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FC東京U-18が4発快勝 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST

2015年04月20日

FC東京U-18が4発快勝 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST

ピックアップマッチ

流通経済大学付属柏高校 0-4(前半0-1、後半0-3) FC東京U-18

高円宮杯U-18プレミアリーグEAST第2節が4月19日(日)に開催され、流通経済大学付属柏高校(千葉)はFC東京U-18(東京)と対戦しました。

開幕戦を落とし、初勝利を目指す両チームは序盤から激しい攻防を繰り広げます。11分に流経大柏の高橋秀斗選手がミドルシュートを放てば、FC東京はその1分後、佐藤選手が大熊健太選手との連係からゴールを脅かすなど、得点への意欲をのぞかせます。一進一退の展開の中、均衡が破れたのは23分。大熊選手の左からのクロスを佐藤選手が頭で合わせ、FC東京に先制点をもたらしました。

対する流経大柏も34分にジャーメイン アレックス選手、高橋秀斗選手とつないで最後は中村翼選手がシュート。反撃を試みますが、徐々にFC東京の技術に圧倒され、攻撃の時間が短くなっていきます。後半は同点を狙って前がかりになった流経大柏に対し、FC東京がカウンターで攻略します。50分には小山拓哉選手が持ち上がり、正確なクロスで佐藤選手の2点目をお膳立て。66分に大熊選手が「練習どおり。ボールを持った瞬間、パスが来ると思った」と佐藤選手のクロスを合わせて3点目を挙げると、75分には佐藤選手がハットトリック達成となるチーム4点目をマークします。FC東京はリードを広げた後も集中力を切らさず。相手の攻撃を受けることなく、激しいチェックからの速攻で追加点を狙い続けました。試合はFC東京が4-0とリードを保ったままタイムアップ。

試合後、「何をやってもうまくいかなかった」と流経大柏の本田裕一郎監督がこぼしたのに対し、FC東京は「前節の敗戦での悔しさをこの試合にぶつけることができた。次節につながる勝利」(佐藤選手)とプレミアリーグで戦う自信を得た様子でした。

監督・選手コメント

本田裕一郎 監督(流通経済大学付属柏高校)
選手たちは「第1節を引きずってしまった」と言うのですが、それは過信でしょう。私は我々とFC東京の選手とでは、個々の力が違い過ぎると感じました。ボールを奪えない、両サイドが機能しない、敗因はいろいろ考えられます。そもそも、シュートを打つところまでいっていませんから。前線の選手がパスを受けられないし、パスの出し手も良いところに出していない。全体的にちぐはぐでした。

佐藤一樹 監督(FC東京U-18)
第1節での教訓を生かすことができました。練習はもちろん、ピッチ外のあいさつなど、全てがサッカーにつながっており、私生活の甘さはピッチにも表れると選手たちに話していました。ハーフタイムには選手間で活発な意見交換が行われ、私は特に口を挟む必要がありませんでした。4点を挙げることができましたが、それよりも無失点で抑えたことを評価したいと思います。今後のリーグ戦でも一つ一つ勝点を積み重ねられるよう、頑張ります。

佐藤亮 選手(FC東京U-18)
前節に結果を残せなかったことが悔しくて、この一週間、誰よりも真剣に練習に取り組んできたつもりです。この一戦では、どこでもいいからゴールを決めてやろうと思って試合に入り、その姿勢が3得点につながりました。流経大柏は強い気持ちを持ったチームです。自分たちが技術で勝っていても、気持ちで圧倒されたら、後手に回ってしまう。まずは気持ちで負けないことを意識しようと円陣を組んだときに話し、それが試合の入り方にも良い影響を与えたと思います。

大熊健太 選手(FC東京U-18)
今日は何が何でも勝ちたいと思ってゲームに入り、前半のうちに先制点を挙げ、後半はカウンターから加点できて良かったと思います。先制点のアシストの場面は練習通り。今シーズンはクロスの入り方など攻撃の練習を積んできて、自分もゴールを挙げることができてうれしいです。得点することが自分の仕事ですし、周りを生かすだけでなく、個人でゴールをこじ開けることにこだわっていきたい。練習からシュートで攻撃を終えることを意識したいと思います。

その他の試合結果

鹿島アントラーズユース 4-0(前半2-0、後半2-0) コンサドーレ札幌U-18
大宮アルディージャユース 1-1(前半1-1、後半0-0) 市立船橋高校
青森山田高校 2-0(前半1-0、後半1-0) JFAアカデミー福島
清水エスパルスユース 0-0(前半0-0、後半0-0) 柏レイソルU-18

鹿島アントラーズユース(茨城)は、コンサドーレ札幌(北海道)から4ゴールを奪って快勝。2試合連続完封で連勝スタートに華を添えています。青森山田高校(青森)も高橋壱晟の2ゴールでJFAアカデミー福島(静岡)を下して2連勝。第10節に2勝目を挙げるなど苦戦続きだった昨シーズンから一変、今年は順調に滑り出しています。本リーグ初勝利を狙った大宮アルディージャユース(埼玉)は市立船橋高校(千葉)と引き分けに終わり、勝点3獲得はならず。昨年度のEAST王者・柏レイソルU-18(千葉)と、同2位の清水エスパルスユース(静岡)による一戦もドローに終わりました。

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