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埼玉県勢の一戦は引き分けに 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024EAST第9節

2024年06月24日

埼玉県勢の一戦は引き分けに 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024EAST第9節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024EASTは6月22日(土)と23日(日)に第9節を行いました。埼玉県の川越運動公園陸上競技場では大宮アルディージャU18(埼玉)と昌平高校(埼玉)が対戦しました。

ピックアップマッチ

大宮アルディージャU18 1-1(前半0-1、後半1-0) 昌平高校

序盤に大宮の勢いを受け止めた昌平は、徐々に試合を支配します。ボールを運び、スルーパス、クロスボールと、さまざまな形で大宮ゴールに迫りました。25分にはFW岩谷勇仁選手(#9)が抜け出すも、シュートは大宮のGK清水飛来選手(#1)の好セーブに防がれました。27分には、FW鄭志錫選手(#15)のヘディングがゴールポストを叩きました。決め切れずに頭を抱えた鄭選手ですが、挽回の場面はすぐに訪れました。29分、高い位置で奪ったボールを受けると、ドリブルで持ち込んでシュート。またもゴールポストに直撃したものの、自ら押し込み、昌平に先制点をもたらしました。

前半はシュート1本に終わった大宮ですが、後半に試合の流れを変えます。懸命に走り、球際でも戦うことで、昌平に圧力をかけていきました。その迫力もあってか、78分、昌平DFのバックパスがGKに通らず、そのままゴールイン。オウンゴールで試合は振り出しに戻りました。

大宮が勢いに乗る一方、昌平も失点で目を覚ましたかのように、互いにゴールへの意識を高めます。81分、大宮がゴールににじり寄ると、対する昌平は83分、DF上原悠都選手(#2)がシュートを放つなど、積極的に攻撃に出ます。大宮のFW野口蒼流選手(#15)、昌平のFW松本レイ選手(#19)ら途中出場の選手たちも攻撃にアクセントを加え、後半アディショナルタイムまで両チームが得点を狙いましたが、スコアは1-1のまま動かず。力を出し尽くした熱戦の末に、勝ち点を分け合いました。

監督・選手コメント

丹野友輔 監督(大宮アルディージャU18)
前半、われわれは技術力のある相手に対して怯んでいるところがありました。やれることをやらなかったから、劣勢に陥ったと思っています。かなり檄を飛ばしたハーフタイムを挟み、後半は十分戦いましたし、逆転のチャンスもあったので、充実していました。来週には戻ってくると思いますが、今回の一戦にはフィールドプレーヤーが16人しかおらず、普段とは異なるポジションでのプレーを強いられた選手もいる中、選手たちはとてもよくやってくれたと思います。

DF #4 大西海瑠 選手(大宮アルディージャU18)
下位にいる自分たちにとって勝ち点3が欲しい試合でしたが、勝ち点1を獲得できたことは素直にうれしいです。前節は4失点して負けた後、今回の試合に向けて、相手より走ること、球際の強さ、切り替えのスピードを意識して練習に取り組みました。前半はそれを発揮できず、監督に「3年生が意地を見せないと(試合が)終わってしまう」と言われて気合いが入りました。1、2年生も気持ちのこもったプレーを見せてくれました。これからは、今節の後半のようなプレー強度をベースにしていきたいです。

玉田圭司 監督 (昌平高校)
選手たちには、勝たなければいけない、もったいない試合だったと話しました。でもこれが現実ですし、自分たちのミスから失点しましたが、選手個々ではなく、チームの責任だと伝えました。その一方で、得点した時間帯は、誰が見ても「昌平が点を取りそうだ」という雰囲気をつくっていましたし、実際に得点することができました。良い流れのときに追加点を奪うことが課題ですが、その課題を選手だけに押しつけるつもりはありません。彼らはどんな試合からも学ぶ姿勢を持っていると私は感じています。

MF #8 大谷湊斗 選手(昌平高校)
勝つべき試合を落としてしまい、もったいなかったです。攻め込んだときのアイディアやコンビネーションは通用したかと思いますが、決め切れないことが課題として残ります。複数得点することの大切さを学びました。リーグ初戦はプレミアリーグに初めて出る選手が多く、硬さも出て負けてしまいましたが、そこから立て直してきたし、プレミアリーグの強度にも慣れてきました。インターハイの県予選で優勝して良い流れで来ていたので、(今回の試合で)勝ち点1を手にしたことを前向きに捉え、次の試合に臨みます。

その他の試合結果

EAST
鹿島アントラーズユース 2-1(前半0-1、後半2-0) FC東京U-18
横浜FCユース 1-4(前半1-2、後半0-2) 柏レイソルU-18
青森山田高校 1-1(前半0-1、後半1-0) 前橋育英高校
尚志高校 0-1(前半0-0、後半0-1) 川崎フロンターレU-18
流通経済大学付属柏高校 1-1(前半0-0、後半1-1) 市立船橋高校

WEST
米子北高校 1-4(前半0-2、後半1-2) 名古屋グランパスU-18
帝京長岡高校 2-2(前半1-1、後半1-1) 東福岡高校
ファジアーノ岡山U-18 2-3(前半1-1、後半1-2) 静岡学園高校
大津高校 4-0(前半2-0、後半2-0) 鹿児島城西高校
神村学園高等部 3-1(前半1-1、後半2-0) サンフレッチェ広島F.Cユース

※サガン鳥栖U-18とヴィッセル神戸U-18の一戦は、雷により延期

高円宮杯 プレミアリーグ 大会公式X

大会期間:2024年4月6日(土)~2024年12月8日(日)
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