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順位別決勝進出チームが決まる JFA 第34回全日本O-30女子サッカー大会
2023年03月19日
JFA 第34回全日本O-30女子サッカー大会は3月18日(土)、大会2日目を行い、順位別ノックアウト決勝の顔合わせがそれぞれ決まりました。
大会2日目には、まず1次ラウンドの最終節が行われました。逆転で1位突破を果たしたのは、グループAの大和シルフィード98(関東/神奈川)でした。2試合を終えて首位に立っていたENSOWA KUMAMOTO(九州/熊本)との直接対決に2-0で勝利して、勝ち点1差で上回りました。その他3つのグループでは、第2節まで連勝していた各首位チームが、3戦全勝で1次ラウンドを締めくくりました。
各グループ1位の4チームによる順位別ノックアウト準決勝は、緊迫した試合となりました。大和シルフィードはFC楓昂Lifelong(関東/埼玉)に先制を許したものの、後半に試合を振り出しに戻しました。PK戦へと引きずり込むと、勢いのままに決勝進出を勝ち取りました。
もう一つの準決勝では、過去何度もベスト4入りしており、今大会1次ラウンドの3試合で計21得点していた、おいでやす京都(関西/京都)に、シュピーニ大阪(関西/大阪)が1-0と競り勝ちました。昨年12月の関西大会決勝でのPK負けのリベンジを果たし、優勝まであと1勝に迫りました。
他の順位別ノックアウトの準決勝でも、接戦がありました。2位グループの室蘭アイスバーズ(北海道)は終了間際にPKを獲得し、劇的に1-0の勝利を手にしました。3位グループでもリトルスターズ(東北/宮城)が前半に決めた1点を守り切り、決勝へと勝ち進みました。
大会最終日には、各順位別ノックアウトの3位決定戦と決勝が行われます。参加全チームにとって、3日間で5試合目となるラストゲームに、全力を尽くします。
選手コメント
島田佳由子 選手(ENSOWA KUMAMOTO)
高校や大学、社会人でプレーしていた選手ばかりですが、この全国大会に出たことがあるのは現メンバーの半分くらいです。選手が入れ替わりながら活動が継続されているのはすごいと思います。この年齢になってもサッカーできるのがうれしいです。しかも、昔以上にいろいろな人とサッカーを楽しめていると私は感じています。ライバル心むき出しの頃とは違い、皆少し丸くなって、昔の話もしたりします。もちろん勝負にもこだわるのですが、この大会ではサッカーの楽しさをあらためて感じます。
中西ひろ 選手(Arancio Giocare Fiore)
中学生以上を対象としたチームとして2020年にスタートして、この大会のために県外から昔のチームメイトも集めて、40代の選手もいますが、O-30チームとして参加しました。この大会を楽しみにしていました。1次ラウンドではなかなか点が取れなかったのですが、順位別ノックアウトではやっと得点できて気持ちが解放されました。最終日まで皆と和気あいあいと楽しめるので、うれしいです。
武藤希代美 選手(室蘭アイスバーズ)
けが人も多かったり、北海道からだと静岡に直接入れず、ようやく今日到着した仲間もいて大変だったのですが、順位別ノックアウトでようやく今大会初勝利を飾れました。北海道ではこの時期、まだフットサルしかできません。久々の外でのサッカーではグラウンドが広く感じましたが、道産子パワーで頑張りました。声を掛け合い、皆で努力して勝てる楽しさは、一人では味わえません。サッカーはやめられませんね。
五十嵐あゆ子 選手(FCべにばな)
1次ラウンドでは実力差が歴然としていたので、胸を借りるつもりで戦いました。地元の東北でも同世代と試合をすることがなかなかないので、大変ありがたいです。チームは来年、設立40周年を迎えます。純粋にサッカーが好きだという思いと、一人でもやりたいという仲間がいる以上、存続させる意義があります。個人的には審判員、運営の人などサッカーに関わる人が増えて、私たちも楽しみながらサッカー界に少しでも貢献できればと思っています。
大会期間:2023年3月17日(金)~2023年3月19日(日)
大会会場:静岡県/時之栖スポーツセンター裾野グラウンド