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JFAプレミアカップ2016開幕! 初日からハイレベルな試合が続々
2016年05月04日
U-15年代の日本一を争うJFAプレミアカップ2016が5月3日(火・祝)に開幕し、各地の予選を勝ち抜いた精鋭12チームが1次ラウンドの2試合を戦いました。
初日を終えてグループAの首位に立ったのは徳島ヴォルティスジュニアユース(四国/徳島)です。小西智也選手が「(大会の開催地である)大阪に来てからみんな気持ちが引きしまって、勝利への意識が高まった。攻守ともに全員が献身的に走れた」と話すように、まとまりのある戦いで第1節のベガルタ仙台ジュニアユース(東北/宮城)戦を2-1で制すと、SSSジュニアユース(北海道2)との第2節は1-0で勝利。4日に行われる大会2日目の1次ラウンド最終節は3連勝を狙って名古屋グランパスU15(東海1/愛知)と対戦します。2試合で5得点を奪っている名古屋の攻撃を封じて、初の決勝ラウンド進出を成し遂げられるか注目です。
グループBの初戦では、前回大会で決勝を戦った北海道コンサドーレ札幌U-15(北海道1)と京都サンガF.C. U-15(関西2/京都)が激突しました。試合開始4分に小山田凌選手の得点で札幌が先制すると、一度は同点に追いつかれながらも2得点を奪って3-1と快勝しました。ただ、第2節の鹿島アントラーズジュニアユース(関東/茨城)に1-2で敗れて、札幌の連勝はならず。この結果、初戦から連勝を飾った鹿島が勝点6で首位に立ち、有利な状況で大会2日目を迎えることになりました。
グループCは混戦です。初戦を白星でスタートしたセレッソ大阪U-15(関西1/大阪)と清水エスパルスジュニアユース(東海2/静岡)による一戦は、互いに譲らずスコアレスドロー。一方、清水との初戦を落としたサガン鳥栖U-15(九州/佐賀)は、「あと2勝すれば決勝ラウンドに進む可能性があったので、目の前の試合に勝つことだけを意識した」と野村佳楠選手。第2節のシーガル広島ジュニアユース(中国/広島)戦は1-1のまま試合が進み、57分に田中瑛修選手がスライディングシュートを決めて勝点3を獲得。鳥栖が2日目に望みをつなぎました。
5月4日(水・祝)は1次ラウンドの第3節と、準決勝を実施。各グループの首位に加えて、2位に入ったチームの中で最も成績の良かった1チームが準決勝に駒を進めます。日本一に王手をかけるのは、どのチームでしょうか。
監督・選手コメント
岩越英治 監督(SSSジュニアユース)
自分たちは力があるチームだとは思っていません。日本のトップクラスを相手にどの程度通用するかを選手たちにも知ってほしいと思い、今大会に挑みました。初日は勝つことができませんでしたが、子どもたちはほかのチームの選手たちが「止める・蹴る」という当たり前のことを高いレベルで実践していることを体感しました。これは大きな収穫ですし、北海道に帰ってから練習や試合で成長するための材料にしてほしいです。
安達宏道 監督(アルビレックス新潟U-15)
奪ったボールを素早く展開して、ゴールを目指すサッカーをある程度は見せられましたが、点を奪えませんでした。2連敗したため、決勝ラウンド進出はなくなってしまいましたが、通常のリーグでは味わえない、緊張感のある試合を経験できたことはプラスです。余裕を持ってプレーできず、頑張るだけになっている選手もいましたが、全国レベルを知って次にすべきことを学んでくれたと思いますし、この舞台に立ったからこそ味わえる悔しさが、選手たちの成長につながると思います。
前多駿佑 選手(京都サンガF.C. U-15)
新チームが始動してから、本大会で2連覇することを目標に準備してきました。ベンチのメンバーを含めたチーム全員で勝利という同じ目標を持ちながら、「全員守備・全員攻撃」を意識して練習に取り組みました。それでも、札幌との第1節は初戦からくる緊張もあって、持ち味を発揮できませんでした。昨年の決勝で大勝した相手だったので、「(札幌は)絶対にリベンジを狙ってくるから気をつけよう」と声をかけていたのですが、ハードワークの面でも相手に上回られてしまい、残念です。
田辺利樹 選手(シーガル広島ジュニアユース)
僕たちは宿舎でも話し合いをしたり遊んだりする、とても仲が良いチームです。みんなで団結しながら、チャレンジャー精神を持って、一試合でも多く勝ちたいと思って今大会に挑みました。初戦のセレッソ大阪戦では球際や運動量の差を感じましたが、僕たちの持ち味である前線からの守備は通用したと思いますし、もっと特徴を出せれば全国でも戦えると感じました。あとは勝つしかないので、前からどんどん仕掛けていきたいです。
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JFA プレミアカップ2016
2016年5月3日(火・祝)〜2016年5月5日(木・祝)
大阪/J-GREEN堺
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