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兵庫県70選抜と岩手70が連勝でグループ突破に王手 JFA 第16回全日本O-70サッカー大会

2022年06月19日

兵庫県70選抜と岩手70が連勝でグループ突破に王手 JFA 第16回全日本O-70サッカー大会

JFA 第16回全日本O-70サッカー大会が、6月18日(土)に愛媛県松山市で開幕し、大会初日は1次ラウンドの第1節、第2節が行われました。

新型コロナウイルス感染症の影響で、3年ぶりの開催となった今大会は、各地域の代表など12チームが3つのグループに分かれ、総当たり方式でそれぞれ1次ラウンドの3試合を戦います。決勝ラウンドに進めるのは、各グループの1位と、各グループ2位の成績上位1チーム。決勝ラウンド進出を目指した熱戦が初日から繰り広げられました。

グループAでは、兵庫県70選抜(関西/兵庫)が好スタートを切りました。第2節に地元のえひめ四十雀フットボールクラブ(開催地/愛媛)に4-0で勝利するなど、グループ内で唯一の連勝。これを勝ち点3でアスレチッククラブちば(関東1/千葉)、広島県シニア70合同チーム(中国/広島)が追い掛けます。

得点力を爆発させたのが、グループBの岩手70(東北/岩手)でした。初戦の函館四十雀70(北海道1)に7-0、第2節の富山県70選抜(北信越2/富山)に3-1で勝利してトップに立ち、2日目に行われる第3節で勝ち点2差で追走する高知昭和OB会サッカークラブ(四国/高知)と、突破を懸けて直接対決に臨みます。

グループCは混戦模様に。勝ち点4で静岡県選抜O-70(東海/静岡)と山梨シニア70(関東2/山梨)が並び、勝ち点3の信州惑々サッカークラブ(北信越1/長野)も突破のチャンスがある中で大会2日目に臨みます。

選手コメント

能勢茂 選手(広島県シニア70合同チーム)
(初戦のえひめ四十雀フットボールクラブ戦終了間際の決勝ゴールについて)その前にも縦パスが何回か入るけれどミスになっていたのが、最後はリズムよくシュートまで行けました。決めたのは左足ですが、私は両利きです。サッカーを始めたのは20歳。社会人になり、自分で稼ぐようになってからです。小柄ですが足が速いのを生かして、みんなをサポートできるかな、と思って。全国大会は、やはりいいですね。緊張感も含めて楽しいし、環境も良い。明日は松山に住んでいる甥っ子が応援に来てくれるので、頑張りたいです。

山川悟 選手(静岡県選O-70)
(第1節の信州惑々サッカークラブ戦の後半に2点目のゴールは)体勢が崩れて、うまく足に当たらないシュートでしたが、気力で入れました。追加点がほしい展開で、最後の最後に入れられて良かった。私は71歳で、ここまで東海予選を2回、勝ち抜いていましたが、2年続けて大会が中止になっていたので、3度目の正直といえる今回、出場できて良かったです。O-60の大会は一度、出ています。そのときはグループステージで負けてしまいました。日本一を決める大会だから、厳しいのは分かっていますが、何とか全員の気力を集めて勝ちたいですね。

根塚新太郎 選手(富山県70選抜)
初戦に引き分けての2試合目で、何とかして勝ちたかったのですが、どうしても後半、体力が落ちたこともあり、やられてしまいました。相手の岩手70さんにもうまい選手がいて。富山は全国大会に初出場なんですよ。初めて来て、レベルの高さを実感しています。富山でも70歳以上のシニアでプレーする人が増えてきているので、これを刺激にさらに発展できればと思います。富山はO-60のチームが4チームあって、その選抜です。70歳を越えると、自分たちのチームではなかなか試合に出られなくなってきますから、そういう選手たちの目標になる大会ですね。

手塚郁夫 選手(信州惑々サッカークラブ)
(第2節の熊本オールドキッカーズ戦は、後半のゴールで2-1で勝利)みんな、おじいちゃんだけど力を合わせて勝ててよかったです。私はO-50、O-60と50代から10回近く全国大会に出ていますが、常に新鮮ですね。新たな気持ちで臨めます。しかも今回は2大会中止になっての開催なので、ようやくという感じです。今年はけが人が続出で、ここに来ている20人もみんなどこかが痛い中でやっています。グループ2位通過の可能性もありますし、明日は何としても勝って、最後のひと枠の天命を待ちます。

大会期間:2022年6月18日(土)~6月20日(月)
会場:愛媛県/愛媛県総合運動公園球技場、愛媛県総合運動公園補助競技場、ニンジニアスタジアム、北条スポーツセンター陸上競技場、北条スポーツセンター球技場

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