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G大阪が痛いドロー、川崎Fは勝利で突破に望み ~ACLグループステージ第5節~

2017年04月26日

G大阪が痛いドロー、川崎Fは勝利で突破に望み ~ACLグループステージ第5節~

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2017は4月25日(火)にグループステージ第5節が行われ、ガンバ大阪はホームでオーストラリア王者のアデレード・ユナイテッドに3-3で引き分けて自力突破の可能性が消滅。一方、川崎フロンターレは韓国で水原三星ブルーウィングスに1-0で初勝利を挙げ、ノックアウトステージ進出への望みをつなぎました。

G大阪は勝点4。済州ユナイテッド(韓国)が16強進出の決まっているグループH首位の江蘇蘇寧(中国)に2-1で勝ち、勝点7で2位に浮上。G大阪は5月9日(火)のアウェイでの最終戦で済州に4得点以上3点差で勝ち、なおかつ、勝点5で3位のアデレードがホームで江蘇に引き分け以下で突破が決まるという、かなり厳しい状況になりました。

G大阪、2-0から逆転を許す

勝点3でグループH最下位ながらも、2位のアデレードとは勝点1差。16強進出をかけて勝利が必要なG大阪は、立ち上がりから積極的な動きで繋ぎ、前半6分にMF遠藤保仁選手の左CKにFW長沢駿選手が頭で合わせて先制。さらに、13分には中盤でパスを受けたFW堂安律選手が左足を振り抜き、ミドルシュートを叩き込んで2点リードを奪いました。

主力3人を累積警告で欠くアデレードは若手を起用。FWジョーダン・オドハティ選手とFWニコラ・ミレニウスニッチ選手を中心に攻撃を組み立て、前半終了間際の43分、FWパパ・ババカル・ディアワラ選手が右サイドから中へ切り込むと、芝に足を取られたG大阪DFを交わして逆サイドへパス。FWセルヒオ・シリオ選手が右足で合わせて1点を返します。

これで勢いづいたアデレードは、後半立ち上がりから攻撃を仕掛け、53分にオドハティ選手のミドルシュートが決まって2-2の同点にします。G大阪はその直後の57分にPKのチャンスを得ますが、遠藤選手のキックは枠の外へ逸れ、勝ち越しの機会を逃します。

勝点3が欲しいG大阪は、67分にMF藤本淳吾選手に代えてMF泉澤仁選手、さらに75分には遠藤選手に代えてFWアデミウソン選手を送り出します。すると77分、右サイドを攻め上がったオ・ジェソク選手からのパスにゴール前に入った長沢選手が流し込んでこの日2点目を決め、G大阪が3-2と再びリードを奪い、90分にはDFファビオ選手を入れて守備固めを狙います。

しかしその直後、アデレードは後半アディショナルタイムに右サイドからのFKにデイアワラ選手が頭で合わせ、再び同点。G大阪は3-3で痛いドローになりました。

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川崎F、セットプレーで決勝点

川崎はここまでの4戦全てを引け分けて水原三星とは勝点4差、広州恒大とは勝点2差。16強進出へ勝利が必要な川崎は、アウェイに乗り込んでの水原戦で高い集中力をキープして冷静に戦います。

守備を固める水原はカウンターやFKで川崎ゴールに迫りますが、川崎はGKチョン・ソンリョン選手を中心にゴールを守り、前半を0-0で終えます。

後半開始早々、川崎はMF三好康児選手のクロスボールが相手選手の手に当たってFKに。MF中村憲剛選手がこのFKから正確なボールをゴール前へ送ると、DF奈良竜樹選手がヘディングで合わせて、先制しました。反撃を試みる水原でしたが、川崎は最後までこの1点を守り切り、待望の初勝利で16強入りへ前進しました。

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この結果、川崎は勝点を7として、イースタンSC(香港)に6-0で勝利して首位に立った広州恒大(中国)とは勝点2、2位の水原三星とは勝点1差。5月9日のグループステージ最終戦で川崎がホームでイースタンに勝てばもう一方の広州対水原戦の結果に関わらず勝点10で突破が決まります。引き分けの場合は、水原が負ければ直接対決の成績により、川崎の2位突破が決まります。

監督・選手コメント

長谷川健太 監督(ガンバ大阪)
選手は最後までよく戦ってくれました。いろいろありましたが最後の場面で、相手の高さを押さえる狙いでファビオを交代で入れたのですが、結局はその高さでやられたのは非常に残念です。今日も内容的には言うことない試合でしたが、紙一重のところで勝ちきれない試合が続いています。勝てなかった責任は私にあります。(突破へ)首の皮一枚で繋がっているので、なんとか最終戦でもう1勝できるように戦っていきたいと思います。

GK 東口順昭 選手(ガンバ大阪)
前半のうちに3点目を獲ってもおかしくない内容でしたし、2-0は危ないスコアと言われているので、そこで仕留められたら良かったと思います。3失点目は、いいところにはこないだろうという、自分の判断が間違っていました。そこで跳ね返していけるようにならないと、いいGKにはなれないと思います。

MF 遠藤保仁 選手(ガンバ大阪)
2-0になった時点で、もっと賢い試合運びで臨機応変にプレーできていればと思います。前半で1点返されて相手に勢いを与えたと思いますし、前半や試合の終わらせ方も、冷静に考えてもっと前に時間を使うようなプレーも必要だったかと思います。PKはいつも通り蹴りにいきましたが、若干、変なところに当たった自分のミスです。しっかりと決めるべきでした。最終戦はアウェイですが、しっかり結果を信じてやっていきたい。

MF 井手口陽介 選手(ガンバ大阪)
FKの場面や試合終盤のプレーなど、ボールを獲ってもすぐに失っていて、そういうプレーが隙になって(最後に)ああいう結果になったと思います。2-0にした後は引いてしまう時間帯が多くなったので、厳しい展開に自分たちで持っていってしまったと思います。

ギジェルモ・アモール 監督(アデレードユナイテッド)
難しい試合でしたが、普段試合に出ていない選手が良いプレーをしてくれました。2点リードされても選手たちは勝ちたい気持ちを失わずに戦ってくれました。まだ突破の可能性がある最終戦をホームでできるのは嬉しいことです。

大会期間:2017年1月24日(火)~2017年11月25日(土)

グループE
2017年4月26日(水) 19:30キックオフ(予定)<現地時間>
蔚山文殊サッカー競技場
蔚山現代(韓国) vs 鹿島アントラーズ(日本)

グループF
2017年4月26日(水) 19:30キックオフ(予定)<現地時間>
埼玉スタジアム2002
浦和レッズ(日本) vs ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(オーストラリア)

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