腕を発揮したチェ・ヨンス監督率いる江蘇に苦しい展開に持ち込まれます。
江蘇はFWアレックス・テイシェイラ選手とMFラミレス選手のブラジル人ペアを中心に攻撃を組み立て、堅い守備から素早い切り替えでG大阪ゴールに迫ります。12分にテイシェイラが左サイドから持ち込み、ゴール前の混戦から最後は中盤から上がって来たMFリウ・ジエンイエ選手がミドルシュートを放ちます。
G大阪はボールを保持するものの、MF遠藤保仁選手がマークされて、守りを固める相手にパスの出しどころも消され、攻めあぐねる時間帯が続きます。しかし、30分過ぎから徐々に攻撃のリズムが生まれ、37分には右サイドの仕掛けから出たクロスに、MF今野泰幸選手が逆サイドで右足で合わせますが、ポストを直撃しました。
江蘇はその2分後、テイシェイラ選手がカウンターで攻め上がり、ラミレス選手へパス。ラミレス選手は前線で張るDFジー・シアン選手へボールを預けて左へ切り込み、リターンパスを受けると左足を振り抜いて先制点を決めました。
1点を追うG大阪は後半に入り、51分に今野選手が右クロスに頭で合わせて相手ゴールを脅かし、60分にはMF初瀬亮選手に代えてMF堂安律選手を送り出します。
一方、江蘇は自陣に引いてカウンターで追加点を狙いますが、負傷欠場のGK東口順昭選手に代って先発したGK鈴木椋太選手が78分のテイシェイラ選手のシュートを止めるなど、追加点を許しません。
G大阪は73分にFW長沢駿選手が右クロスにヘディングで合わせ、84分には右サイドから切り込んだ堂安選手が左足を振り抜きます。終了直前にも長沢選手が堂安選手の左クロスに頭で合わせて決定的な場面を作りましたが、最後までゴールはならず、G大阪はホームで痛い2連敗を喫しました。
この結果、3連勝の江蘇はグループH首位をキープ。アウェイでアデレード・ユナイテッドと3-3で引き分けた済州が勝点4で2位に付け、1勝2敗のG大阪は勝点3のままで3位、初の勝点1を得たアデレードが4位です。
浦和、反撃及ばず
グループFで2連勝同士の対決でアウェイに乗り込んだ浦和でしたが、立ち上がり10分に元ブラジル代表FWフッキのFKのクリアボールがDFシー・クー選手に当たってゴールに吸い込まれ、失点を許してしまいます。
さらに、前半終了直前にも、GK西川周作選手のキックを広州恒大でもプレーした経験を持つFWエウケソン選手に拾われてミドルシュートを決められ、苦しい展開になります。
浦和は後半開始からMF柏木陽介選手、FWラファエル・シルバ選手を交代で送り出して反撃の糸口を探りますが、52分にJリーグでもプレー経験のある元ブラジル代表FWフッキ選手にドリブルで持ち込まれて0-3とされました。
勝点が欲しい浦和は、65分にFW李忠成選手に代えてFW武藤雄樹選手を投入。72分にラファエル・シルバ選手が倒されて獲得したPKを自身で決めて1点を返し、84分には右CKの折り返しをゴール前で詰めていたDF遠藤航選手が押し込んで1点差に詰め寄ります。
しかし、後半アディショナルタイムにFW興梠慎三選手が相手へのファウルで一発退場に。浦和は最後まで相手ゴールに迫りましたが、追加点はなりませんでした。
この結果、上海上港が3連勝でグループFの首位に立ち、初黒星で2勝1敗となった浦和は勝点3差で2位に。アウェイでFCソウルに2-3で勝って初白星を手にしたウェスタン・シドニー・ワンダラーズが勝点3で3位に入り、ソウルは3連敗で4位です。
第4節は4月11日(火)、12日(水)に開催され、各チームとも今節戦った相手とのリターンマッチになります。
監督・選手コメント
長谷川健太 監督(ガンバ大阪)
前半がすべてだったと思います。相手は遠藤選手をマークで消してきて、その中で我々はなかなかボールを動かせませんでした。先制されて、後半やっとホームらしい戦いができたので、前半45分に我々らしいサッカーができなかったことが全てだったと思います。ただ、アデレードと済州が引き分けたので、残り3試合、まだまだ可能性がある限りJリーグ代表として恥ずかしくない、しっかりとした試合をしていきたいと思います。
MF 倉田秋 選手(ガンバ大阪)
負けという結果なので、僕らは良いパフォーマンスはできなかったと思っています。アグレッシブさや球際、運動量でもここ2試合のリーグ戦とは全然違っていて、こういう強い相手に対しては、いつも以上のことをやらないと勝てないと改めて感じました。
MF 遠藤保仁 選手(ガンバ大阪)
いい形は作れていましたが決めきることができませんでした。前半、少し大人しかったので、後半はもう少しアグレッシブにプレーしようとハーフタイムに話していました。前半の入りをもう少し大事にしていきたいです。この試合は終わってしまったので、残り3戦にすべてを懸けたいと思います。
MF 堂安律 選手(ガンバ大阪)
フィニッシュの精度は自分のところで違いを出したいと思ってピッチに入って、シュートのチャンスもあったので、あそこは決めなければいけない場面でした。監督からも「一発シュートを打って来い」と言われていたのに、それが入らなくて悔しいです。良かったのは最後のクロスくらいだったので、あとはもっと高めていきたいと感じました。
チェ・ヨンス 監督(江蘇蘇寧)
G大阪はJリーグでも強く、組織力があるチームで、今日も組織的なプレーをしていたと思いますが、我々も組織力を高める試合をしてきました。難しい試合でしたが、勝つことができました。ラミレス選手は済州戦とG大阪戦で得点して、チームの勝ちに貢献してくれています。いろいろなチームと戦う中でこういう選手は重要です。今日は勝ちましたが、ACLはこれから先も引き続きがんばりたいと思います。
大会期間:2017年1月24日(火)~2017年11月25日(土)
グループE
2017年4月12日(水) 19:00キックオフ(予定)<現地時間>
Brisbane Stadium
ブリスベン・ロアー(オーストラリア) vs 鹿島アントラーズ(日本)
グループF
2017年4月11日(火) 19:30キックオフ(予定)<現地時間>
埼玉スタジアム2002
浦和レッズ(日本) vs 上海上港(中国)
グループG
2017年4月12日(水) 19:00キックオフ(予定)<現地時間>
等々力陸上競技場
川崎フロンターレ(日本) vs 広州恒大(中国)
グループH
2017年4月11日(火) 19:35キックオフ(予定)<現地時間>
南京奥林匹克体育中心
江蘇蘇寧(中国) vs ガンバ大阪(日本)
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