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激闘の末、大阪成蹊大と北海道大の決勝進出が決まる! 第18回 全日本大学フットサル大会
2022年08月28日
第18回 全日本大学フットサル大会は、8月27日(土)に大会2日目を迎え、準々決勝の4試合と準決勝の2試合を行い、決勝進出の2チームが決定しました。
午前10時にキックオフされた準々決勝では、東北大学フットサル部ディーグッチ(東北/宮城)と大阪成蹊大学フットサル部(開催地/大阪)、東海学園大学ユングブレッター(東海/愛知)と東京国際大学サッカー部(関東1/埼玉)が対戦しました。
地元の応援を受けて戦う大阪成蹊大は、7分に道下楓生選手が平尾龍之介選手とのワンツーパスから強烈なシュートを決めて先制します。11分にも右サイドからの折り返しに中村魁選手が飛び込み、リードを広げました。第1ピリオドに1点を返されたものの、33分には相手のミスを突いた中村選手のヘディングでのゴールなど、2点を加えました。前回大会ベスト4の東北大も意地を見せ、加藤凱唯選手が低い弾道のミドルシュートを決めましたが、反撃もここまで。大阪成蹊大が5-2で勝利し、準決勝進出を決めました。
今回、初の全国大会出場となった東京国際大は、序盤に初戦特有の固さも見られましたが、キャプテンの高倉享平選手がセットプレーから初ゴールを挙げて、先制します。第2ピリオドには、ボールポゼッション率を高めながらも、相手のミスを逃さずに3点を加え、4-0の完封勝利で4強に進出しました。
12時にキックオフされた多摩大学フットサル部(関東2/東京)と長崎大学フットサル部フォルツァ(九州/長崎)の一戦は、大野大選手のハットトリックを含め、第1ピリオドのうちに大量5点を挙げた多摩大が5-1で勝利しています。
また、金沢大学サッカー部(北信越/石川)と北海道大学エスペランサ(北海道)の試合は、2分に金沢大がCKからオウンゴールを誘発して先制します。しかし、北海道大は千德優月選手が第1ピリオドで2点を挙げて逆転に成功しました。24分にも、速攻から英翔太選手が鮮やかなループシュートを決めた北海道大は、金沢大の反撃を1点に抑えて3-2で勝利。3年前の大会でのリベンジに燃えていた金沢大を再び下しました。
準決勝の2試合は、どちらも接戦となりました。大阪成蹊大と東京国際大の試合は、第1ピリオド、両チームのGKが守備はもちろん、攻撃でもビルドアップに加わり、フィニッシュを放つなど、存在感を放ちます。スコアレスで迎えた第2ピリオドには、激しく得点が動きました。21分、東京国際大は井坂玲雄選手がこぼれ球をボレーシュートでゴールに突き刺して先制します。その直後、大阪成蹊大は右サイドを破った森本碧選手のシュートで試合をすぐさま振り出しに戻しました。さらに「シュートコースが空いていたので思い切り蹴った」という橋本澪良選手の直接FKで逆転すると、29分にはGK片岡浩太選手のロングスローをゴール前にてヘディングで合わせた山懸選手のゴールで3-1とリードを広げました。その後、東京国際大はGKも含めた5人全員で攻めるパワープレーから1点を返し、再び1点差に詰め寄ります。しかし、大阪成蹊大は東京国際大のパワープレーを抑え、無人のゴールに3本のシュートを決め、最終的に6-2で勝利し、第13回大会(2017年)以来となる決勝進出を決めました。
もう一つの準決勝となった多摩大と北海道大の一戦も、激しい点の取り合いとなります。8分に多摩大はキックインから峰嶋歩夢選手が先制点を決めます。序盤はなかなか攻め手がなかった北海道大も、12分にキックインしたボールがゴール前にこぼれると、小原丈尚選手が冷静にボールを浮かせて同点ゴールを決めます。その1分後にはCKから英選手が強烈なシュートを決めて逆転すると、17分にも英選手が得点を重ね、北海道大が3-1とリードを広げました。第2ピリオドに入り、多摩大も猛攻を仕掛けましたが、なかなかゴールを挙げられません。1点を返された後も、キックインとCKから加点した北海道大は、このリードを守り抜き、5-4で逃げ切り、初の決勝進出を果たしました。
なお、準々決勝で敗れた4チームによる順位決定戦も行われ、東北大と長崎大が勝利を挙げました。
大会最終日の決勝は大阪成蹊大と北海道大の初優勝をかけた一戦に、3位決定戦は東京国際大対多摩大という関東大会の決勝と同じカードとなりました。
選手コメント
FP #12 高倉亨平 選手(東京国際大学サッカー部)
大阪成蹊大は個々のポテンシャルが高かったです。自分が入部した時、フットサルチームは「本当にこんなチームで勝てるのか」という状態でした。それが自分が3年の時からどんどん強くなり、関東1位で全国の舞台に立てるまでになりました。本当にチームは成長していると思いますし、これからも成長してほしいです。まだ3位決定戦があるので、そこに切り替えてやっていければと思います。
FP #8 橋本澪良 選手(大阪成蹊大学フットサル部)
決勝進出は素直にうれしいです。1年生の時に初戦で負けて、そこから2年連続で大会がありませんでした。今回、自分たちが最後の代に、多くの関係者の尽力があり、大会が開催され、その大会で決勝に進出できたので、本当にうれしいです。大阪開催ということで、多くの人が応援にも来てくれているのでうれしいですし、明日の決勝は勝って優勝してみんなで喜びたいと思います。
FP #19 英翔太 選手(北海道大学エスペランサ)
僕らはあまり技術があるチームではないので、多摩大との準決勝は守備の時間が長くなると思っていました。ハードワークして、数少ないチャンスを決め切ろうと試合に臨んでいました。カウンターとセットプレーは、練習を重ねてきたストロングポイントですが、それがしっかり出せたと思います。決勝も守備の時間が長くなると思いますが、今日と同じようなゲームをして、ハードワークして、雰囲気よく戦えれば、勝機はあると思っています。
FP #10 荒木辰文 選手(多摩大学フットサル部)
悔しいですね。セットプレーの守備は、チームとして中を守ることを中心にやっていたのですが、相手にうまく外を使われてしまいました。集中して守れていたと思うので、相手は本当にセットプレーがうまかったと思います。4年生が4人しかいない中で、これが自分たちの実力だと思います。明日の3位決定戦に切り替えないといけないですし、関東大会の借りもあるので、絶対に勝って終わろうと思います。
8/27 準決勝ハイライト
第18回 全日本大学フットサル大会
大会日程:2022年8月26日(金)~2022年8月28日(日)
大会会場:大阪/岸和田市総合体育館
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