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U-12年代の日本一へ、1次ラウンドがスタート! JFA 第44回全日本U-12サッカー選手権大会
2020年12月27日
JFA 第44回全日本U-12サッカー選手権大会が12月26日(土)、鹿児島県鹿児島市で開幕し、同市のふれあいスポーツランドで1次ラウンドの第1節と第2節が行われました。
48チームを12グループに分けて行われる1次ラウンド。グループBの第1節では横浜F・マリノスプライマリー(神奈川2)とサガン鳥栖U-12(佐賀)のJクラブのアカデミーチーム同士が対戦しました。
最初にチャンスをつくったのは鳥栖で、2分にカウンターアタックから清水法生選手がシュートに持ち込みますが、横浜FMのGK川口大惺選手がセーブします。横浜FMも早い時間帯から決定機をつくり、6分には小林瞭介選手がポストをたたくシュートを放ちます。横浜FMはこうした好セーブやシュートで流れを呼び込むと9分、左からのクロスボールを片岡大麒選手が左足で決め、先制に成功します。その後も横浜FMがミスの少ないボールポゼッションで主導権を握り、片岡選手と小林選手の追加点を挙げて3-0で勝利しました。
グループLの第2節では、初出場のプログレッソ十勝FC U-12(北海道)と2年連続出場の田宮ビクトリーサッカー少年団(徳島)が対戦。試合は早い時間から動き、3分に田宮の尾崎海音選手がミドルシュートをゴール左隅に決めて先制します。対する十勝も相手のプレスをかわしてボールを運び、右サイドからのクロスボールに相澤龍臣選手が合わせてすぐに同点としました。しかし、時間の経過とともに田宮のビルドアップが安定し、セカンドボールを収めて相手陣地で試合を展開。前半終了間際にはCKから一宮優聖選手がヘディングシュートを放ち、勝ち越し点を奪います。後半も流れを渡さず、田宮が1-4で勝利を挙げました。
グループGの栃木SC U-12(栃木)は、第2節でツエーゲン金沢U-12(石川)との試合に臨み、2-0で白星を挙げました。栃木は、伊東洋瑛選手が右サイドをドリブルで攻め上がり、左サイドでは波多野壮介選手が高い位置でボールを引き出し、左右それぞれの特徴を生かして相手ゴールに迫ります。前半は無得点でしたが、後半に攻撃が結実。伊東選手、五月女碓平選手が得点します。一方の金沢もカウンターアタックやCKから決定機をつくりますが、得点には至りませんでした。
また、グループCのFCトリアネーロ町田(東京)は2試合で13得点を挙げて2連勝。グループEに入ったバディーSC(神奈川)も落ち着いた試合運びで連勝し、大会連覇に向けて好発進しています。
大会は12月27日(日)が2日目。1次ラウンドの残り1節とラウンド16を行います。また、1次ラウンドで敗退したチームによるフレンドリーマッチも開催されます。
選手コメント
牧野澪音 選手(飯島南FC/秋田)
GKを起点にして攻撃を組み立てていくところがチームの良さですが、初戦は味方のパスがあまりつながりませんでした。悪かった部分を修正して次の試合に挑みます。しっかり味方を動かしてシュートを打たれないようにしたいですが、もしシュートを打たれたとしても自分で止められるようにしたいと思います。そういうことができる選手になっていきたいです。
原櫻太 選手(ファジアーノ岡山U-12/岡山)
初出場で緊張しましたが、しっかり点を決めきることができました。(セットプレーでは)相手GKが取りにくくて、味方にとっては触るだけで得点できるようなボールをもっと蹴りたいと思います。自分たちのチームは、球際で勝って、そこから得点するということを真面目にひたむきにやっていくチームだと思います。初出場ですが、優勝という目標を立てています。
恒松暖人 選手(大社少年SC/島根)
(グループD第2節のFCゼブラキッズ戦の)前半は0-1で負けていたので、ハーフタイムに、苦しい時こそ声を出し、パスを正確につないでいこうと話しました。全国大会で戦う相手は強く、得点できるか分かりませんでしたが、自信を持ってプレーし、得点することができました。2日目も強いチームと対戦しますが、自分たちのサッカーができる時間を増やしていきたいです。
清水法生 選手(サガン鳥栖U-12/佐賀)
最初の試合(グループB第1節の横浜F・マリノスプライマリー戦)は、守備は良かったと思いますが、攻撃はあまり成り立ちませんでした。この大会で優勝することを目標にしてきました。この後の試合でもチームを救えるようなプレーをして、勝利につなげたいです。
開催期間:2020年12月26日(土)~12月29日(火)
大会会場:
1次ラウンド・ラウンド16
鹿児島ふれあいスポーツランド(鹿児島県鹿児島市)、鹿児島県立サッカー・ラグビー場(鹿児島県鹿児島市)
準々決勝
鹿児島県立鴨池補助競技場(鹿児島県鹿児島市)
準決勝・決勝
白波スタジアム(鹿児島県鹿児島市)
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