高円宮杯U-18プレミアリーグは、9月13日（土）、14日（日）にWEST第13節を行います。

5位のガンバ大阪ユース（大阪）をホームに迎えるサンフレッチェ広島F.Cユース（広島）は、荒木隼人選手が「残り試合全てに勝利すれば優勝を狙える」と意気込むように、勝点3獲得とタイトルレースへの生き残りを目指します。一方、「チームとして、戦い方が明確になってきた」（岩本和希選手）というG大阪は、前節での勝利によって得失点差でセレッソ大阪U-18（大阪）を上回って首位に浮上。連勝を伸ばし、首位をキープできるか注目です。

前節、今シーズン初の連敗を喫した名古屋グランパスU18（愛知）。C大阪との一戦は、ここ3試合で13失点の守備陣の立て直しがカギとなります。対するC大阪は9月8日に大熊裕司監督がトップチームの監督を兼任することが発表されたばかり。急展開でリスタートを切ることになりましたが、動揺せずにこの一戦に臨みたいところです。

5連勝中のヴィッセル神戸U-18（神戸）は、東山高校（京都）と対戦します。「ポゼッションサッカーに磨きがかかっている」と加古晴也選手が語る通り、攻撃陣が好調。前節にハットトリックを達成した米澤令衣選手を中心に得点力が上がっており、さらなる躍進が期待されます。9位に位置する東山は、福重瑛貴選手の「チームの全員が練習から良い雰囲気をつくろうと意識している」という言葉通り、前向きな姿勢を崩していません。苦境を脱するためにも、勝利を狙います。

京都サンガF.C. U-18は、京都橘高校との「京都ダービー」に挑みます。前回の対戦ではサンガが4-0で勝利しましたが、両チーム共に多くの好機をつくるなど、スコア以上の接戦となりました。今回も最後まで目が離せない試合となりそうです。

［WEST第13節の注目試合］
富山第一高校 vs 東福岡高校

昨冬の全国高校サッカー選手権大会の王者・富山第一高校（富山）と、今夏の全国高校総合体育大会（インターハイ）を制した東福岡高校（福岡）が激突します。現在、下位に低迷する富山第一ですが、「バラバラだった戦術や皆の意思がまとまってきた」と西村拓真選手が話すように、シーズン後半戦は団結力が高まり、調子も上向き。一方の東福岡は「35分ハーフのインターハイから、45分ハーフの戦いへと気持ちが切り替えられていない」（森重潤也監督）ため、勢いに乗ることができていません。上り調子の富山第一と、ここ最近は停滞気味ながらもリーグ屈指の攻撃力を誇る東福岡。この一戦に勝利して浮上のきっかけをつかむのはどちらのチームでしょうか。

■富山第一高校 vs 東福岡高校
日時：9月13日（土）11：00キックオフ
会場：富山第一高校グラウンド
アクセス：富山地方鉄道本線「越中荏原駅」より徒歩約10分

なお、上記試合に加えて、サンフレッチェ広島F.Cユース vs ガンバ大阪ユースの試合の来場者先着300名様に大会オリジナルのネックストラップをプレゼント！
ぜひ、会場へいらしてください。

■サンフレッチェ広島F.Cユース vs ガンバ大阪ユース
会場：吉田サッカー公園
アクセス：「広島」駅からJR芸備線乗車、「向原駅」下車、タクシー約20分。
広島バスセンターから広電バス（吉田行き）約80分乗車、「吉田営業所」下車、タクシー約5分。中国自動車道「高田IC」から約10分。

チーム紹介

高円宮杯U-18プレミアリーグに参加する全チームの普段の練習模様を取材。

　コンサドーレ札幌 『 これぞ育成の札幌。未来を見据えたチーム作り 』 
　流通経済大学付属柏高校 『 個性と個性がせめぎ合う場所 』
　京都サンガF.C.U-18 『 サッカーも学校生活も、常に全力で打ち込む日々 』 
　柏レイソルU-18 『 刺激的な環境で、たくましさを育むポゼッション集団 』
　富山第一高校 『 自主性を重んじ、互いに刺激し合うのが富一流 』 
　東山高校 『“怖い”指揮官が慕われる理由』 
　市立船橋高校 『 グラスポの日常に、強さの真髄を見る 』
　JFAアカデミー福島 『 環境に感謝しながら、サッカーに打ち込む日々 』
　ヴィッセル神戸U-18 『悩み、戦い、そして帰る憩の我が家へ』
　東京ヴェルディユース 『 ヴェルディをヴェルディたらしめる成長サイクル 』
　京都橘高校 『 京都橘を“大人”に変える大事な日常 』 
　セレッソ大阪U-18 『 “走るセレッソ”が見据える、世界基準という未来 』
　青森山田高校 『厳しい日常の中から、青森山田の強さが生まれる』
　名古屋グランパスU18 『 好調・名古屋U18の、“叱らない”指揮官と意識の高い選手たち』
　ガンバ大阪ユース 『今季のG大阪ユースに共存する"明るさと厳しさ" 』
　三菱養和SCユース 『プレミア唯一の街クラブ、そのたくましさの秘密』
　サンフレッチェ広島F.Cユース 『 誇りと伝統の広島ユース。プロを夢見て研鑽を積む日々』
　鹿島アントラーズユース 『 トップチームと下部組織、縮まった両者の距離』
　清水エスパルスユース 『変幻自在の清水ユース、頂点に立つために必要なこと』
　東福岡高校 『 高校総体優勝。伝統に裏打ちされた”ヒガシ”の強さ 』