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第41回全日本少年サッカー大会 接戦を制した北海道コンサドーレ札幌とセレッソ大阪が決勝へ
2017年12月29日
第41回全日本少年サッカー大会の準々決勝と準決勝が12月28日(木)、桜島を望む鴨池陸上競技場などで行われ、決勝進出チームが決まりました。
準々決勝ではサンフレッチェ広島F.Cジュニア(広島)がサガン鳥栖U-12(佐賀)と対戦。広島は松本夏寿磨選手のドリブルを生かしてゴール前までボールを運び、決定機をつくっていきます。前半アディショナルタイムにその松本選手からの低いクロスを中川育選手が合わせて先制。その1分後にも中島洋太朗選手のシュートが決まり、サンフレッチェ広島が2-0でサガン鳥栖U-12(佐賀)に勝利しました。
西宮サッカースクール(兵庫)と対戦した大宮アルディージャジュニア(埼玉)も前半終了間際に先制。種田陽選手がミドルレンジからの直接FKを沈めてゴールを挙げ、流れを呼び込みます。後半にも石川颯選手が追加点を挙げ、大宮アルディージャが準決勝に進出しました。
今大会の準決勝に駒を進めた4チームは全てJリーグクラブのジュニアチーム。準決勝では連戦の疲れを感じさせない、はつらつとしたプレーを見せていきました。
準決勝第1試合では北海道コンサドーレ札幌U-12(北海道)がセットプレーでのゴールを守り抜き、大宮アルディージャに競り勝ちました。6分に左からのCKを獲得すると、ゴール前での密集からこぼれたボールを、白井卓翔選手が巧みに振り抜いてゴール。後半に入ると大宮アルディージャが古川大洋選手のクロスやシュートなどでゴールに迫りますが、北海道コンサドーレ札幌は身体を張ったディフェンスで耐え抜き、1-0で白星をつかみました。
第2試合では立ち上がりで得たCKのチャンスに、鈴木聡太選手が頭で合わせてセレッソ大阪U-12(大阪)が先制。後半には皿良立輝選手が追加点を決めてリードを広げました。守備でも三津井龍真選手やGK宮井海翔選手を中心にバランスを保って失点を防ぎます。対するサンフレッチェ広島F.Cも終盤は何度もチャンスをつくりますが、シュートがポストに嫌われるなどゴールが遠く、セレッソ大阪が2-0で勝ちました。
この結果、決勝は初優勝を目指す北海道コンサドーレ札幌U-12と、勝てば3年ぶりの優勝となるセレッソ大阪U-12が対戦します。
監督・選手コメント
林泰地 選手(西宮サッカースクール/兵庫)
自分たちのチームは相手からボールを奪って速攻で攻めていったり、カウンターでゴールまで攻めていけるのが特長です。全国大会では最初のゲームから、その自分たちのサッカーができていて順調に準々決勝まで進められていましたが、準々決勝で負けてしまって今は悔しいです。中学校や将来でのプレーはまだ今は分からないですが、この経験を生かしたいです。
先田颯成 選手(サガン鳥栖U-12/佐賀)
縦に早いサッカーと、パスをつないでいくところの両方を出せるのが自分たちのサッカーです。トップチームのようなサッカーです。今日の試合では、前半でゲームが途切れた時間があったあとに、チームとして集中力が切れて、そのあとに失点してしまいました。中学生になっても全国大会を目指したいです。ロングボールは通用していたと思いますが、パスの質は高めていきたいです。
白井卓翔 選手(北海道コンサドーレ札幌U-12/北海道)
準決勝の後半は点を取られないことを第一に考えて、そこからどうすれば点を取れるかを考えてみんなに声を掛けていました。自分たちの形は後半はあまり出せませんでしたが、前半はうまく行っていたのかなと思います。(ゴールは)競り合いでこぼれたところを流し込みました。ゴールが決まったという実感はなくて、すぐにみんなが駆け寄ってきてくれて入ったんだと分かりました。
鳥居塚伸人 監督(セレッソ大阪U-12/大阪)
(準決勝で対戦した)サンフレッチェ広島は技術がしっかりしているので、それに対して自分たちもしっかり対応しようとしました。ゴールを守りながら、ボールを高い位置で怖がらず奪うというのは、ある程度はできました。勝利に貪欲な子どもたちが集まってくれているので、それが結果につながったと思っています。早い時間に先制点を取れたのは良かったですし、大会を通して逆転できるチームになってきたことも成長だと思います。
JFA-TV
第41回全日本少年サッカー大会
競技期間:
2017/12/26(火)~2017/12/29(金)
会場:
1次ラウンド・ラウンド16 鹿児島ふれあいスポーツランド(鹿児島県鹿児島市)
準々決勝 鹿児島県立鴨池補助競技場(鹿児島県鹿児島市)
準決勝・決勝 鹿児島県立鴨池陸上競技場(鹿児島県鹿児島市)
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