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第23回全日本フットサル選手権大会 前回大会MVPのアルトゥール選手(シュライカー大阪)がチーム一丸で頂点を目指す
2018年03月02日
フットサルの日本一を決する第23回全日本フットサル選手権大会が3月2日(金)に開幕します。前回大会、圧倒的なパフォーマンスでシュライカー大阪を優勝に導くとともに、大会MVPを獲得したアルトゥール選手。今回は、アルトゥール選手に連覇への思いを聞きました。
※このインタビューは2月1日(木)に実施しました。
僕がシュライカー大阪の一員になった時、Fリーグと全日本フットサル選手権大会、そして未だ手にしていないオーシャンカップのそれぞれで優勝したいと思っていました。昨年はFリーグと全日本フットサル選手権大会で2冠を達成して、加えて個人の賞(大会MVP)も手にすることができましたが、これほど早く成功できるとは思っていませんでした。昨シーズンは本当に完璧な1年だったと思っています。
過去にシュライカー大阪が何回かこの大会を制していることは知っていましたが、僕にとっては日本での2シーズン目で、全日本選手権は特別な大会でした。チーム全員が継続して来たことの結果が優勝につながったと思いますし、個人的には大会のMVPも取ることができたので非常に満足しています。
ややもすればピヴォやアラといった攻撃的なポジションに注目が集まりがちですが、僕はフィクソというポジションでMVPに選ばれたことも光栄に思っています。ただ、やはり忘れられないのはチームで優勝を手にしたということ。なぜなら、チーム全員でいいプレーをして、全員で助け合ったからこその優勝でしたからね。僕も大会を通じていいパフォーマンスを見せ、MVPに選ばれましたが僕一人では何もできなかった。昨シーズン、僕らはFリーグでの歴史をつくりましたし、素晴らしい1年でした。ただ、今シーズンはいろいろ難しいことも多かったので、全日本選手権は全力で勝ち取りに行くつもりです。
決勝のフウガドールすみだ戦は、シュライカー大阪における僕のベストゲームの一つです。2点を先行されてから、反撃の狼煙(のろし)となる1点目は、カットインからボラ選手をかわしてシュートを決めました。そして、第2PKを二度決めて、試合をひっくり返しました。僕はブラジルでプレーしていた若い頃から、日々、常にシュート練習は欠かしていません。精度の高いキックと強烈なシュートは僕の持ち味の一つですし、PKは試合の行方を決定付けるプレーです。PKを蹴る機会があるかどうかは試合前には分かりませんが、常に準備は整えておかないといけません。
ただ、決勝は僕の力だけで逆転した訳ではないですからね。第2PKを得られたのは選手個々が仕掛けて、相手からファウルを受けていたからこそなんです。確かに僕はゴールを決めることができましたが、チーム全体で素晴らしいプレーを見せることができました。
シュライカー大阪は出場する全ての大会で全力を尽くし、優勝を目指さないといけません。2冠を手にした昨年とは対照的に、今シーズンは満足にはほど遠い結果が続いていますが、だからこそ全日本選手権で連覇を果たすつもりです。新しい監督が就任したばかりで、選手全員のモチベーションも高まっています。全日本フットサル選手権は新生シュライカー大阪をお見せする格好のチャンスですね。
木暮賢一郎前監督が指揮を執った4年間、シュライカー大阪は素晴らしい日々を過ごしたと思いますが、比嘉リカルド監督も木暮前監督同様に、選手としても実績を残された方です。今シーズンはサポーターに悔しい思いをさせて申し訳ないと思っていますが、比嘉監督が就任してチームは新しいサイクルに入りました。全日本選手権では数多くの得点と、シュライカー大阪の特徴でもある、見ていて楽しい試合をお見せできると思っています。チームとして連覇を目指しますが、キャプテンとして日本でカップを掲げるのは僕にとっても特別な経験になるのは間違いありません。
※大会公式プログラム(会場限定)では、佐藤亮選手とアルトゥール選手のスペシャル対談を掲載します。
第23回 全日本フットサル選手権大会
1次ラウンド
大会期間:2018年3月2日(金)~4日(日)
会場:静岡県/エコパアリーナ、大阪府/岸和田市総合体育館、兵庫県/グリーンアリーナ神戸
※1次ラウンド観戦無料!
決勝ラウンド
大会期間:2018年3月9日(金)~11日(日)
会場:東京都/駒沢オリンピック 公園総合運動場体育館