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JFAアカデミー福島が2大会ぶり4度目の優勝! 高円宮妃杯 JFA 第27回全日本U-15女子サッカー選手権大会

2022年12月28日

JFAアカデミー福島が2大会ぶり4度目の優勝! 高円宮妃杯 JFA 第27回全日本U-15女子サッカー選手権大会

高円宮妃杯 JFA 第27回全日本U-15女子サッカー選手権大会は12月27日(火)、決勝を開催しました。味の素フィールド西が丘のピッチでは、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15(関東8/千葉)とJFAアカデミー福島(東海2/静岡)が激しい戦いを繰り広げました。

決勝

ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15 1-3(前半0-0、後半1-3)JFAアカデミー福島

前半は風上に立ったAC福島が、相手陣内に押し込む時間帯が多くなります。22分、旭田好里選手からの浮き球に合わせて原ひばり選手が走り込むと、その1分後には花城恵唯選手のシュートがクロスバーをたたきます。AC福島は、25分、38分と梅月万優子選手がクロスボールを送り込むなど、その後もチャンスをつくり、前半だけで10本のシュートを放ちました。

押される展開になった千葉Lは、久保陽央怜選手ら守備陣が粘り強く対応しながら、好機をうかがいます。5分には、角谷瑠菜選手のドリブル突破から、山本恭子選手のシュート。18分にも吉川莉子選手が左足でゴールを狙いますが、これも得点にはつながりません。前半は両チーム無得点で折り返しました。

試合が動いたのは45分でした。福島望愛選手の右CKに、旭田選手が頭で合わせて、AC福島が先制します。追う形になった千葉Lも、62分、分厚い攻めを見せます。根津里莉日選手の動きが混乱を生み出し、クリアを拾った久保田真帆選手の入れたボールが直接ゴールに吸い込まれ、千葉Lが試合を振り出しに戻しました。

追い付かれたAC福島は、すぐに気持ちを切り替えて、前から圧力を掛けていきます。そして、スローインからの組み立てで、原選手が勝ち越しゴール。試合終了間際にも再び、原選手が今大会6点目でダメ押しをしました。後半も12本のシュートを放ったAC福島が3-1で勝利し、2年ぶり4回目の栄冠を手にしました。

監督・選手コメント

金野結子 監督(JFAアカデミー福島)
試合前は「難しい戦いになるが、一年間やってきたことを出そう」と話をしました。前半、攻める回数を増やすことができて、無得点でしたが「やり続けることが大事」と声を掛けました。1点目は強化してきたセットプレーからキャプテンが点を取り、勝ち越し点は、大けがをした選手がアドバイスしてくれたスローインからの得点でした。相手もスピードのある選手がいましたが、攻めているときのリスク管理を、守備陣が注意深くやっていたと思います。

DF #23 旭田好里 選手(JFAアカデミー福島)
前半の課題を後半に改善して3点取ることができました。自分も狙っていたCKからゴールできて、うれしかったです。試合前の話し合いから、相手が縦に強く、カウンターも速いという共通認識を持てていましたし、試合でもそのあたりはうまくできました。連覇が懸かった昨年はここで負けて責任を感じたし、今年、キャプテンとして、たくさんの方に支えられてここに立つことができました。苦労もありましたが、やってきて良かったです。

FW #20 原ひばり 選手(JFAアカデミー福島)
1回戦で4点取った後、決定機でも点を取ることができず、チームに迷惑を掛けていました。勝ち越し点は、試合に出られないにも関わらず、サポートし続けてくれた仲間が考えてくれたスローインの形からで、自分もそれを意識していたので、そこから得点できて良かったです。試合の後、オフの日などに走るようにしていて、運動量を増やすことができました。周りの選手を生かすプレー、背負って落とすプレーなども出すことができて良かったです。

加藤瑠伍 監督(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15)
ボールを持って試合を進めることにチャレンジしましたが、対戦相手の技術が高く、うまくいきませんでした。準決勝や今日の決勝のように、強度、レベルの高い相手に対して、自分たちの狙いをさらに多く出せれば、と思います。大会を通じてチームは大きく成長することができました。リーグ戦で結果が出ない中、苦しい時間を過ごしていましたが、試合までの過程を大事にしながら、全国大会で積み上げた部分を出せたのが良かったと思います。

MF #50 角谷瑠菜 選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15)
先に点を取れずに苦しい試合になり、後半、仲間が頑張ってくれて同点に追い付けましたが、その後、また失点してしまい、「走る」「戦う」ができませんでした。自分は三笘薫選手のドリブルを意識していて、負けている状態でも自分の武器を発揮できると考えて、チームに貢献できるよう頑張りました。トーナメントの上へ行くにつれて、マッチアップするのもスピードのある選手が増え、身体の使い方や、足裏の使い方を意識しながら、戦いました。

大会期間:2022年12月10日(土)~2022年12月27日(火)

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