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小学生年代の日本一へ、全国48チームの熱戦が開幕! JFA 第46回全日本U-12サッカー選手権大会

2022年12月27日

小学生年代の日本一へ、全国48チームの熱戦が開幕! JFA 第46回全日本U-12サッカー選手権大会

小学生年代の日本一を決めるJFA 第46回全日本U-12サッカー選手権大会が鹿児島県鹿児島市で開幕し、12月26日(月)には、ふれあいスポーツランドで1次ラウンドの第1節と第2節が行われました。

鹿児島市は早朝から天候に恵まれ、午前9時半に開始した試合も暖かな日差しの中で行われました。グループDの第1節ではデサフィオCF(香川)とパレイストラ(群馬)が対戦。試合はパレイストラがボールを保持する時間が長く、CKのチャンスも何度も獲得します。しかし、デサフィオも岡田啓杜選手が声と体と張った守備で周りを鼓舞し、ピンチを跳ね除けます。

攻めるパレイストラと守るデサフィオという状況は続きましたが、前半はスコアレス。後半に入るとパレイストラが縦の速さも生かしてシュートチャンスを創出していきます。25分に右からのグラウンダーのクロスボールに掛水楓空選手が合わせて先制すると、カウンターから山本暉選手が追加点を挙げました。デサフィオも何度か相手ゴールに迫るシーンはつくりますが、試合は2-0でパレイストラが勝利しています。

午後から行われたグループAの第2節ではV・ファーレン長崎U-12(長崎)とヴァンフォーレ甲府U-12(山梨)が対戦しました。ともに午前中の1戦目では勝ち点3を得られず、初勝利を懸けた戦いは40分間を通して白熱した球際の攻防が見られるゲームとなりました。

試合の進展とともに主導権を握ったのは甲府で、ボールを動かして相手ゴールに迫ります。ただ、長崎も球際に厳しい守備で対応し、ペナルティーエリアに入られるのを防ぎます。均衡が破れたのは24分。右サイドから攻め込むと、堀井歩輝選手のスルーパスに山口煌人選手が合わせて先制点を決め、この得点が試合を決するゴールとなりました。

グループEではFC.セレスタ(宮崎)と江南南サッカー少年団(埼玉2)がお互いに持ち味を発揮。江南南はロングスローやサイド攻撃からチャンスをつくり出し、セレスタはショートカウンターからシュートに持ち込みます。

試合は早い時間帯に動き、5分にカウンターからセレスタの阿部幹大選手がゴールを挙げると、19分にも前線の混戦から阿部選手が追加点を決めました。江南南は後半も積極的にシュートを狙っていきますが、ゴールネットは揺らせませんでした。試合はセレスタが2-0で勝利しました。

また、大会は高校生が試合の笛を吹くユース審判員を導入してきましたが、新型コロナウイルスの影響で2020年と21年は休止。今大会は3年ぶりにユース審判員が復活し、高校生たちがきびきびとした動きで熱い試合を支えています。

12月27日(火)は1次ラウンド第3節と勝ち上がったチームによるラウンド16の試合が行われます。

監督・選手コメント

岡田啓杜 選手(デサフィオCF/香川)
1試合目は苦しい展開で、悔しい気持ちでいっぱいです。味方とのコンビネーションやパスのところ、ゴールまでシュートで終わるところができなかったです。まずは点を取ることが大事なので、ゴール前ではシュートで終わること、そしてしっかりつないでビルドアップしていくことは意識していきたいと思います。決勝ラウンド進出を目指して頑張りたいです。

山口煌人 選手(ヴァンフォーレ甲府U-12/山梨)
マークに付いていたディフェンダーに負けないことを意識していました。(第2節のゴール場面は)堀井歩輝くんからいいパスが来て、決め切れて良かったです。みんなで勝つことだけを意識して、試合に臨みました。みんなが元気なところがいいところで、サイド攻撃からの得点も多いです。自分の強みは背後のアクションを起こして点を取ること。誰よりも長くピッチに立って、どのチームよりも点を取れるストライカーになりたいです。

河野丈 監督(レノファ山口ウェストFC/山口)
この大会に向けてやろうとしてきたことは悪くなかったと思いますが、初めての全国の舞台で、思っていること、やりたかったことは体現できなかったところがあったと思います。ただ、ハーフタイムにも1点取り返せばチャンスはある、一つ一つのボールを大切に球際にも厳しく行こうという話はしました。チームの名前が変わって1年目ですので、チャレンジャーの気持ちを持ってやれています。しっかり走るところは走り、つなげるところはつなぐということは伝えていこうと思います。

江頭駿 監督 (サガン鳥栖U-12/佐賀)
初戦は硬さがありましたが、粘り強く守備ができ、攻撃もセットプレーから得点が入りました。次につながる試合だったと思っています。目標としてはベスト8以上で、そこに向けてチームが一丸となってやっていきますが、目の前の試合を一戦一戦、ワンプレーワンプレーを全力でやってくれればと思います。選手たちは途中でシステム変更しても対応してくれました。いろいろなポジションをやってきていて、そういうところがゲームのところに生きてきていると思います。

開催期間:2022/12/26(月)~2022/12/29(木)
大会会場:
1次ラウンド・ラウンド16
鹿児島ふれあいスポーツランド(鹿児島県鹿児島市)

準々決勝
鹿児島県立鴨池補助競技場(鹿児島県鹿児島市)

準決勝・決勝
白波スタジアム(鹿児島県鹿児島市)

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