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神戸弘陵学園や藤枝順心などベスト8が出そろう 第33回全日本高等学校女子サッカー選手権大会

2025年01月04日

神戸弘陵学園や藤枝順心などベスト8が出そろう 第33回全日本高等学校女子サッカー選手権大会

第33回全日本高等学校女子サッカー選手権大会は1月3日(金)、三木総合防災公園内の各会場で3回戦が行われ、準々決勝進出チームが決まりました。

ピックアップマッチ1

鳴門渦潮高校 0-2(前半0-1、後半0-1) 神戸弘陵学園高校

序盤から押し気味に試合を進めたのは、鳴門渦潮高校(徳島県)でした。田中歩乃羽選手が右サイドを突破し、クロスからチャンスをつくっていきます。神戸弘陵学園高校(兵庫県)も右サイドの古田紗菜選手のスピードを生かし、カウンターアタックからゴールに迫ります。先制したのは神戸弘陵学園でした。10分、右からのクロスを難しい体勢ながら鈴木梨花選手がワンタッチで合わせ、技ありのシュートでゴールネットを揺らしました。

後半に入ると、鳴門渦潮はサイド突破にもう一手加えて細かい崩しを狙うなど、攻撃に変化をつけます。一方、神戸弘陵学園は多くの選手が自陣ゴール前に戻り、体を張った守備で相手の攻撃を防ぎつつ、速攻から追加点を狙います。すると51分、左サイドへの速い展開から早瀬由萌選手がヘディングシュートを決めてリードを広げました。

その後、神戸弘陵学園は走力のある古田選手を中央に移してプレスを強めます。鳴門渦潮は田中選手がシュートを放つなどゴールを目指します。互いに高いプレー強度を保ったまま試合は進みますが、スコアは動かず、神戸弘陵学園が準々決勝進出を決めました。

ピックアップマッチ2

藤枝順心高校 3-0(前半2-0、後半1-0) 大阪学芸高校

試合は、序盤から藤枝順心高校(静岡県②)が大阪学芸高校(大阪府②)を押し込む展開となりました。ボールを持てば次々と選手が動き出し、ボールを奪われても強度の高い守備ですぐさま奪い返します。先制点は14分。左サイドバックの位置から飛び出した尾辻夏奈選手が、DFとGKの間に送られたパスに走り込み、ワンバウンドしたボールを頭で合わせました。先制した後も藤枝順心の攻勢は続き、19分には、鈴木由真選手のシュートがクロスバーをたたくと、そのこぼれ球を拾った藤原凛音選手が豪快に蹴り込みました。

後半、大阪学芸が反撃に出ます。攻守にわたって積極的な姿勢を見せ、ゴールに迫る場面をつくり出します。52分、相手ゴール前でボールを奪ってゴールネットを揺らしますが、これはオフサイドの判定に。その1分後には三納咲希選手がクロスバーをわずかに越えるミドルシュートを放ちました。

しかし、藤枝順心は苦しい時間帯でも流れを相手にわたしません。57分、右サイドから攻め込むと、弦間結月選手がクロスボールを頭で合わせてリードを広げました。その後も藤枝順心は大阪学芸の反撃をしのぎ、得点を許すことなく準々決勝へと駒を進めました。

監督・選手コメント

佐藤城介 監督(鳴門渦潮高校)
これまでずっと練習してきましたが、一番丁寧にやらなければならない最後の部分が雑になってしまいました。ボールホルダー以外の動きも少なくなっていました。インターハイ予選も含めて、慌ててしまって自滅してチャンスをつぶす試合が続いていました。その改善に向けて取り組んできたものを1、2回戦で出せたのは、成長だと思います。目標はベスト4だったので悔しさはありますが、1、2年生には今回の経験を生かしてほしいと思います。

佐治椋花 選手(神戸弘陵学園高校)
相手はここまでの2試合、先制された後に3点を取り返していたので、全員で、全力で守備をすることを意識しました。攻撃のチャンスは少なくなると思っていたので、一つ一つ決めるつもりで丁寧にプレーしました。勝ち進んで自信を得たことで、苦しい展開になっても下を向く選手がいなくなりました。今日も絶対に勝つという気持ちが表れていたと思います。次の相手も強いので、最後まで体を張って粘り強く守ることを意識し、決勝まで勝ち進みたいと思います。

尾辻夏奈 選手(藤枝順心高校)
得点場面はパスがくると信じて走り込み、DFとGKの間に落ちたボールを得意のヘディングでゴールに押し込むことができました。相手の特徴を理解して、良い形で試合に入れたのは良かったと思います。サイドバックとして、攻撃ではサイドで数的優位をつくれるようにオーバーラップし、前への推進力を出せるようにしたいと思っています。次の試合も気を引き締めて、また良い形で入って、チームに貢献できるように頑張ります。

副島博志 監督(大阪学芸高校)
相手をリスペクトし過ぎて消極的なプレーになってしまったことが、立ち上がりの失点の一因になりました。そこだけは悔いが残ります。われわれはチャレンジャーでもありますし、攻守にわたって矢印をもっと前に向けてプレーしていく必要があったと思います。とはいえ、こういう場でしか経験できないこともあります。この試合を選手たちにはしっかり覚えておいてほしいですし、成長につなげてほしいと思います。

第33回全日本高等学校女子サッカー選手権大会

大会期間:2024年12月29日(日)~2025年1月12日(日)
会場:兵庫県/三木総合防災公園、五色台運動公園、いぶきの森球技場、淡路佐野運動公園、ノエビアスタジアム神戸
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