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第40回全日本少年サッカー大会 準々決勝進出チーム決定
2016年12月28日
第40回全日本少年サッカー大会の1次ラウンド第3戦と上位16チームによるラウンド16の試合が12月27日(火)、鹿児島市のふれあいスポーツランドで行われました。
1次ラウンドのグループIではトリプレッタサッカークラブ(千葉)と大社少年サッカークラブ(島根)が対戦。1-1で迎えた後半は手に汗握る展開となりました。後半、先に試合を動かしたのは縦に鋭いパスを何度も送っていた大社。縦のスピードを生かして中央から崩していくと、金山佳吏選手が勝ち越し点を挙げます。大社はその後も守りに入ることはなく何度も背後を突いてチャンスメイク。トリプレッタも諦めずにボールを追いかけ、枠はとらえられませんでしたが、CKに宇都宮叶太選手が頭で合わせるなど、ゴールに迫ります。終盤にはトリプレッタが前掛かりに攻め込み、横井勇真選手が土壇場で同点ゴール。最後までどちらに傾くか分からない熱戦は2-2のドローになりました。
グループIのそのほかの試合では初出場のFC Re:star(岐阜)が持ち前の得点力を発揮して快勝。1次ラウンドではこのほか、グループGのヴァンフォーレ甲府U-12(山梨)も攻守が噛み合って勝ち上がりました。
午後はラウンド16の8試合が同時開催され、準々決勝に進出する8チームが決まりました。サガン鳥栖U-12(佐賀)と北海道コンサドーレ札幌U-12(北海道)の一戦では、序盤は鳥栖が主導権を握ります。しかし、酒井寧仁選手の強いシュートやアーリークロスに反応した秦康幸選手のヘディングシュートはいずれも札幌のGK大塚康丞選手が好反応。大塚選手は素早い判断でボールを弾き出しました。こうしたピンチを跳ね返した札幌が一転して相手陣内に攻め込むようになり、14分に吉田雄次朗選手が先制点を挙げます。札幌は37分にもカウンターから伊原詢介選手が追加点。守備面の奮闘も光り、鳥栖に攻め込まれながらも無失点に抑えて準々決勝に進みました。
ガンバ大阪ジュニア(大阪)と対戦した新座片山フォルティシモ(埼玉)は、立ち上がりに失点。ボールは保持しながらもG大阪のハードワークをかいくぐれず、0-1のまま試合が進みます。それでも前を向いてボールを送り続けた新座片山。試合終了間際の40分、クロスバーのはね返りを大當泰生選手が頭で押し込み1-1の同点とすると、PK戦では勢いに乗った新座片山が3-2で競り勝ちました。ヴァンフォーレ甲府U-12(山梨)とBUDDY・FC(福岡)の試合もスコアレスドローのままPK戦に突入。試合と同じく拮抗した展開となり、12-11のスコアで甲府が勝利しています。
選手コメント
桑原誓良 選手(東陽フットボールクラブ/大分)
1次ラウンドの最後で勝つことができて、うれしいです。この大会で強いチームと対戦できたことは経験になりました。今年のチームの良いところは攻撃のときに縦に速いことです。1次ラウンドの試合ではその部分を出せたと思います。自分の持ち味はスピードだと思っています。また、キャプテンとしてはディフェンスの部分で集中するようにチームに声を掛けていました。
渡邊陽輝 選手(Jフィールド岡山ジュニア/岡山)
(相手との)スピードや体格、それに目標の違いを感じました。僕たちは岡山県予選を突破することをまずは目標としてきましたが、この大会では全国大会を勝ち抜くという意気込みのチームが多く、その違いを感じました。このチームの良さはみんなで盛り上げていくことができる点ですが、それがなかなか出せませんでした。全国大会に出られる、常連チームになれるように、大会で感じたことや目標の違いを下の年代にも伝えていきたいと思います。
日比輝星 選手(FC Re:star/岐阜)
前線の選手の強さを生かしてゴールを決めることができるのが、僕らのストロングポイントです。得点のパターンでは、センターバックからトップにつないで得点したり、ワイドから仕掛けて崩し、そのこぼれから決めたりといった形があります。得点を取るところは良さですが、チームのベースは攻撃をするために守備からしっかり入ることです。良い攻撃ができるように、良い守備から入るようにしています。
木下咲帆 選手(カルチャトーレJr/鹿児島)
勝つことができなくて悔しいです。自分たちのチームには、決定力の高い選手、守備の上手な選手もいます。その部分が全国大会まで上がってくることができた理由だと思いますが、(1次ラウンドでは)Jリーグの育成組織との対戦も多く、相手はパスがうまかったです。ただ、自分の持ち味のドリブルは出せたと思います。この経験を生かして将来は世界トップレベルのドリブラーになりたいです。
JFA-TV
大会2日目ゴール集 1次ラウンド編
大会2日目ゴール集 ラウンド16編
第40回全日本少年サッカー大会
競技期間:
2016年12月25日(日)~12月29日(木)
会場:
1次ラウンド・ラウンド16 鹿児島ふれあいスポーツランド(鹿児島県鹿児島市)
準々決勝 鹿児島県立鴨池補助競技場(鹿児島県鹿児島市)
準決勝・決勝 鹿児島県立鴨池陸上競技場(鹿児島県鹿児島市)
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